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【J2:第39節 北九州 vs 群馬】柱谷幸一監督(北九州)記者会見コメント(13.11.03)

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●柱谷幸一監督(北九州):
「まず始めに、本当に雨の中最後まで声援していただいたサポーターの皆さんに、感謝したいと思います。特に最後の、アディショナルタイムを含めた10分間というのは、苦しい時間だったんですけど、勝ったという結果を考えると、あの時間帯みんなが粘り強く、武田を中心に守れたということで、勝つという結果を最終的に持って来れたのかのかなと思います。前節のヴェルディ戦で引き込まれて、しっかりがっちり守られて、なかなかこじ開けられないゲームだったんで、この一週間は何とか間でボールを受けて、背後を突くというトレーニングは、かなりやって来たというか、毎日そのトレーニングをやって来た中で、特に2点目は非常に狙い通りのゴールで、やっぱりトレーニングをやって来た成果を出せたというのは、このチームに、選手たちに、高い可能性を今日は感じた2点目のゴールだったと思います。守備のトレーニングをほとんどやって来て無かったというのもあって、守備の方は危ない場面が続きましたが、こういう苦しい試合で結果を持って来れたのは、チームにとっても大きな自信になります。大事なのは次のゲームなので、次のゲームに向けて、しっかり準備して、次も勝って残り3試合、全部勝てるようにみんなでやって行きたいと思います」

Q:攻撃は良かったと思いますが、最後の試合の締め方については、どうお考えですか?
「やはり前半の1失点が、無駄でしたね。2−0で、ゲームはしっかり締めないといけないですし、あれで2−0で後半入って行くのと、2−1で入って行くのは全然違うので、そのゲームの流れをしっかり自分たちで掴んで行く事を考えると、あの失点は無駄だったと思います。最後の5分、10分のところで出て行ったのは、まず八角が少し頭がフラフラする状況だったので、その状況を確認していたというところと、あとは縦にパスを入れられたので、もう少しコンパクトに、横同士縦同士をコンパクトにして、間に入れさせないように、しっかり締めようという話をしました。あとは退場したので、それで仕方なく4−4−1にして、サイドに鈴木を入れて締めて欲しかったんですけど、今日はセットプレーでことごとく、相手が先に頭に当てたりだとか、先に触れたりだとか、そういうゴール前での球際のところが、ちょっと全体的に緩かったのかなという印象は受けました。これまでのゲームもそうですけど、良いゲームをしていても、両ゴール前の厳しさというのが無くて、勝てないゲームが続いていたので、そこのゴール前の厳しさというのは、守備の時もそうですし、決定機を決めるというのもそうですし、そこをしっかり突き詰めて行かないと勝ち続けるというのは難しくなるんじゃないかと思います。ただ、内容的には毎試合コンスタントにやれているので、チーム力が上がって来ているのは実感しています」

Q:今日の勝利で、降格が完全に無くなりました。率直な感想は?
「本当に苦しい時期がありましたからね。その時期を考えると、そこをしっかり乗り越えられたことで、こうやって残留を決めることが出来たんじゃないかなと思います。今年、シーズンスタートのところから、明確な数字的な目標を設けないで、1試合1試合勝って行って、ビルドアップして行こうというのが、当初からの目標でした。残留だとかいう目標は設けないでやって来た中で、夏に苦しい時期もありましたけど、それを乗り越えられたというのが、チームの成長に繋がりましたし、その時期があったからこそ、このチーム力というのが付いて来たのかなと、精神的にも逞しくなって来たのかなと思います。(ホッとされましたか?)でも現実的には夏に連勝したところで、かなりそこは見えて来ていたので、残留しようという事を選手たちには言って無いですし、目の前のゲームに勝って、1つでも順位を上げて行こうというところと、チーム全体の力を上げて行く事と、個々の選手のレベルを上げる事をやって行こうと言っていたので、そんなに残留というところを、みんなに強く言ったというのはあまり無いですね」

Q:最後の締め方で、チームで話し合ったことは?
「3−1の状況の時に、自分たちが相手ゾーンにボールを運んでいる時に、無駄なボールの失い方というのが、かなり多かったと思うんですね。もっと展開すれば、相手を走らせることが出来るのに、わざと狭いところに入って行って、引っ掛けられて相手ボールになったりだとか、そのボールの動かし方だったり、失わなければ相手はボールを追いかけなきゃいけないのに。守備の面というよりも、攻撃の部分で失わないで、相手を走らせて、最後はシュートで終わるとか、こっちがコーナーキックを取るだとか。そうやって終わらせなきゃいけないところを、引っ掛けられて相手ボールになって、自分たちが苦しい思いをする。それがずっと続いていたので、このクオリティとか、戦術眼ですよね。どこにボールを入れて行く方が良いのか?ゲームの中で自分たちが判断して行くことが、やっぱりゲームの中で締めて行くには大切なことだと思いますね。おそらく3−1の状況、あの時間帯だったら、かなりボールを動かせましたし、失わなければ相当相手はきつかったと思うんですよね。逆にそこで失っていたので、相手に勢いが出たのかなという感じでしたね」

以上
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