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【第93回天皇杯 3回戦 浦和 vs 山形】プレビュー:ともに週末に重要なリーグ戦を控える浦和と山形。チームのスタイルとクオリティを維持し、勝利をつかむのはどちらか?(13.10.16)

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カテゴリーにかかわらず、出場するすべてのチームに平等に頂点をめざす機会が与えられるのが天皇杯。その栄誉は何物にも代えがたいが、リーグ戦などと並行で行われることで、ときに総合的な判断も必要になる。J1・3位で優勝争いに絡む浦和も、J2でプレーオフ進出へ後がない山形も、週末のリーグ戦を見据えた戦いになる。

浦和は9月後半のリーグ戦では3試合足踏み状態が続いていたが、10月に入り、大宮との「さいたまダービー」を4-0で快勝。続くヤマザキナビスコカップ準決勝2ndレグでは、「試合の内容を見れば90分を通して浦和が非常に素晴らしいゲームを見せてくれた」とペトロヴィッチ監督も評価する内容で川崎Fを終始守勢に回し、投入されたばかりの関口訓充のクロスに興梠慎三が合わせて1-0。アグリゲートスコア3-3、アウェイゴールの差で11月2日のファイナルに駒を進めた。06年以来の国内タイトルへ王手をかけたチーム状態は再び上向いている。

ただし、週末に控えるのは勝点1差で浦和を追う4位の好調・鹿島。中2日で迎える3連戦を万全に近い態勢で迎えるために、天皇杯でのメンバーの入れ替えは当然あり得る話だ。2回戦・栃木ウーヴァ戦では、直前のヤマザキナビスコカップ準決勝1stレグから先発9人を入れ替えて臨んだが、今回は下位のカテゴリーといってもJ2が相手。入れ替え幅がどれだけになるのかは、ペトロヴィッチ監督による戦力の絶対値の見極めと選手個々のコンディションの把握で決まることになるが、ビッグマッチが続くなか、リーグ戦と変わらないテンションでキックオフを迎えられなければ取り返しのつかない結果を招くことになる。

一方、先週末にゲームがなかった山形には、この試合に向けて十分な準備期間が得られる日程的なアドバンテージがある。ただし天皇杯3回戦のあと、週末には札幌戦が控えている。札幌とは現在同じ勝点51。プレーオフ進出を争う9位と10位の直接対決であり、6位・長崎との勝点6差を考えれば絶対に落とせない一戦となる。しかも札幌が13日に試合を終え中6日で臨むのに対し、山形は中3日でアウェイ連戦。札幌とのハンディキャップをできる限り埋めておくためにも、山形も天皇杯では多少のメンバー変更がありそうだ。浦和に10年在籍した堀之内聖はスタートからの出場を続けているが、今回は先発を外れることが予想されている。

対戦は山形がJ1だった11年以来となるが、当時とはともに別のスタイルに変わっている。ともにリーグ戦では主導権を握る時間が多く、攻撃性を前面に押し出す共通のスタイルを持っているが、力関係を見れば浦和がボールを握る時間が多くなりそうだ。横幅を使って広げながら、中央にくさびを当ててワンツーや3人目が飛び出したり、センターバックが攻め上がるなど人の動きがやや変則的な浦和の攻撃を、山形が隙を見せずにどこまでしのげるか。その守備が機能するほど、山形にも攻撃のチャンスが数多く訪れることになる。
そして、気になるのは台風26号の影響だ。浦和駒場スタジアムでは峠を越えた状態で19時キックオフを迎えることになりそうだが、ピッチの湿り具合や吹き返しの風など、そのときの条件をいかに味方につけるかも、4回戦進出を手にするうえでけっして小さい要素ではない。

以上

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決戦前に、“勝利”への熱い想いを投票しよう!
現在(15日14:12時点)の状況は、浦和 70155票 vs 27301票 山形
投票はコチラから!!
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2013.10.15 Reported by 佐藤円
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