●樋口靖洋監督(横浜FM):
「正直、今日決めたかったという思いが強くありますが、しっかりと現実を受け止めて、34試合目で決めたいと思います。我々しか自力優勝の可能性は当然残っていないので、次、勝つだけということに集中してまた一週間準備をしたいと思います。
ゲームに関しては、後半戦18節以降、一番強い、一番成績の良い新潟との対戦ということで、試合前から、今日は非常に難しいゲームになると覚悟はしていました。特に新潟のプレスが厳しいので、なかなかボールの落ち着き場所をつくらせてもらえないということに関しては、だいぶ苦労するだろうとの予想のもとで入りました。
前半、予想通りの形になりましたが、不用意なカウンターをできるだけ減らしながら0−0でいけば、後半に勝機は必ず来ると思っていました。
ある程度ゲームプランどおり進み、後半はだいぶ、相手のサイドを起点にして突破の形もつくったのですが、失点した後は、なかなかそれを跳ね返すことができなかったという流れだったのではないかと思います。
もう一度、チーム全体で良い準備をして次の川崎フロンターレ戦で決めたいと思います」
Q:次節の試合、勝つためのポイントは?
「1‐0でも、ウチの優勝が決まるということを考えれば、今日は2点失いましたが、ボールをしっかりと奪う守備が今年のウチの特徴ですから、これまで通りのボールをしっかりと奪う守備をしたい。これまでと同じように、いい場所でボールを奪う。それは、チームとして奪いどころをつくるというのを徹底しなければいけないと思います。
ここのところ終盤に来て、なかなか流れの中から得点が取れていませんが、今日は何度もチャンスをつくれています。しっかりとボールの動かし方を整理しながら、ゴールチャンスを多くすることだと思います」
Q:前半も決定的なチャンスがありました。後半も崩し切れそうな展開でしたが、そこで崩し切れなかった原因については?
「ぺナルティエリアの角を取るというのがウチのコンセプトにあります。その角を取った時に、もう少し際どいボールを入れて、もっと人数をかけるというリスクを冒すべきかもしれません。もう一度ビデオを見直しながら、中の人数はどうなのか、あるいはボールを入れるタイミングはどうだったのかなど、検証しなければなりません」
以上
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