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【J1:第5節 横浜FM vs 鹿島】トニーニョセレーゾ監督(鹿島)記者会見コメント(14.03.29)

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●トニーニョセレーゾ監督(鹿島):
「今日は、ちょっとまだ興奮しています。相手チームがいるにもかかわらず、喜びすぎてしまい、失礼しました。
今日は逆転勝ちなので大喜びしていますから、何を聞いても大丈夫ですよ(笑)。
F・マリノスさんとの試合は、ダービーに値すると考えています。彼らが持っている個人の能力も高いものですし、また昨年度の成績、パフォーマンスを見れば、タフな、厳しいゲーム、そして見ごたえのあるダービーのような試合になると思っていました。
F・マリノスには、試合の中でいろいろなポジションをこなせる選手が何人もいます、そしてセットプレーの質や精度も非常に高い。
立ち上がりの15分、20分の中で、我々が慌てずに3本4本のパス交換から相手のゴール前まで持ち込むこと、あるいは相手にとって危険な状況をつくり出すことができていました。
そこから、どういう理由か分からないのですが、自陣深くにライン、チーム全体が下がってしまいました。そこからディフェンスがクリアしたボールのセカンドボールが拾えなくなってしまい、徐々に相手のリズムになってしまいました。つまり、そういう状況を自分たちからつくりだしてしまったようです。
この試合をするにあたり、相手には中村という素晴らしいプレースキッカーがいるので、我々はセットプレーの守備のシーンを、かなり多くの時間を割いてやってきました。それにもかかわらず、中村選手のセットプレーから失点してしまったのは、サッカーの難しさというものかもしれません。

ハーフタイムで、自分たちの能力を積極的に出す姿勢が見られないと言いました。選手たちには、走る・運動量という部分については問題ない。ただボールを持った時に思い切ってやる、積極的にやるということだけはしっかりやってほしいと要求しました。すると後半、チーム全体の姿勢が変わりました。
最初の交代は、遠藤がカードを1枚もらっていたことと、相手の左サイドバックがかなり攻撃的に出て来たので、そこを抑えると同時に、彼の背後のスペースを使うという狙いでした。
また逆サイドにカイオを入れました。彼は非常に良い入り方をしたと思う。相手の13番(小林)にカードが出ていたので、そこを何らかの形で突きたかったし、守から攻に移った時にスピードを生かす狙いもありました。
チーム全体として、ビハインドの状況から同点に追いついて、逆転をすることができたということは、率直に言って嬉しいし、選手たちを称えたいと思う」

Q:今のアントラーズにおいて、リーダーシップを取れる選手は誰でしょうか?小笠原選手は、どうでしょうか?
「彼は、もともと、そういうリーダーシップは持っている選手です。ただ一つ問題があるとすれば、若い選手に対してはしっかりと叱咤激励はするのだが、同期やベテランに対しては遠慮しているように映る。ピッチの中に入ったら若いからベテランに言ってはいけないというのは、存在してはならない。全員がアントラーズを代表してピッチに立つ以上、クラブが掲げる目的・目標があり、チームも各試合で目的と成功があり、それを達成するために、任務を果たすために、全員が走って戦い、やらなくてはならないプレーをしなくてはならない。選手が若いかベテランかの線引きをしてはいけない」

以上
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