●秋葉忠宏監督（群馬）：
「このようなチーム状況でも多くのサポーターに駆けつけてもらって、さらには横断幕も出してもらって勇気を与えてもらった。彼らが最高の雰囲気を作ってくれたことにより背中を押してもらうことができた。監督としてさらにチームのOBとして素晴らしいサポーターだと思う。こんな状態でもサポーター、スポンサー、行政の協力のおかげで試合をすることができて、多くの協力をもらうことができた。群馬県全体の力を結束してゲームに臨めたことが今日の勝利につながったと思う。厳しい状況下で助けてもらったことは選手、クラブとして忘れることはできない。サポートしてくれた方々に対して、選手がピッチで躍動する姿をみせることができて嬉しく思う。今回の事件でザスパは多くの信頼を失ってしまったと思うが、もう一度応援してもらうためには必死に戦って勝利を届けることしかない。選手たちも難しいゲームで自分たちのスタイルを表現してくれた。選手は最高のパフォーマンスをしてくれたし、強いハートとメンタリティ、団結心もみせてくれた。素晴らしい選手たちだと思う。今日は勝利を収めることができたがまだ残留は決まっていないし何も終わっていない。応援してくれる人たちのために残り４試合も必死で戦って一つでも多くの勝利を届けたい」

Ｑ：星野を起用した意図と評価を？
「彼は試合に出られない中でも良いトレーニングを続けてくれていたし、紅白戦でも良いパフォーマンスをみせてくれていた。こういう状況でも役割を理解してアグレッシブにゴールへ向かってくれた。２ゴールに絡んだ今日の結果も彼自身が導き出したもの。彼は自分の力を結果で証明したと思う。ニューヒーローが出てきてくれたことに勢いを感じた」

Ｑ：勝因は？
「メンタルの強さ、戦う姿勢で岡山を少し上回ることができた。またサポーターが大きな声を送ってくれて背中を押してくれたことで、より強く球際へ向かっていくことができた」

Ｑ：残留争いの大きな一歩だが？
「まだ１００％残留が決まったわけではない。１００％決まるまで闘い続けなければいけない。下を見て戦うだけではなく、一つでも上の順位へ行けるように戦うだけ。僕らはピッチで勝つことでしか恩返しができないので、残り４試合すべてでアグレッシブに戦う姿勢をみせたい」

Ｑ：厳しい状況での試合となったが選手にどんな声をかけてゲームを迎えたのか？
「信頼を回復するためにもプロらしく堂々とした振る舞いでしっかりとしたプレーを見せようと伝えた。選手たちはそれを理解してゲームに臨んでくれたと思う。僕らがサポーターに恩返しを伝えるにはピッチで表現するしかない。この１週間、チームのコントロールが非常に難しかったが、多くの方々のサポートと、選手の努力が結果につながったと思う」

以上