●高木琢也監督（長崎）：
「遠方まで駆けつけてくださったサポーターに感謝したいと思います。あとは、今日のような結果を得て考えるのは、選手たちがよく頑張ったなと。その中で、東京Ｖの対策としてはそこまで大きな対策はしていなかったのですが、相手のシステムと我々のシステムとのギャップをつく、逆に言うと、そのギャップをつかれないというのをテーマに1週間準備をしました。前半からそういう部分はポジティブな流れで出ていたのですが、なかなか点が取れなくて、ともすればカンターを受けて失点をするようなゲーム展開であったのですが、０で折り返した中で後半、また新たに、例えば動きの確認をしながら最初の得点はCKだったのですが、そういった部分でまず突破口が開けたのは大きかったと思います。そこからは、相手も出てくるような状況の中で、対策だったり我々が目指すものであったりというのは、攻撃の中ではプレーしていましたし、より、守備から攻撃への入り、早さというところがいくつかの得点につながったということで、非常に満足しています。ただ、欲を言えば1点失点してしまったということに関しましては、しっかりと反省しなければいけないと思います。3月5試合が終わり、チームもだいぶフィットしている形があるので、これを続けて、またこれから頑張っていきたいと思います」

Q：4バックの東京Ｖに対し、サイドの攻撃が非常に効いていたと思うのですが？
「前線の選手が点を取れたということは非常に良かったと思います。良いプレーをしていても、点が取れないと、FWはなかなか気持ちよくプレーができないポジションなので、取って欲しい選手が取ってくれたことが、まずよかったということです。もう１点は、クロスに対して効果的かというと、実は前半があまりよくなかったので、後半、クロスのタイミングというのは、前半もあったのですが、一度、相手のゴール前にボールを運んでいった時に、そのあとこぼれ球を拾うのですが、またそこで細かく繋ぎすぎる傾向が前半はあったので、それを後半は、シンプルに「拾ったら入れる、拾ったら入れる」というのを繰り返すのも手ではないかという話はしました。ただ、そんなに効果的だったかというと、見直してみないとわからないと思います」

Q：CKが突破口とおっしゃっていましたが、まさにその通りかと思います。CKのパターンを相当準備されていると思いますが、あれは相手を考えてその1週間で準備するものなのか、それともあらかじめ相当パターンをもっているのか。どういう準備をしていらっしゃるのですか？
「企業秘密というか、あまり多くは語りませんが（笑）、昨シーズンからいくつかのいろいろな形をやっている中で、実をいうと今日の東京Ｖさんは、前節のFK、CKの守り方と違っていました。その中で、素早く後半対応できたのが、あのシーンだったかなと。後半、前半もですが、相手の守り方が違うということは、我々も選手もわかっていたので、そこでかけひきをしながらセットプレーをしたというのは事実だったと思います。ハーフタイムにも伝えていましたし、前半からもう伝えていました」

Q：昨年は、しっかりとした守りのイメージがありましたが、2年目の今年は攻めの部分もしっかりできるということを示したのでは？
「それは、今日の試合に関してはですが、5点をとったということでみなさんがそういう印象を受けてもらえるのは嬉しいですが、次の試合に堅守で勝ったら、「やっぱり堅守か」と言われると思うので、この試合だけで一概にはわからないと思います。そのへんのことに関しては、最後の試合が終わってから検証できればなと思っています。でも今日はアウェイながら積極的にいってくれたのでよかったと思います」

Q：今季初の連勝について。
「勝つことは、いろいろな意味で我々、もちろんどのチームにも大事なこと。その勝ち星をもっともっと挙げていけるように臨んでいきたいなと思います」

以上