●ケンペス選手（千葉）：
「苦しい時を乗り越えてきたし、今は家族がブラジルに帰ってしまって寂しい思いもしているんですけども、そういう中で今日はハットトリックという結果を出せて非常にうれしいです。この前、父が来日してすごく力になってくれていますし、今日も試合を見に来ているので、今日の３ゴールは父に捧げたいと思います。周りのみんなのおかげで結果が出せていると思います。父が来てからリーグ戦は連勝なので、最終節までいてもらいたいと思います」

●森本貴幸選手（千葉）：
「自分が交代で入った時は５−０で、自分たちの流れでサッカーをやっていたから、ヨネ（米倉恒貴選手）とか（大塚）翔平とか（田中）佑昌くんとかケンペスも含めてみんなが自分にボールを集めてくれて点を取らせてやろうという感じだったので、もう本当にみんなに取らせてもらったゴールだったと思います。こぼれ球はいつも狙っていますし、ヨネがシュートを打った時点で何か起こるなと思ったので、いいところにこぼれてくれて良かったです。あとは決めるだけでした。チャンスがあってもなかなか点が取れなくて、運に任せる感じでしたけど、気持ち的にもスッキリできました。試合に出る時は、今日に関しては（鈴木）淳さんももうシンプルに『点を取りに行け』というふうに言ってくれたので。辛抱強く使ってくれたし、監督、スタッフ、チームメイト含めてみんなに感謝したいなと思います」

●田中佑昌選手（千葉）：
「（52分のケンペス選手の得点のアシストは）中にヒョウさん（兵働昭弘選手が）突っ込んで行ってくれてうまく相手のマークを連れて行ってくれたし、ケンペスがいるのが分かったので。ケンペスに合わせてあげれば競り勝ってくれると思ったので良かったです。チームの状態が悪い時は特に相手が攻め込んできていると、それを引きこんでしまって受け身になることが多かったけど、最近の試合はそこから高い位置がとれるようになってきたので。やっぱり一番はボールを奪った時にまずは前へという意識がみんなここ３試合ぐらいは高いので。その姿勢のおかげでやっぱり相手に押し込まれても押し返せるようになったのかなと思います。（第36節の）神戸戦の時から前線の選手も含めて連動してボールの取りどころを意識して守備ができているので、そういういい守備があるからいい攻撃ができているんじゃないかなと思います」

●山口慶選手（千葉）：
「前から守備をうまくはめて行けばボールを取れるという自信があったので、自分としてはそこに気をつけて試合に入りました。うまくハマっていいところでボールを取れればいい攻撃ができると思っていました。最初はちょっと相手にシュートを打たれるところ、相手の速い攻撃をちょっと受けてしまいましたけど、それをしのいでからはこっちのペースでやれたかなと思います。（町田）也真人とかも良く動いてくれましたし、健ちゃん（佐藤健太郎選手）とも声をかけ合いながらうまくできたかなと思います。先制点が大きかったなと思います。今日は攻撃でも良く裏に飛び出してくれていたし、縦の意識もすごく強かったと思います。細かいパスミスもあったけど、ああいう勢いがあるから出るものだと思うので、あの勢いをなくさないようにしたいという思いです」

●町田也真人選手（千葉）：
「勝てたことはすごく良かったし、あとは無失点に抑えられたのは久しぶりだったと思うので。でも、大勝した試合の次の試合は大事になってくると思うし、（千葉よりも）上位はどのチームも勝ってきているので、続けてできるようにしていきたいなと思っています。立ち上がりが相手にちょっと揺さぶられた感は多少あったんですけど、特に気にしていなかったですし、結構間も空いていたのでワンタッチ、ツータッチでプレーできて、ウチのストロングポイントを使ってヨネくん（米倉選手）なりケンペスなりで点が取れたので良かったなと思います。
（35分のケンペス選手の得点のアシストのクロスについて）ケンペスが見えていたので。ちょっと（ボールが）浮きすぎちゃったんですけども、あれを決めてくれたので嬉しかったです。個人的には今日みたいに相手に触れられないようにできればもっとスペースができてくると思うので。あとは大勝した次の試合は大事で、それはみんなも分かっているので、最初からしっかり試合に入れるようにしたいと思います」


●高橋祐太郎選手（熊本）：
「試合の入りは僕たちの流れでできていたと思うし、大きなサイドチェンジからクロス、フィニッシュというのを何本か見せていたので、いい感覚でやれていたんですけど、やっぱりあの１失点目のシーンに関しては自分たちのミスというのが２本同じような形で続いてしまって、そこからの失点だったので非常に残念です。あれだけミスが続けば失点するなという気がします。（その後の連続失点は）千葉さんのほうがあそこでたたみかけるという部分で僕たちが負けてしまったというのは結果から見ても思います。１失点というのは可能性的にどんな状況でもありえるのがサッカーだと思いますけど、そのあとの失点をしないという部分で落ち着いてやり続けるというのをもっとやらないといけないなと思います」

●北嶋秀朗選手（熊本）：
「（交代出場の時は）いつもの試合とは変わらないんですけども、自分のいい部分をしっかり出そうというのはあったし、相手のボランチとセンターバックの間のところでボールを受けるか、ボランチが僕のところに食いついてくるようなら、その一個下まで下りて、そこで起点になろうということは意識していました。あとはニアサイドに入って行くのは意識していて、そこは自分としても感触は良かったので、それは続けてやって行きたいと思います。（振り向きざまにシュートを打った場面は）右に巻き気味にシュートを打ったんですけども、自分のシュートの形ではないというか、あまりああいうシュートは狙わないんですけども、何か体がそういう雰囲気になったのでそれはいいとは思うんですけど。まあ、シュートとしてはいいと思います。もっとああいうふうにシュートを打って行く意識を大事にしていきたいなと思います」

以上