V・ファーレン長崎は9月30日午後4時半からJ1クラブライセンス取得について記者会見を開き、成績次第では2014シーズンにJ1で戦える認可が下りたことを伝えた。
しかしながら、宮田伴之社長は会見で「Jリーグからクラブ経営に向けた改善依頼事項があり、直ちにクラブライセンスに接触するものではないが、クラブライセンス制度の趣旨に鑑み、将来的なリスク回避とクラブ経営の基盤強化の観点からトップチーム及び選手育成の両面において、練習環境及び活動拠点の整備(専用練習場の整備とクラブハウスの建設)を早急に行うことが望ましいと指摘を受けている」と話し、「明日の練習場を確保するのにも苦労している。できれば明日にでも専用練習場が欲しい」と転々とする練習場に苦慮する現場の実情を明かした。事実、練習場が決定するのが前日の夜という事も珍しくはなく、チーム関係者のみならず練習見学者やマスコミも現状を憂いている。
チームは毎日、長崎市、諫早市、雲仙市、島原市、大村市などで空いているグラウンドをどうにか見つけては練習を重ねており、移動時間に往復4時間以上かかる時もる。特に来年は長崎がんばらんば国体の開催もあるため、スタッフの1人は「練習場の確保はかなり難しくなる。野球場やソフトボール場になるかもしれないのでは」と危機感を募らせている。
今後、クラブは県内の各自治体と専用練習場の整備に向けた協議を進めようと考えており、宮田社長は「個人的な理想としては天然芝2面に人工芝1面。そこにクラブハウスやフットサル場などがあれば望ましい。ただ、それだけの施設になると約1万5千坪の面積が必要になり、まとまった土地が確保できるかという問題もある。当然、建設費にも7〜8億円が掛かるが、理想は高くもち一ヶ所にまとめて建設できれば」との考えを明かした。
クラブライセンス取得に際して財政面の指摘は「今回は12年度の決算で見られているために指摘は無かった。ただ、13年度はスタジアム使用料の減免措置を行うことができなかったし、スタジアムに駐車場が無いという事でホームゲーム開催時にはシャトルバスを出すなど想定外の出費が出た。こういう事を考えると14年度は今年度の決算を見て、何かしらの指摘がなされる可能性もある」と更なる財務面の強化も必要であるとの認識を明らかにした。
最後に宮田社長は今後の試合について、「スタジアムにたくさんのお客さんを呼びたい。あんまりプレシャーをかけてはいけないが、残り7試合のうち5試合がホームゲーム。これは大きなアドバンテージになる。是非、たくさんのお客さんで選手を応援してほしい」と改めて来場を呼びかけた。
以上
2013.10.01 Reported by 植木修平
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