●大熊清監督(大宮):
「狙いをきちっと出来た部分もあれば、まだまだチームとしての力不足も感じた試合でした。ただ、諦めずにというところと、交代の選手が今までよりも具体的な仕事をしてくれたというのが非常に今後につながるかなと思いますし、それが狙いでもありましたし、逆にそれを結果として出してくれたというのは、非常に今後戦っていく上で生きることなのかなと。ただ、それを切らなくても11人でもう少し安定した戦いを、リードした時に狙いを持って同じ11人で後半、追加点を取れるような力をつけていくことは、更にチーム力を上げるためには必要なのかなと思います」
Q:チョ・ヨンチョル選手について、攻撃に関する働きかけをしたんでしょうか。
「彼も付き合って何ヶ月かなんですが、非常に真面目な子で、いろんなサジェスチョンをした時にそっちに頭が行っちゃうので、とりあえず思い切りやれというように最近していて、あまり言わないようにしましたね。例えばコンビネーションをもう少し中に入ってやれとか、色々いうことによって彼が迷いが生じちゃうような場面がちょっと見受けられたので、逆に行けるんだったらすべて自分のやりたいことをやる、というのがここ最近のコミュニケーションでした。それが慣れない左足で入れたのかはわからないですが、思い切りが良かったかなと思いますが、今後逆に高いレベルでは、今日は間延びした中でのプレーだったので、間延びしない中でああいうチャンスを自ら作れるとかコンビネーションができるということが、チームとか彼のレベルアップには必要です。その辺をどういうふうにアプローチしていくのかということと、彼の意識が変わっていくのかというところはあると思います」
Q:今季初勝利でしたが、それについては。
「嬉しいですが、みんなが頑張ってくれたので。でもこの記者会見が終わったら勝ったことは忘れて、次をしっかり考えたいと思います。甘いリーグではないので、次という気持ちで、すごい嬉しいということはありません。ちょっと嬉しいくらいです」
Q:3失点について、間を突かれてのものでしたが。
「そこはゾーンとか受け渡しとか、ロジックに走るとどうにもならなくて、彼ら自身が、春先からやってきたんですが、ボールを奪う力がないと、ゾーンでもマンマークでも受け渡しでも関係ないので、そこはまたロジックとかフォーメーションとかに逃げないように、しっかりと鍛えていくというのが更に必要なのかなと思います。ややもすれば戦術論とか、人のせいにしたい人が居るかもしれませんが、そこはきっちり見ていきたいと思います」
Q:家長選手のことを聞きたかったのですが、大熊さんはロジックよりも意思が大事だと言われましたが、それは昔からそうだったのでしょうか?選手の意思を尊重して、ボールは自分たちから取り返せ、というのが大熊監督の口から聞かれるとは初めてだと思うんですが。
「逆にどういう認識だったのでしょうか?」
Q:大熊監督は基本的にとてもロジックな人で…。
「あ、だからそこは分けて、ロジックに逃げないようで、例えば今日もボールサイドのアプローチが遅いとか、それは非常にあると思うんですが、逆にJ1で彼らがもっと上がるには、もっと個人をという、両天秤でいかないと難しいかなとずっと思っていて。今大宮というのは逆にそこが足りないのに、足りないというか、両方上げないといけないというところがあると。和田を入れてたのも、引いているけどボールを奪えなくて、良いボールの奪い方が出来なくて、ヨンチョルも、というところもあるし、それを相手のせいとかグループのせいとかチームのせいにするのはまた違うのかなと思うので。そこをしっかりとグループ戦術だったりもしっかりしないといけないと思います」
Q:その流れで家長選手の話をしたいんですが、家長選手はロジックも意思も欠けていると思うんですが、それをどうすればいいんでしょうか。あんな天才を、大熊監督がイメージチェンジさせてくれるんじゃないかと期待しているんですが。
「まだまだだと思います。オフ・ザ・ボールの走りとか、後半の運動量とか、ただ球際とかも昔よりはイケてるところはありますし、その辺がチームに訴求するというか、周りに影響力があるからこそやらなければならない人材だと思うので、そこは足りないと思います。今は自分の事で手一杯だと思うので、逆に(中村)憲剛のように攻守にチームに影響力を与えるというまでは正直いってないと思いますので、そういう存在になってもらいたいと思います」
Q:なれると思いますか?
「それは信じてますし、鍛えなければならないと思います。彼自身の、一番は意識の問題だと思います」
Q:前半からボランチのところで金澤選手が攻撃に絡んでいて、2点目もアシストしていますが、後半、それが減った理由というのはどうお考えでしょうか?
「個人の力じゃないですかね。そこは逆にそれをやらないで行くだけだったら、たぶん90分もったと思うし、逆に今日の試合を1分でも長くというサッカーをやっていかないと、なかなかボランチとしての実力は付かないと思うので。逆に出しきっての交代なので、そこは前向きに捉えたいと思います。1戦目のようにボールも触らないで、両ボランチがボールを触らないということではJ1では勝っていけないから、勇気がついてきた結果が体力の消耗に繋がってるというふうに認識しています」
以上
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