●柱谷幸一監督(北九州):
「開幕から2試合勝ててなかった中でこうやって勝ってサポーターのみなさんに喜んでもらえて本当に良かったなと思います。開幕戦も2試合目も内容的には悪くなくて、ゲームの進め方も十分勝点が取れる試合をやることができていたので、今日のゲームに入る時もしっかり自信を持って入っていこうと選手たちを送り出しました。ゲームの展開でいくと我慢比べというか、向こうにもチャンスがありましたし我々にもチャンスがある中でお互いが決めきれない時間がずっと後半も続いていたのかなと思います。そういう中でなんとか勝点3を取りたかったので攻撃側のほうにカードを切っていってその結果、大島と原一樹で点を取ってくれたのが本当に良かったなと思います。次またゲームが続いてくるのでしっかりいい準備をして次も勝点取れるようにやっていきたいなと思います」
Q:チームのJ2昇格後、リーグ通算50勝目だがその点については?
「クラブの歴史はすごく大事なこと。Jリーグに入ってから積み上げてきた人たちがいるからこそ50勝があると思いますし、その前の地域リーグの頃からクラブを立ち上げて育ててきた人たちに感謝しながらプレーしないといけないと思っています。またこれから自分たちが次の100勝、200勝、300勝と一つ一つ積み上げていけるようにみんなでやっていきたいなと思います」
Q:原一樹選手のゴールについての評価は?
「お互い勝点3を取りたい状況で、割と中盤が広がっていた。ディフェンス同士の間も広がっていたので、どこかでチャンスが来るんじゃないかなと思っていました。それ以外にも一樹が1本あったりとか、イケ(池元)も惜しいシーンがありましたし、(渡)大生も斜め後ろに入ってきてチャンスが作れていたので、ただああいうところにボールが入ってきてそれを決めきれるのは原一樹の決定力の素晴らしいものがあるんじゃないかなと思います。点を取った原だけでなくて、そこの時間までゼロの時間をみんなで作っていて、ボールを運んで、最終的には一樹が決めたゴール。みんなの力であのゴールが生まれたんじゃないかなと思います。それとゼロで相手を抑えて勝てたというのはチームの大きな自信になると思います。我々は守備をベースにやっていかなければいけないので、次のゲームもゼロになるように繋げていかないといけないと思います」
Q:原一樹選手をベンチスタートとした狙いは?
「池元と渡というのは昨年の終盤、かなりいいコンビネーションで得点を重ねて勝ちゲームを作ってきたので、この二人はどんな状況で出してもコンビネーションは心配ないと思っていました。今年は新加入で原一樹が入ってきましたので、この3人は回しながら誰と誰が組んでもいい状況にしてきたので、スタートはイケと大生でしたが途中から出ても結果を出してくれると思っていましたので、しっかりゲームを作って勝負所で出そうと、それがうまくはまってくれたのかなと思います。大島もケガで今週合流したばかりだったのですが、10分15分だったらやれるんじゃないかということで、大島もいい仕事をしてくれましたし、この4人は状況やコンディションを見ながら回していきたいなと思っています」
Q:兄弟対決については?
「まわりにいろいろと言われるので自分はそんなに意識していなかったですが、勝ててないねと言われていたのでどこかで勝ちたいなと思っていました。最初はここ(本城)で完敗に近いかたちで敗れて、2回目は水戸でうちが先に2点を取って追いつかれて悔しい思いがあったんですが、負け、引き分けできていたので、今日は勝てて良かったなと思います。これでイーブンになったので、次は水戸で勝ちたいなと思います。ただこうやって兄弟でJリーグの舞台で監督として采配を振るえるのは、勝ち負けは別としても嬉しいことだなと思っています」
Q:今年は兄弟で連絡を取り合ったのか?
「去年行こうとしたら『何で来んの?』という感じだったので、で、今年もまた電話したら嫌がらせになるかなと思って、それで今年はちょっとやめておこうかなと思って事前の連絡はしませんでしたし、終わってからもまだ話はしてないですね。普通の監督同士という感じですね」
Q:水戸の印象は変わってきたか?
「非常に力強くなっている。一人一人が1対1も強いですし局面でのボールの取り合いはほとんど負けていた。体のぶつかり合いのところでは強いなと昨年以上に感じましたし、攻撃でも展開力とかボールを運ぶ力は昨年以上に良くなっている。強くなっているんじゃないのかなと。なおかつ選手が抜かれてもそこにいい選手が入ってきたり、また若い選手たちもJ2の中で遜色なくプレーさせているのはしっかりトレーニングされているのだなというのを感じることができました」
Q:そういう強くなってきた相手に勝てた要因は?
「本当に紙一重ですね。最後のところ足を出して守りきるか。最後のところ、そんなに意図的じゃないですがいいところに転がってきてそれを確実に流し込めた。その差ですね。J1を見ていても感じますし、J2の対戦を見ても、我々も前節そうでした。ちょっとの差で勝ち負けが決まる。だから、ある意味、それほど大きな差はJ2の中ではないんじゃないかなと。どことやっても勝てる可能性もあるし、負ける可能性もある。ほんの少しの差で勝ち負けが決まるんだなと思っています」
Q:サイドバックも入れ替えたがどういう狙いがあって、どのような修正の指示を加えたのか?
「修正は常にやっています。開幕戦でできなかったことはビデオを見せてトレーニングをして改善して第2戦に入っていますし、第2戦もビデオで見てできなかったところを改善して入ってきています。2連敗してきたこともあったので、少し攻撃的に行きたいというところで、宮本はもともとセンターバックでサイドバックもやれていたが、田中優毅を入れたのはもう少し攻撃的に行きたいと。彼の前への推進力を活かしたいというところで田中優毅を入れることになりました。常に安定した戦いをするためにはメンバーが安定することも一つだが、チーム内の競争を活発にさせないとチームは活性化していかないので、トレーニングの中でいい選手であったり、相手の状況であったりした中でメンバーを替えながら戦っていくことがチームの力を上げていくことだと思います。決して前節出ていて、今節出ていない選手がすごく悪いわけではない。空気を入れてかき混ぜて中が新鮮になるようなことを少しずつ考えながらやっていきたいなと思います」
Q:田中優毅選手の評価は?
「前半立ち上がりちょっと堅かったのかなというのがありましたが、前半の中盤あたりから外からも指示を入れて、ポジションが高かったら少し落とせとか、もうちょっとサイドで受けろとか働きかけをして、段々落ち着いてプレーができるようになって、いい攻撃参加もできていたのではないかなと思います。ただクロスボールの質がまだあまり良くないのでそこはもう少し改善しなければいけないと思いますが、彼も去年1年いろんな経験をして苦しい経験をした中で、こうやって2年目を迎え、これだけのプレーができたのは彼自身も次に繋がっていくと思うしチームとしても良いゲームになったのではないかなと思います」
以上
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