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【COPA COCA-COLA JAPAN2013レポート】「最高の想い出づくり」達成へ!IRIS生野フレンズが西日本地区代表に!(14.01.06)

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"COPA COCA-COLA JAPAN 2013" で見事に西日本地区代表に輝いたIRIS生野フレンズの選手たちと、AHLメッセンジャーの北澤豪氏。

★COPA COCA-COLA JAPAN2013公式サイト

2013年12月から東日本、西日本に分かれて地区予選が行われていた『中学生なら誰でも歓迎! 世界のサッカー大会』、COPA COCA-COLA JAPAN2013。年が明けて2014年1月5日(日)には、西日本地区の予選を勝ち上がった4チームによる決勝大会が行われた。

新春の日に、快晴の青空が広がったJ-GREEN堺。決勝大会に出そろったのは、香芝北中学校サッカー部(奈良県)、田辺中学校サッカー部(京都府)、深井中学校サッカークラブ、IRIS生野フレンズ(以上、大阪府)の4チームだ。AHLメッセンジャーである北澤豪氏から、「勝負にこだわりながらも、テーマにあるAHL(”Active、Healthy、Living”=活動的/健康的な生活習慣)を理解しながら、大会に関わってほしい」という開会宣言が述べられたあと、いよいよ熱戦の火ぶたは切って落とされた。

4チーム総当たりのリーグ戦で雌雄を決することになった決勝大会。予選の10分ハーフから、今回の決勝大会では15分ハーフ(インターバルなし)となって、さらに中身の濃い試合が展開された。そのなかで、3戦全勝と圧倒的な成績を残し、西日本地区代表に輝いたのは、IRIS生野フレンズだ。1試合目で、いきなり優勝候補同士となった深井中との激闘では、一瞬の隙から先制点こそ許したものの、チームの大黒柱である江川天公選手のゴールですぐさま同点に追い付くと、その江川選手のPKで逆転に成功。そこからは試合を終始優勢に進め、3-1で勝利し、大きな山場を乗り越えると、田辺中に14-0と大勝、香芝北中にも4-0と快勝した。

クラブチームのIRIS生野でプレーする10人と、「ボール1つで友達になった」友達仲間との連合チームだった、IRIS生野フレンズ。全員が中学3年生で、卒業後は他県の高校に進む選手もいるなど、進路がバラバラになるなか、「最高の想い出作りのために」臨んだCOPA COCA-COLA JAPAN2013では、劇的な逆転勝利で予選を突破すると、決勝大会でも高い技術と「型にはまらない」豊かで自由な発想力を存分に見せつけた。「選手たちはこの大会に参加して、本当にいい笑顔を見せてくれました」とにこやかに語ったのは、山下順一監督。イレブンのサッカーを楽しむ姿に満足の表情を浮かべ、主将の島田直樹選手はチームの出来を「85点」と合格点を付けていた。また、IRIS生野フレンズの山下大智選手がMVPを獲得。「7年後の東京五輪に出たいし、日本代表でW杯優勝が目標」という小柄な左サイドバックが、北澤氏も絶賛するプレーを披露していた。

深井中は、惜しくも2位となったが、田辺中に10-0、香芝北中に7-0と完勝するなど、圧倒的な攻撃力は光っていた。こちらも中学3年生のチームで「中学校生活最後の想い出に一緒にやってきたクラブの仲間ともう1勝したい!」というなかで臨んだ大会。「IRISには勝ちたかった」と田部克海選手は悔しさもにじませていたが、それでも、玉井威武樹選手は「この大会に参加して本当によかった。(参加を)勧めてくれた友達のお母さんに感謝したい」と、支えてくれた人たちへの謝意を忘れなかった。

3位の香芝北中は、中学2年生だけで臨んだチーム。初戦では田辺中の序盤の攻勢をGKの好守などで耐えると、セットプレーなどで得点を積み重ね、3-0で勝利したが、その後の2試合では年上の選手たちに歯が立たなかった。それでも、「楽しくサッカーができたし、強いチームとやれてよかった」というのは、主将の南優翔選手。「いい経験になりました」と矢引佑真選手も最後は笑顔を見せ、チームはこの大会を糧に、ますますの飛躍を誓っていた。また、香芝北中は最も活気のあるチームやサポーターに贈られる「応援賞」も獲得。ベンチからのサポート、そして保護者の皆さんの応援は、イレブンを大いに勇気づけていた。

残念ながら3戦全敗となってしまった4位の田辺中。中学1、2年生で構成されたチームは、結局この決勝大会でゴールを奪うことはできなかった。ただ、『アディダスマイコーチ』で計測された運動量が4チーム中最多の数字を示したことで『AHL賞』にも輝いたように、劣勢が続いたなかでも、最後まで走り抜いた姿勢は讃えたい。岡田泰尚監督は「他県の強い相手と試合をしたり、人工芝でもプレーすることができて、子供たちには本当にいい経験になりました。思うようにいかないことが多かったですが、そこで1つまた成長できたように思います」と、参加の意義を強調。ちなみに、各チームの1試合目終了後には、北澤氏からは、リーグ戦を戦ううえでのアドバイスも4チームに送られていたが、「1試合見ただけで、声が出ないとか、ボールに絡めていないとか、ウチの弱点をすぐに見ぬいてくださり、的確なアドバイスをいただけました」と岡田監督も参考になった様子だった。

決勝大会当日は、試合のほかにも、AHLゾーンとして、シュートスピードコンテストなど、誰でも参加できるアトラクションも設けられ、当日J-GREEN堺に来場していた子供たちも大いに楽しんでいた。さらに、北澤氏らで結成された『チーム北澤』との3on3のミニサッカーゲームも開催され、北澤氏らと小中学生たちとの白熱の攻防にも場内は沸き返っていた。成功のうちに幕を閉じた、西日本地区決勝大会。試合後にはコカ・コーラで乾杯するイレブンの笑顔が咲き誇っていた。

なお、西日本地区優勝チームのIRIS生野フレンズは、3月に、Jリーグが開催されるスタジアムで行われる『東西代表優勝決定戦』を戦うことになっている。IRIS生野フレンズの江川選手は「東日本には負けたくない!絶対に勝ちたい」と、仲間との最後の試合となるこの一戦での勝利に向けて、強い意気込みを示していた。

以上

2014.01.06 Reported by 前田敏勝
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