●阪倉裕二監督（栃木）：
「まず、雨の中、栃木から大勢の方に来ていただいて、温かい、力強い応援をいただいたことが今日の結果につながったんじゃないかなと思っています。そういう意味では選手たちがよく最後まで戦って、ダメ押しの2点目も取ることができたということが今日の勝利につながったのかなと思います」

Ｑ：監督初勝利おめでとうございます。最大の勝因はどのあたりにあるとみていますか。
「自分たちのやるべきことをしっかりやったということ。やってはいけないことをあまりやらなかったということ。それから、やっぱり少し運があったかなと思います」

Ｑ：やるべきこと、やらずによかったことを具体的に教えてください。
「具体的なことはあんまり（言うと）次の対戦のことがありますので、ここではちょっと控えさせていただきたいんですけども、当然、相手チームの千葉さんのストロングポイントを消すよということと、こちらのストロングポイントを生かすためにやることを１週間準備しながら進めてきましたので、その中で選手たちが自分たちの流れをうまく作ってくれて、千葉さんの良さをうまく消してくれたのかなと思います。運良く１点入って、どちらかというと守備に集中できたことが後半も崩れずにいったのかなと思います」

Ｑ：昨季の終盤からクラブの経営状況が苦しい中でたくさんの県民の方に募金をいただいたりして迎えた今季の初戦で勝点３を得ることができましたが、それにはどのような意味を感じていらっしゃいますか。
「我々を支援していただいている人たちにその感謝の気持ちを示すということでは、ピッチで表わすということが我々にできることですので、そういう意味では今日の試合というのはよく頑張ってくれたんじゃないかなと。ただ、もちろん勝利は得ましたけども、多くの改善点もたぶんあったかなと思います。そのあたりはまたビデオを見てしっかりと反省すべき点は反省して、まだ１試合だけですので修正していきたいと思います」

Ｑ：２月23日のプレシーズンマッチ（対柏戦）で得点できなかった瀬沼優司選手が、今日得点しました。率直に印象を教えてください。
「正直、僕もまだ１ヶ月ちょっとしか一緒にやっていないんですけど、彼のことは筑波大学時代から知っており、本当によく前でターゲットになりますし、守備も本当に前から追いかけることを惜しまずにやってくれるので、そういう意味では攻守において非常に貢献度は高いと思っています。ただ、彼にも課題はありますから、いいアドバイスをしながら成長してもらえればと思っています」

Ｑ：最後の15分ぐらいはさすがにボールを持てなくなったように見えましたが、その中で２点目を奪って勝ったことをどのようにご覧になっていましたか。
「サッカーの試合ですとたぶんああいう展開は（あるもので）、１−０で勝っているほうは守って、負けているほうが前に出てくる。リスクを冒して交代等も含めて攻撃的な選手を入れて、そこをしっかりしのぎながらワンチャンスは出てくるというのはサッカーの場合は多いのかなと思いますので。それを生かせたのは良かったと思いますけど、まあ、ゴールポスト（に当たった千葉のシュート）とか（栃木のＧＫの）正面にシュートが来たりとか、そういうところもあってツキもあったのかなと思います。そうはいっても最後まで集中力を切らさずに選手が頑張ってくれたというのは間違いないと思います」

以上