●曹貴裁監督（湘南）：
「久しぶりの日曜日のデーゲーム。たくさんの湘南サポーターが来てくれたにも関わらず、最後の1点、2点を積み重ねられない。逆に3点取られ、勝利の可能性をなくすような試合をしてしまって申し訳ないと思っている。この時期、ラスト5試合になると、戦術的な意味合いもあるが、個人のちょっとした集中力不足、責任を持って負わなければならない部分が勝敗を分ける。形的には、0-3から2点返して、頑張ったね、という感じかもしれないが、追いつける、追い越せる、あるいは先制できるという時間帯はたくさんあった。そこを入れられず、PK2本でリードされた。戦術どうこうではなく、我々に隙がある。新潟は年間を通してアグレッシブなサッカーしているというのは分かっていた。前回の対戦で悔しい負け方をして、なんとか勝ちたいと思っていた。PKで2点先行され、中盤でボールを取られてそのまま持って行かれた失点に関しては、反省というよりも我々の現在値の中で詰めていかなければならない。0-3になってから目を覚まして2点取った、という試合ではなかったと思っている。その前に点を返す、先制するという部分で言うと、最後の詰めでまだまだチームとしてやらなければならないところがある。我々は、J1で来季もプレーすることが目標。選手だけでなく、スタッフ全員が湘南ベルマーレを愛する気持ちを育んでやっていくしか、J1のステージには残れない。全身全霊の3倍くらいのエネルギーをかけて、残りの4試合を全力で、楽しんで臨もうと思っている」

Q：古橋選手が久しぶりの出場だが、評価は。
「ヤマザキナビスコカップの磐田戦（4/10）以来のスタメン。そのときは15分くらいでアキレス腱を断裂し、その後は半年くらいできなかった。彼には前線で落ち着きを加えながら、時間を作って、周囲の飛び出しを生かしてもらいたいと思っていた。そこについてはよくやってくれたと思う。交代してし出場した3人も含めて、新潟に対してやるべきことはやってくれたと思う。ただ、彼自身も成長してもらわなければ困るので、今日の悔しさを次につなげてもらいたい」

以上