●柱谷幸一監督（北九州）：
「まずははじめに、遠いところから駆けつけていただいたサポーターの皆さんに感謝したいと思っています。きょうのゲームが今シーズンの最終戦だったんですけれども、１年間、応援していただいた北九州市民の皆さん、スポンサーの皆さんにお礼を言いたいと思います。ありがとうございました。
きょうのゲームに関しては相手の状況がどうあれ、自分たちが積み上げてきたものをゲームで出して結果を持って帰ろう、と選手に話して送り出しました。残念ながら今回連れてこられなかった選手たち、特に怪我で連れてこられなかった選手たちの想いも一緒に持ってピッチでみんなで戦おう、とも話しました。選手たちは非常に強い気持ちを持って戦ってくれたんじゃないかと思います。引き分けという結果でしたが、非常にいいゲームで、なおかつフェアに戦ってくれたと思っています」

Ｑ：今日のメンバーは夏場以降に固めてきたものと違っていたが、彼らの評価について。
「まず渡邊（将基）を怪我で連れてこれなかったのですが、市川（恵多）は天皇杯など色んなところで経験を積ませて１年間やってきたので、きょうは非常にいいプレーをしてくれたんじゃないかと思います。特につなぎのところで彼の良さが出ていたと思います。ボランチのところも八角（剛史）と新井（純平）が怪我でこられなかったんですけど、鈴木（修人）と（アン）ヨンギュが中央をしっかり固めて相手にプレーをさせなかった。バイタルのところで縦パスを入れさせなかったところが良かったと思っています。シーズン当初は新卒の選手が多く、プレーのところで甘さが出たりして結果に結びつかないゲームが多かったのですが、夏以降はそうした選手たちがたくましくなってきて、全体的な選手層が厚くなってきたと感じています。来年に向けてしっかりといいベースができたんじゃないかと思います」

Ｑ：今シーズンのご自身を採点するとしたならば。
「それは周りの方が、この結果と内容のところを見て判断していただければと思っています。特に今年は目標を設定せず、ライセンスもないわけですからＪ１昇格という目標も持てないですし、そうしたなかでも１試合１試合を高いモチベーションでやろうということで、そこで出た結果がこの順位であり、勝点であり、得点であり失点であるという結果が出たので、それを謙虚に受け止め、そこをベースに来年どれだけ積み上げられるのか、というのが自分達にとって一番大切なことです。特に２０１７年の新スタジアムに向けて、しっかりとしたベースを作っていきたいと思っています」

Ｑ：札幌は勝点３が必要だったが、そうしたなかでの相手の印象は。
「相手へのコメントについては差し控えたいと思います。ただリーグ戦の最終戦でこういう状況になっていると、どうしても１試合だけという風に見られがちですが、４２試合戦った結果がこうなっているわけで、１年間積み上げてきた結果、最終戦にこういうシチュエーションになったということだと思います」

以上