●秋葉忠宏監督（群馬）：
「まずは、遠く長崎まで駆けつけてくれたサポーターには本当に感謝しています。残念の一言ですね。選手はよく90分間、特にフィジカルの面ではファイトしてくれましたし、最後まで走るということに関しては色々雪の影響などあった中でも、厳しい練習に耐えてきて、もう一度ぐっとコンディションを上げてきてくれました。すごく感謝しています。一番大事なことは、今日のゲームを引きずらないこと。確かに全試合勝ちたいですけれども、プロでやっている以上負けるゲームがあります。ただ1/42が終わっただけで、連敗しないこと。我々は次をホームで戦うことが出来ますから、ホームに帰って連敗しないこと。もう一度、上を向いてしっかりとした成長を見せられるかどうか。残念ながら今日は警戒していたセットプレーでやられてしまいましたけど、次のホームでは決してそういうことがないように、必ずゴールを見せて、ホームのサポーターを喜ばせるということだけに、気持ちを切り替えて集中していきたいと思います」

Ｑ：攻撃の部分で質問をさせてください。選手たちはイメージの部分ではお互いに共有していると感じたんですが、なかなかそれが形に出来なかったシーンが多かったかなと感じました。シュートシーンもあまり多くなかったという印象がありますが、その辺について教えて下さい
「まずはゲームに入るのに正直30分、開幕という空気があったのかもしれませんし、11分過ぎに失点してしまったということもあったのかもしれませんけども、やっぱりゲームが落ち着くというか、自分たちのリズムになるまで30分使ってしまったということ、それプラス去年からの課題でもありますが、スリッピーなグラウンドの中で判断の仕方は問題なかったと思いますが、技術の方が伴ってこなかった。そのボールが通れば面白いというシーンで、ことごとくアウトボールになってしまった。そこのちょっとした技術の所がまだまだ足りないなと感じています。言われたようにイメージの共有だとか、やりたいこと、判断の部分では悪くなかったと思っています。ただそこでの技術という所で、スリッピーな中で、技術がブレてしまったなという印象です」

Ｑ：今シーズンは3バック中心で戦うということなんでしょうか？
「うーん、何とも言えないですけれども、僕は選手の特徴を引き出したいと思っています。正直言うと後ろのところで台所事情が厳しい所もありますので、その選手が最大限パフォーマンスを発揮できることを考えており、特段その「3」や「4」ということにはこだわっていないです。どうすると選手たちが一番良い力を発揮できるか、いいコンビネーションを出せるかという所を念頭に置いていますし、例えばうちのクラブから違うクラブに行って監督が変わったという時には、それ（システムに対応できないこと）は良い選手だとは僕は思っていないので、システムにも柔軟に対応できるようなそういう選手にしたいなと思っています」

Ｑ：昨年も長崎と対戦しているわけですが、今日の対戦で何かイメージが変わったな、ここは違ったな、などがあればお聞かせください
「正直言いますと、特段大きく変わったという感じはないです。ただ、やっぱり球際だったり攻守の切り替え、今日はまさにセットプレーを含めて、そういう所で長崎さんの方が先手を取れたなというのが印象なので、去年も正直言うとそういう形で我々は２連敗しているので、そういった意味で我々の成長した姿を見せられなかったのは残念ですけれども、特段大きく長崎さんの印象が変わったとは思っていないです」

Ｑ：２年目ということで、チームの成長した姿を見せたかったと思うのですが、今回やはり全体的な所でチーム全体の完成が遅れているような印象を受けたのですが、その辺をお聞かせください
「プロなので、結果の世界なので、そういうふうに映ってしまうのはしょうがないと思いますが、実際に去年の今の時期の映像と比べてもらったら全然違うことが分かると思います。今言ったようにお互い何がストロングで何がウィークかというのは選手自体も良く理解していますから、僕としてはちょっとした技術のブレの所。ロングボールに対してやっぱり長崎さんの方は山口君とかがしっかりとマイボールにするパスにします。しかしうちは、やっぱりクリアを弾いてしまっている。そういう所でセカンドボールがマイボールになるのか、どうしても五分のボールになってしまう。チームが去年よりもすごく遅れているというふうには僕は思っていなくて、ただ、そういうふうにイメージされてしまっていると思いますし、２年目ですので、結果を出すということが大事だと思っています。次のホームで勝点3を引き出すことを念頭に置いて、また一週間良い準備をしたいと思っています」

以上