昨年J1初優勝を果たしたサンフレッチェ広島が、最終節で横浜FMに逆転して史上４クラブ目となるＪリーグ連覇を果たしました。

今季の広島は、序盤戦、ケガ人やACLとリーグ戦という連戦の影響もあり、思ったように勝ち星を伸ばせずにいましたが、徐々に前年度王者の力を発揮。第17節にはとうとう首位に浮上しました。しかし、8月にはリーグ戦３連敗などもあり、なかなか首位を守ることはできず、第29節・横浜FMとの直接対決で敗れ、首位を明け渡してしまいました。
だが、広島は最後まで諦めずに戦い続けて首位横浜FMとの勝点差２で迎えた最終節。横浜FMが川崎Ｆに敗れる中、同じく優勝を争うライバルの鹿島から勝利を挙げて、劇的な逆転劇で史上４クラブ目となる連覇を達成しました。
佐藤寿人、高萩洋次郎、石原直樹選手を中心とする攻撃陣も活躍しましたが、今季はGK西川周作選手、不動の３バックである水本裕貴、千葉和彦、塩谷司選手を中心としたＪ最少失点の守備陣の活躍も光ったシーズンとなりました。

また試合外でも広島は多くの話題を集めました。中でも大きな注目を集めたのが、今季から代表取締役社長に就任した小谷野薫社長をモデルとしたマスコット「こやのん」の誕生でした。オフィシャルマスコット・サンチェの人気低迷を受けて、クラブの社長がマスコットになるという前代未聞の発表で、多くのサッカーファンを驚愕させました。
それに負けじとマスコットのサンチェも人気上昇を目指し広報活動に奮闘するものの、契約交渉は決裂し一時行方不明となりましたが、条件付きながら来季契約を結ぶことが発表され、多くの人を安堵させました。

来季以降もサンフレッチェ広島から目が離せません。

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