●秋葉忠宏監督(群馬):
「群馬から500人以上のサポーターが来てくれている中で、こういう、僕が最も嫌いな球際、競り合いなどで後手を踏んでいた。ボールを扱う以前の問題があった。ファイトする所で負けてしまってはゲームにならない。栃木さんの方が明らかに球際で気持ちが入っていたし、倒れていたのはうちの選手だった。そこに尽きると思う。その中で段々と冷静さを欠き、セルフコントロールが効かなくなった。ひとつの失点でバタバタしてしまう。その中で無駄なファールが増えた。ここまで今季の課題に挙げていたセットプレーで、また二つ失点してしまった。うちの悪い所が全て出てしまったなと。短い12、3分の中で失点してしまう。今のフットボールでは1失点は仕方ないところもあるが、そこで2つ、3つと取られてしまうと厳しくなる。アタッカー陣も後半のスタートから20分、25分で決め切るべきだったし、中にフリーでいるのに冷静にクロスを上げられなかった。ラストパスの精度、慌てずにシュートするところなど、仕留め切れなかったことで、栃木さんに流れなり、ゲームを持っていかれてしまったと素直に思っている。
まだまだ我々はトレーニングして、もっともっと本物の力、前節のようなゲームが出来ないと、本物の力がついたとは言えない。昇格も難しくなる。しっかりともっともっと安定して、常に高いレベルのゲーム内容が出来るようにする。そのためには、ハードワークする、球際のところで競り負けないのは大前提になる。もう一度、ボールを扱うところの修正を、今週よりも来週は1週間が一日長いので、そしてホームで幸いにも戦えるので、チーム一丸となっていいトレーニングをして、富山さんを迎え撃つ準備をしたい」
Q:1失点後の選手交代を2人同時にした意図は?
「単純に左サイドバックの裏が空いていたし、だいぶ2センターバックが相手の機動力に対してルーズなところがあった。機動力のある宮崎が裏に抜けること、ドリブルで剥がすことができる選手を入れた。坂井を入れたのはゲームを作り、ラストパスの精度が黄 誠秀(ファン ソンス)よりも高いので、ラストパスを通りしたり、裏を狙ったり、もしくは個で打開する狙いがあって、宮崎と坂井を入れた」
Q:1失点目で緊張感が切れてしまったのか。
「失点に関しては4バックにしていたけど、3バックから4バックにしたこと、ウイングバックとサイドバックの違いを夛田が理解していなかったかなと。4バックでやっている以上は、あのセンターバックの裏はカバーしないといけない。ただ、ここ3試合は3バックをやっていたのでその癖なのか、あそこにもう一枚カバーリングがいるイメージだったのか…あれだけボールが流れているにもかかわらず、相手に体を入れられてしまうのはリスク管理の問題、カバーリングで締めることが足りなかった。そこからは明らかに自分達で我を失ったのが、強く印象に残った。夛田の警告に現れているように、異議で警告をもらう。その後にボールを受けて、ミスをしてファウルする。それに対して誰もカバーできずに、ファウルがそのまま失点に繋がる悪循環に陥った。一番、幼稚で、やってはいけないことをしてしまった。そこは僕も含めて選手をコントロールする、ダービーの中での精神状態でもしっかりやらせるようにしないといけない。今年は昇格を狙っている年だから、おそらくこういう緊張感のあるゲームが、リーグ終盤になると増えると思う。個人としてもチームとしても、もっと冷静に、精神的にずる賢く、したたかにやれることが足りていないと思う」
Q:ダービーで3−0で負けたことによる精神的な影響は?
「球際など修正しやすい部分なので(それほど影響はない)。ボールを扱うところは素晴らしいところを見せてくれたし、あとは点を取れるかどうかだった。しっかりボールを握れる時間帯も作れていた。ただ、それよりもまずはボールを使わない、自分の体や意志のみで修正できる球際、競り方、セルフコントロールは、自分達の思い一つで修正できる部分。あと1週間でもう一度、冷静にやることと、球際でファイトすることを植え付け、その上でテクニックであることを強調したい。その順番を間違えないようにしないといけない。あと、これを引きずるかどうかは僕達次第になる。我々には昇格という強い目標がある。ここで引きずり、連敗しては昇格できない。選手にはリバウンドメンタリティを期待しているし、ここから這い上がれるか、いい薬とするかは僕達次第になる。1週間いい準備をしてホームでの期待に応えたい」
以上
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