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【ヤマザキナビスコカップ 柏 vs 浦和】試合終了後の各選手コメント(14.03.19)

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●渡部博文選手(柏)
「ゴールは狙っていました。今年初めて(の出場)でしたし、相手も去年の決勝で負けているというのもあって、浦和が攻撃的になるのは予想していました。その中でセットプレーが鍵になると思っていました」

Q:3バックに関しては。
「去年の途中からやり続けているので、攻撃と守備のメリハリというのが、今年初めてでしたけど、去年のフォーメーションが生かせていたので、やりやすさはありました。この前は4−4−2で少し距離が開いていたというのもあって、3バックにして前の距離と中盤の距離が縮まったと思うし、攻撃と守備のメリハリが見ても分かるようにはっきりしていました。3バックの形は少しずつですけど見えてきました」

Q:去年のようにボランチが最終ラインに落ちて4人で回すこともありましたが、そこは話し合いながらやっていたのですか。
「もともとあのスタイルも攻撃の1つなので、そうじゃない時は(サイドに)僕が開いたり、臨機応変にその状況によって組み立て方を変えることも大事な攻撃の1つだと思います。去年のベースがあるおかげで、今日の3バックもそつなくこなせました。僕が出た時には守備面だったり、間合いというのを出していきたいと思います」

●工藤壮人選手(柏)
「勝ち方的には先に失点して、いつも良くない雰囲気になるところを、なんとかひっくり返したというところはチームとして評価したいですし、今日の勝ちは大きい。今日の勝ちをカップ戦、リーグ戦に関係なく、次の相手は徳島、うちもリーグに関しては勝てていないので、そこでどうなるか。うちがこれからどう登っていくのか、また足踏みするのかというところが大事になるので、とにかく今日の勝ちを前向きに進んでいけるように、良い準備をしていきたい」

Q:攻撃陣に動きが出て、ボールも出るようになってきました。
「準備期間が短い時間だったので、動きの確認をする時間が少なかったんですけど、要所要所で良いところも出て、こちらの時間帯もあり、見応えのあるゲームだったと思うし、個人的にゴール前に入ってくところやシュートチャンスは、このシステムになった時点で少ないなと、守備に追われる時間が長いと覚悟して試合に出ています。個人的にはゴールを取りたいですけど、ここは我慢して、その欲を出し過ぎるとチームに迷惑を掛けてしまう部分もあるので、守備に追われる時は守備を頑張るのが僕自身のストロングポイントだと思っています。そこは遂行できたと思うので、これを継続していきたいですし、3バックの戦い方は、これでまた自信を付けました」

Q:攻撃の3枚は試合をやりながら合わせていったイメージですか。
「そうですね。キャンプからずっとやってきた部分ではありますけど、試合をやりながら思い出してやっていきました。レアンドロも(田中)順也君も、もう少し流動的に動ければチャンスを作れたと思うので、そこは反省しながら、僕自身も(高山)薫君や(鈴木)大輔とのコミュニケーションを試合を重ねるごとに深めていきたい」

●大谷秀和選手(柏)
「システムを浦和に合わせた形になりましたけど、全員が攻撃になった瞬間に、工藤にしても(田中)順也にしても守備のところはよく出ていってくれていました。ディフェンスの時にもう少し引く時間があってもよかったのかなと思いますけど、浦和の試合を見ると、結構引いて守ってスペースを消して、相手のミスを誘うという動きが多かったですけど、自分たちもそれをイメージしながら、監督が言うように前で奪うというところは、ゲームの中でやられた場面はありましたし、奪えた場面もあったので、そこはできたのかなと思います。引いて守ってスペースを消す場面とのメリハリがもう少し付けられればもっと良い内容になると思います」

Q:攻撃の部分での役割が多くて苦労も多いけど、楽しい部分も多いように見えます。
「ビルドアップの時は左に開きながらというのは変わらないので、(ハン)グギョンも練習ではあのポジションをやっていましたけど、実際のゲームでやるのは初めて。もっと理想としてはグギョンを使いながら、グギョンに前を向かして、今日なら(柏木)陽介じゃないですけど、タイプが違いますけどグギョンから配球させるというのが理想です。そこはこなしていくことでもっと良くなると思います。今日でいえば、(橋本)和と(田中)順也でよく話していましたし、ナベ(渡部)を含めてどういう動きをするというのを細かく言っていたので、クロスまでいくシーンは多かったと思います。あとは最後の質を上げたり、ミスになった場面の質を上げていけばもっとスムーズになると思いますが、相手に力がありコンビネーションのところも2人目、3人目とスムーズにやってくる中で、ディフェンスの選手たちは難しさがあったと思いますが、ああいうレベルの相手なのでやられることがあるのは仕方ないけど、その回数を減らす努力する。良い場面に目を向けながらやっていくことができればいいのかなと。後ろの選手は我慢しながら待ってくれていたので、結果的にセットプレーの2点でしたけど、それ以外の場面でもチャンスは作れていたので、前向きに週末のゲームにつながると思います」

●近藤直也選手(柏)
「システムが違うから、単純にこの前の試合と比較することはできないけど、今日は試合前に監督がギャップを作ったり、前線の動きには強く言って要求していたので、いつもよりは(前線に)動きが出てきたという気がします」

Q:1カ月ぶりの3バックはどうでしたか。
「マークがはっきりする分、どこまでも付いていかないといけないというのはあるけど、それはそれぞれの責任で、うまく今日は付くことができたんじゃないかな。ただ、ギャップを作られた時に、フリックを狙っているから、原口や梅崎に入った時に(李)忠成が降りてきてという形があるから、そこの食い付き具合というか、そこで取れるのならいいけど、取れないのに行って入れ替わる場面が何回かあったから、そこは少し改善が必要だと思います」

Q:カップ戦とはいえ今シーズン初勝利です。
「勝つことが大事なので、精神的な部分もみんな落ち着くだろうし、この1勝はかなりでかいと思います」


●李忠成選手(浦和)
「自分らしいプレーをしようと思って、日立台だからすごく懐かしいピッチだったので。自分のゴールで勝利できたらと思っていました。負けたくなかったです。先制したし、本当に悔しいです」

Q:良い形も作れていました。
「前半、2、3個自分のところから良い形でできたんですけど……。でも90分できて体も仕上がってきているんで、次につなげられればなと思います。自分が(スペースに)出ることで2シャドーが生きたり、2シャドーが出ることで自分が生きたりというのが自分の形。代表でもそうでしたし、もっとできると思います。やっぱりゲームをしなければ分からないこともありますし、それが結果になったので自分で何もないところからゴールをするというのがFWなので、そういう力を見せたかったです」

以上
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