●ラモス瑠偉監督(岐阜):
「勝利の感想は何もない。ひどい試合を見せて申し訳ない。勝っても、課題はいっぱい残った。もったいない試合でした」
Q:前半、選手の動きがかなり固かったと思いますが?
「緊張だと思います。讃岐さんの選手の動きが凄く良かった。ここに来て、この1〜2か月半の間に、みんなの期待が凄く大きくて、こんな多くの観衆の皆さんと、マスコミの皆さんの前で試合をすることは難しいことだったのかと。前半はある程度予想していた。後半、失点しなかったら、自分たちのリズムになると思っていた。途中はちょこっとは出来ましたが、なぜ3-0になってからバタバタして、1点奪われて、そこから良くなかったのかに腹が立っています。もったいない。水野選手、阿部選手とかは、初めてのこういう雰囲気で、身体はともかく、気持ちまで緊張をしたのはどうかなと思います。この1週間くらい、みんなプレッシャーを感じていた。新聞やテレビの話題。このプレッシャーの中で結果を残さないといけない。僕も現役の時に何度も経験しているけど、僕からしたらいい意味のプレッシャーだったと思う」
Q:ハーフタイムにはどういう言葉を掛けましたか?
「相手に気持ちで負けていると話しました。相手の方が一生懸命体を張ってやっているのに、なぜ我々は身体も張っていないし、なぜ自分たちのリズムでやれていないのか。後半最初の5〜10分が勝負だと。そこで結果が出ないと、どんどんゲームが難しくなっていくよと言いました。せっかくのマイボールも失っていたし、裏のスペースを使われていたし、1対1が弱い。気持ちで結局負けていたのが前半。そこからいい形で3点取ったのに、その後ガクンと落ちたのは、なぜなのか。ベテランが多いチームでなぜボールを回さなかったのか。自分たちがずっとやってきたサッカーがなぜできなかったのか。それはプレッシャーに負けたのだと思う。讃岐の選手たちは凄くイキイキしていた。彼らの気持ちを褒めるべきだが、それ以外はこっちが何もできなかった」
Q:ラモス監督自身の気持ち、手ごたえは?
「こんなに期待されたのは久しぶり。東京Vの時もあったが、ここは今新たに生まれ変わるチームで、ゼロからのスタートで、正直ここまで期待されるとは思っていなかった。自分でもワクワクしていたけど、難しい試合になるのは分かっていた」
Q:ロッカールームでは何か言われましたか?
「何も言っていない。今言うとよくないと思う。もったいなかったのは、相手がどうこうではなく、せっかく3点も取って、3点差までつけてからもっといいサッカーが出来なかったのか。こんなにたくさんのサポーターが来て、マスコミが来ているのに、なぜできなかったのというのが納得いきません。今でも腹が立っています。3-2になってもいいから、それなりに自分たちから仕掛けて、ボールを繋いでやれていれば次につながる。この試合は次につながらない。課題をまずは彼らが体感しないといけない。気持ちが負けていたら、監督はもう何も言えない。一生懸命やるのは当たり前。もっとこういうミスは許さないぞと言っていきたいし、これからのミーティングでビデオを見ながら改善していきたいです」
Q:次もホームです。ここも期待していいですか?
「どの試合でも期待してほしい。選手と監督でいろんな課題を改善していく。ぜひ期待していてください。最後の11月に私たちがどこにいるのか。それを見てほしいです」
Q:新戦力のナザリト選手を中心に個人能力を発揮しましたが、いかがでしょうか?
「思った通りやってくれた。力を持っている選手だし、難波とのコンビネーションも良かった。もっと日本のサッカーに慣れてきたら、物凄い選手になると思う。たぶん半年で(他チームに)取られちゃうんじゃないかな。それが心配でしょうがない」
Q:今日来場した1万人を超えるサポーターは満足していると思います。
「まず開幕で勝利のプレゼントを与えたいと思ったけど、そういう意味では苦しい試合だったけど勝ってよかった。でもプロとしては、もっといいプレーが出来た、もっとワクワクとする試合をしてほしかった。完璧は難しいけど、もっと内容が良い試合が出来たと思う。ナザリトが点を取ることをみんな凄く応援していたし、難波も最初の一点は俺が取るという気持ちを出していた。気持ちを出していた選手が結果を出したのは良かったし、これが良いサッカーを生み出すのだが、それを続けられなかったのは残念。サポーターがほめてくれるのはいいが、監督の立場からすると納得がいかない」
Q:新生・岐阜のスタート。改めてサポーターにメッセージを
「サポーターは最後まで応援してくれてありがたいが、「つまんない試合を見せてごめんね」と言いたいですね。これからいろんなことが起きると思いますが、一緒に上を目指して、12番目の選手として一丸となって戦ってほしい。開幕だけ良くて、あとボコボコにされるのは嫌だし、次の試合に繋がるような試合をしたい。ただプレッシャーがある中でせっかく3点取ったのに、なぜその後バタバタしたのか分からない。逆にもう一度選手に聞きたい「どうしてそうなったの?」と。これから自分たちのサッカーをやるチャンスを逃さないようにしたい」
以上
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