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【J1:第5節 仙台 vs 甲府】グラハムアーノルド監督(仙台)記者会見コメント(14.03.29)

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●グラハムアーノルド監督(仙台):
「今日のゲームを総括すると、自分たちでしっかりゲームをコントロールできていた試合で、勝てた試合だったと思います。実際にこういう結果に終わってしまいましたが、早く選手たちのためにも勝利をもたらしたい。システムは強くできています。残念ながら運のところがまだ足りないこと、そこで良い判断を得られていない状況があるのが非常に残念です」

Q:失点場面につながるような判定が2つあったのですが、それはカギになったのでしょうか?
「このような状況で選手はそれなりのいらだちがあるでしょう。サッカーでは実際にそのような状況が起こりえます。実際にペナルティ(キック)の判断が甘かった。それで、ウイルソンもあのような状況になって非常にがっかりしています。先程、ビデオで確認したのですが、それがペナルティだった気がするので、2-0になっていればその時点で全ての全体像が変わる。そのあたりは辛いところがあります」

Q:4-4-2でスタートした理由と、それが機能したと感じますか?
「相手が今日は3バックで、守る時には5バックになるので、2トップで入りました。今日の柳沢は非常にいい役割、そしてファンタスティックな仕事をしてくれるので、彼が素晴らしいリーダーとしてチームを引っ張ってくれました。このような局面になると、ピッチ上のリーダーが必要です。それで、その面では柳沢や帰ってきた角田が非常に素晴らしい役割を果たしてくれると思います。シーズンが経つにつれ、もっとベターになると思いますが、まず無駄なミスをしっかり修正し、もっとベターになっていかないといけません」
Q:キャンプからやってきたショートパスの攻撃よりも、今日は早めに縦にボールを入れることで攻撃を作りました。試合前の指示は?
「やはり、相手の裏のスペースを使いたいということと、そこへボールを供給したいということをやってきました。相手はボールを失うと非常に深く守って自分のかたちに戻ります。そこでやはりボールを取ってから、相手のスペースを突くために早く前線にボールを出します。それが今日の狙いでした」

Q:相手によって戦術を変えるということですか?
「実際にあのように深く守るようなチームに対しては、深く中央を突く、サイドを突くような攻撃が難しくなります。ボールを取った時点で前にボールを贈ることが有効なことも、もちろんあります」

Q:監督は試合終了後にスタンドにご挨拶に行くようなかたちで、そこまでは行かなかったのはどのような意図でしょうか?また、3月は白星無く終わりました。今後の処遇いかんでは、監督の進退問題にも関わってくると思いますが、 ご自身の立場についての現状認識は?
「まず、4月は楽しみにしています。しかし、3月に3回ホームゲームをして、すべて、勝てた試合ではあったと思います。自分たちのチャンスを生かせなかったこと、あるいは機会が訪れたのにそれを活用できなかった場面があったのが現実です。
しかし、そのつらい中でも、この仙台のサポーターは温かく声援を送ってくれました。その熱い心に、ここで感謝の意を述べさせていただきたいと思います」

Q:前半は非常に攻守とも良いかたちでしたが、後半に柳沢選手が下がってからやや活動量が落ちてしまって、結果的に終盤に失点をしてしまいました。90分の試合運びにつきまして、どのように改善していきたいと思いますか?
「柳沢が入ったことでいい流れができたのですが、後半の同点シーンはセットプレーからの守備ですので、自分たちの基礎から失ったわけではないと自分たちは分析しています。あのような結果に終わってしまったのは非常に残念ですが、これからももっとベターにしていきますし、もっとなっていく確信があります。
ご存知の通り、ずっと言い続けていますが、このクラブに大きな変化が訪れています。6年間、日本人の監督がここで指揮をされて、退任されてから、私が入りました。外国人監督に慣れていない選手もいますので、正直、時間がかかるのではないかとも思います。もちろん、これから時が経つにつれて、もっとベターになっていきます」

以上
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