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【J2:第3節 松本 vs 長崎】反町康治監督(松本)記者会見コメント(14.03.16)

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●反町康治監督(松本):
「ホーム開幕戦ということで多くのお客さんに入っていただき感謝しております。ゲームの方ですが前半はかなり向こうに主導権を握られたゲームだったかなと思います。それをゼロに抑えたのは良かったかなと思うんですけど。ハーフタイムに言いましたが、ボール保持者にプレスに行かずにほとんど見てしまっているという、我々らしくない45分だったと思います。後半はアンカー一人を置いて、後ろが少し重くならないように中盤でプレスをという狙いを持ってやって、前半に比べれば回復できたかなと思っています。特に後半の最後15〜20分くらいは隼磨のクロスから中を崩すことが出来ていたので、そこを攻めきりたかったというか点に繋げたかったのはありますが、前半の出来から考えれば引き分けは妥当なのかなという感じは正直しましたね。次は土曜日ゲームということで少し準備期間は短いですが、勝点3取って帰って来られるように準備していきたいと感じています」

Q:前半に主導権を握られた要因は?
「少しインフォメーション過多になったのかなと。バイタルに簡単に入らせてしまって、また向こうのコンビネーションプレーもインフォメーションしたんですけど、それも見てしまった。二つの作用が働いて危険な状態でしたね。ミドルを打つチャンスもあったし、ボールを運ぶチャンスもあった。二つもボランチからあるというのはあってはならないことで、足が動かなくなっちゃったのか緊張しちゃったのかアグレッシブさがなかったですよね。それは大きな問題でした。逆に言うとダブルボランチではないのでそこそこ危険はありますけどバイタルに入れる前の段階で防がないといけないということで、前半は我慢出来たので後半はそう(アンカー配置)やったら良くなったと。ちょっと受け身に回ってしまったのはありましたね。うちらしくないディフェンスだったと思いますよ。普通はああいう時は失点するんですけどね」

Q:昨季もホームで勝てなかったが、今季もやはりアウェイとは違った?
「あんまり関係ないとは思います。これだけの大声援で発奮しない選手はいないわけであって、良くも悪くもこれでホームの雰囲気や芝や臨場感は味わえたと思うので、今日はサビアと隼磨くらいですがこれから馴染んでいくんじゃないでしょうか。一歩ずつ上昇していけるようにやるしかないでしょうね」

Q:玉林睦実選手の起用意図について。
「まずサイドのオフとオンの1対1の攻防なので、今日はそこをクローズアップして考えた。もう一つは今日の後半最後の前の3人の配置と身長を見れば分かるように180センチの選手が3人いる。少しセットプレーの高さが足りないということで、必然的に少しいじくって向こうのストロングなところと、玉林も調子は悪くないので……まあ試合を見たら調子悪かったですけど(笑)送り込みました。今日のゲームはパスが10本以上通らないという話はしていましたし、実際そういうゲームでしたよね。また風も吹いていたので、そういうなかではある意味フィジカル勝負なので止むを得ない選択だったと思います。彼自身は90分間出るのは久々だったですが、手応えは感じていると思います」

Q:引き分けは妥当ということですが、長崎が強かったのでしょうか。
「長崎の一人一人の選手を見ても、我々より少し上ですよね。ほとんどJ1に所属していた選手が来ていますから。判断や視野の広さは残念ながら我々よりも少し上なので、こういう展開はある程度考えられたかなと思います。だからこそ我々はプレッシャーに行って、中盤で早くボールを奪わないといけない。少し翻弄されて見てしまったのは悔しいですけど、やっていくうちに個々の能力の高さを逆転するのが私の仕事なのでこれから頑張っていきたいと思います」

Q:交代カードについては。
「大きい選手がいれば入れている可能性はありました。試合展開も0−0ですから、向こうはどんどん大きい選手を入れるのはプラン通り。サブに大きな選手がいない以上、そこを変えたら向こうのプラン通りになるわけですがら意地でもやらないですよ。点が入ればどこか目をつぶって崩してでもやらないといけませんが、0−0の状態で風と向こうの高さを考え算盤を弾いた場合には止むを得ないですね。怪我人や足が止まった選手もいません。喜山が最後にカードを貰いましたが、早い時間に貰っているわけではないですからね。カードが早く出たら選手交代も考えなければいけませんが、今日はそうでもなかったですから代える必要はなかったですね」

Q:14000人を超える多くのサポーターが集まったが?
「最初に二つアウェイで勝ったことで士気が高まったことはあると思います。それに応える仕事をするのが我々の任務ですから。ミーティングでも話をしましたが、ベストを尽くしたと思います。ベストを尽くしても全部勝てるわけではないからサッカーは面白いわけで、皆さんのこのテンションについていけるように頑張りたいと思います」

Q:4バックという選択もあったと思うが?
「4枚にするとサイドでどうしても時間を作られ、そこから早い段階でクロスを上げてくるのが長崎。1試合で20本を超えるクロスを上げてきますから、そうすると4枚で対峙した場合、逆サイドでどうしても全部遅れて遅れてとなる。長崎の得点シーンを見ても4バックの相手にはそういう形で点を取っているので、今日のゲームに関しては出来なかったですね。あえて少し劣るかも知れないけど、わざと1対1のシーンを作り出してそちらで勝負した方が選手にとっても分かりやすいということですね」

Q:現時点で手応えは?
「昨季に比べれば、意識の向上含めて選手も成長しているかなと思います。ただリーグを見渡すと他の相手もレベルアップしているわけで、ゲームをやらないと分からない部分がありますが、色んな意味で整理できていると思いますね。チームのまとまりやコンセプトは揺るぎないものが出来てきているので、あとは枝の部分で細かい調整をしていければ、さらに手応えも感じられるんじゃないでしょうか」

以上
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