●辛島啓珠監督（岐阜）：
「一言で言うと、すごく悔しいゲームだった。結果的にPKを与えて0-1で負けたが、前半からピンチとチャンスの両方がある試合だった。選手たちは水曜日（23日、J2第35節・横浜FC戦）に試合があったにもかかわらず、すごくファイトしてくれたし、よく動けていた。いいプレーをしてくれた。結果的には決定力の差というか、決めるチャンスを決めずに相手にPKを与えて負けてしまった。勝つ要素もあっただけに、悔しいゲームだった。あまり引きずっても仕方ないので、あと4試合、毎週試合をしっかり戦って、頑張っていきたい」

Ｑ：栃木を押し込むことができた要因は?
「セカンドボールへの反応もよかったし、うまくサイドを起点に攻撃できていたことだと思う。栃木は中央（の守備）が強いので、あまり角度なく縦パスを入れるとそのままインターセプトされて、向こうの勢いが付くようなイメージがあった。そこを回避して、なるべく角度を付けてボールを入れたり、相手の薄いサイドのところを意識しながら攻めた。結果的にクロスからのチャンスは多かったし、ある程度は狙いどおりに攻撃ができた。全部が全部完璧ではなかったが、セカンドボールも拾えていたし、球際でもファイトしてくれた。そういうところが大きかったと感じている」

Ｑ：服部が不在で森安と益山のダブルボランチだったが、彼らの評価は?
「よかった。二人ともすごくファイトして、セカンドボールを拾う部分でもよかったし、相手の中盤の選手へのプレッシャーもよかった。非常にいい働きをしていたと思う」

Ｑ：中村が出場停止だったが、前線の選手たちの評価は?
「人が代われば、代わりに出てくる選手には違う特徴がある。今日は前半から樋口とスティッペがプレーする中で、中村とは違うスタイルでプレーしていた。樋口もよかったと思う。彼らの動ける部分、スペースに入る動きなどを生かして攻撃しようという意図はあった。中村はどちらかというとターゲットになるタイプ。今日出ている選手の良さを出していきたいと思っていた」

Ｑ：終盤のパワープレーについては?
「残り5分のところだったので、同点に追い付くためのポジション変更を行った」

Ｑ：今日会場を訪れたファンにメッセージを。
「天気もよくてサッカー日和の中で、勝利を期待して大勢の方が来られたにもかかわらず、勝点を取れなかった。本当に申し訳なく思っている。ホームでは残り2戦だが、いい結果を残して、サポーターの方や観客の方に喜んでもらえるように頑張っていきたい」

以上