●城福浩監督(甲府):
「今週も雪でやりたい練習がほとんど出来ず、一昨日、こちらの味スタまで来て人工芝で練習をして甲府に戻って、また昨日こちらまで移動してきた。雪で大変だったプレシーズンの2週間がもう1週間続いたようでした。開幕戦のショックを引きずるというよりも、試合が出来る状態にチームを持って行くことに集中できたことはある意味では良かったのかなと。昨日、ジウシーニョ選手の負傷によって、急遽メンバーを変えざるを得ない状況で我々がやるべきことは選手がやってくれたと思います。多くのサポーターが山梨から来てくれて、彼らとともに戦って勝点1が取れたことは良かったと思います。ただ、今日のようにやるべきことはやった時に勝点3を取れるチームにならないと、去年のように残留争いに巻き込まれる可能性がある。決定力が不足している分を、決定機を多く作って凌いでいって勝点3を取れるチームになっていきたいと思います」
Q:ジウシーニョ選手の負傷で盛田選手を1トップに置いた理由と、2列目で起用して得点を挙げたクリスティアーノ選手の手応えは?
「盛田は甲府に来る以前からDFとしてプレーしていた。彼の収める力、アイディアは元々FWの選手ということもあると思っていた。我々の選手層の薄さも手伝い、DFとFWの両方でプレーできるように準備をしていた。彼が1トップでプレーした時に、どうなるかはプレシーズンから何試合もやってきていたので分かっていました。クリスティアーノのシャドーがどんな機能を果たすかは賭けでもありました。ずっと1トップでやってきたので。そういう意味では守備の破たんもほとんどなかった。不運な失点はありましたが、シュートの手前でシャットアウトできていた。攻撃もアタッキングサードまでいけた時間帯も前半の20分過ぎからあった。我々の最大値とは言えないかもしれないが、今の我々の 各々の個性とチームがやりたいことを出そうとしてくれた。クリスティアーノの2列目の良さと、盛田の懐の深さを生かしたチーム全体の幅をつかった攻撃の意図は多少出せたと思っている」
Q:盛田選手が90分フル出場する想定はしていたのか?
「いろんなシチュエーションの想定はしていました。もちろん攻撃と守備の両方の機能を見ながら、彼を代える理由は今日はなかったということです。彼は今シーズン、体力的にも良いコンディションを保っていてくれた。彼が動きすぎないことで周囲のコンビネーションを築いていくという意味でも攻守でよくやってくれた。彼の交代はシミュレーションの中のひとつにあったが、代える必要はなかったと思います」
Q:交代出場した水野選手が機能したように思いますが?
「彼は去年から甲府に加入したが、なかなか自分の力をチームのために出すということに苦しんできた。今シーズンは相当思うところがある中で、プレシーズンからトレーニングに打ち込んできた。彼には、常にボールの出し手としてでなく、受け手になってほしいと伝えてきた。そのバランスが取れてきたように思います。受け手としての水野晃樹と、出し手としての水野晃樹が整理できれば、Jリーグでやれる力を持っている。もう一度、このステージで花を咲かせてほしい選手の一人です」
Q:次節はようやく山梨でホームゲームができると思いますが?
「一番安心しているのは、山梨のグランドでトレーニングができるということです。あの雪かき、移動、ほかの地で練習をしてまたその日に帰るということを3週間続けてきた。それをどうやら来週はやらなくて済む。それは非常に大きい。地に足を着けてしっかりと準備をして、山梨で大雪に苦しんだ人たちに元気を与えられるようなゲームをしたいと思います」
以上
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