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【J2:第35節 福岡 vs 富山】マリヤンプシュニク監督(福岡)記者会見コメント(13.09.29)

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●マリヤンプシュニク監督(福岡):
「みなさん、こんばんは。今日のような試合の後にしっかりとした返答をすることは難しいです。まず最初に、我々のファン、サポーター、スポンサーの方々に、今日のような悪いパフォーマンスに対して謝りたいと思います。フロントも含めて、クラブ全体として責任を取らなければいけないと思っています。もちろん、最も責任が重いのは私です。同時に、選手も相応の責任を取らなければいけません。そうしなければ、我々はどこにも行くことができません。ホームの千葉戦では我々はいいサッカーをしました。常に戦い、最後の最後まで戦いました。ところがその後、我々の選手のパフォーマンスは0に、場合によっては、それ以下に下がってしまいました。そのような振る舞いはするべきではありません。なぜなら、我々はプロだからです。それなのに何人かの選手は無責任なプレーをしていました」

Q:監督の仰ることは良く分かります。しかし、あと7試合残されているわけで、何らかの形で立て直さなければなりません。現時点で、どのようなアプローチで、何を真っ先に修正しようと思われていますか?
「私が初日から話していることを修正する必要があると思います。そして、プロフェッショナルな態度をとることです。選手たちは選手としての責任をしっかり取らなければなりません。けれど、最大の責任者である私が悪いのだと言うのであれば、その時は、役員が私を放出しなければならないかもしれません」

Q:責任という言葉を使っていらっしゃいますが、一番責任を感じていらっしゃる部分はどこでしょうか?たとえば、チーム作りなのか、選手たちへのメンタルのアプローチなのか、試合へのアプローチなのか。
「すべての部分においてです。お互いに影響しあう全ての部分です。今日の試合前のミーティングでは、ボールに行くこと、アグレッシブなサッカーを展開していくことを確認していました。試合開始からそうやって戦おうということでした。ところが、経験のある選手が何回もミスを繰り返して相手にパスをしていました。選手のほとんどが相手選手の陰に隠れていて、誰も戦うことはありませんでした。城後や、坂田など、我々のチームの中では経験のある選手だけが走っている、彼らだけが戦っているというのは悲しいことです。何人かの選手は自分のためだけのプレーが最も大切だと考えているようでした。そして、得点をすれば自分はそれでいいと考えている選手がいます。アビスパというチームを主体としてプレーする選手が少ないです。それは非常に子どもっぽいことです。それはクラブに対して無責任だと私は思います。併せて、我々は子どもじみたミスもしてしまいました。それは私にとっては信じがたいことです。そうなると、選手の質という点が問われてしまうことになってしまいます。けれど、それが今の選手の質だということです」

Q;今日はベンチを出て指示を出すシーンが少なかったように思いますが。
「いま私は痛み止めを打って会見場に来ていますが、残念ながら、昨日、膝を痛めてしまったのです。信じてほしいのですが、テクニカルエリアに出られなかった理由は、それだけです。ですから、いつものように、試合前にサポーターのところに歩いていけないことも、サポーターの方に説明しました。故意に出なかったわけではありません。私は試合前に、選手に相手の分析内容をしっかりと伝えました。どのように対応していくかということも伝えました。けれど、試合が始まってみたら、それとは逆のプレーになってしまったところが多かったです。意識的に、ここまで悪いプレーをしたのだとしたら、我々の心の中に大きな問題を抱えているということになります。一方、意識的にやったのではないのならば、我々の中には、もっと、もっと大きな問題があるということです。なぜなら、最終的に選手の質というところに関わってしまうからです。我々はプレーを変えたわけではありません。そして、29節を終えた段階で勝点44を積み重ねていました。ですから、選手たちの頭の中で何が起こったのかは、選手たちに聞いてみてください」

Q:金森選手が3試合連続ゴールを決めましたが、その点について、監督のご意見を聞かせてください。
「金森は若い選手です。日本では珍しいことかもしれませんが、私は若い彼にチャンスを与えています。しかしながら、金森はチャンスを与えてもらっていることに対して、責任を持ってプレーすることや、感謝の気持ちを持つということに関して、足りない部分があります。彼はまだ若い選手です。まだまだ経験が足りません。だから、今週、彼と2回ほど真剣な話をしました。我々の試合は自分だけのものではない、彼のためだけのパーティではないということを話しました。これはプロが行っている試合です。今日も2回、3回と彼は突破を試みました。けれど、彼がサイドを突破した時に、1回はプ二(プノセバッチ)にパスを出して得点を狙うことが出来ましたし、もう1回は石津にパスを出して得点を狙うこともできました。彼がどこでプレーしようが、彼自身のことだけを考えてしまったということは非常に無責任だと言わざるを得ません。けれど、今日は彼が得点を決めてくれました。彼は良く走りました。何度もトライしていました。ですから、この質問はトライしなかった選手に向けてください。我々の数多くの経験のある選手が、何もしようとしない場面が多すぎます。ただ仕事に来て、給料をもらっているだけ。それでは、私には対応のしようがありません。日本では選手に対して罰を与えることがありません。理由は簡単です。私も選手たちに罰を与えることはしません。けれど、この5、6人の選手に対し、もうチャンスを与えようとは思いません。とても単純なことです。その方法だけが私が取れる手段です」

Q:船山選手を早い時間に変えましたが、どのような理由だったのでしょうか?
「彼のプレーは大惨事でした。彼の最初の5本くらいのパスは相手に対するものでした。また、CKの場面では我々には決まりごとがありました。それはニアポストに合わせるというもので、そのための練習もしてきました。ところが、彼はファーポストにボールを蹴りました。それは間違いなく、私の指示に反するものでした。けれど、私は罰を与えるために交代させたわけではありません。他の選手も悪いところがありました。しかも0−2になったことで何かを変えていかなければなりませんでした。ですから、攻撃的な選手を入れることでチームに刺激を与えたいと思ったのです。しかしながら、我々は守備のところで大きなミスを起こしてしまいました。相手に対して安易な得点を与えてしまい、彼らを楽にさせてしまいました。ですから、ここで、もう一度、私は謝りたいと思います」

(会見終了後、自ら話しだして)
「私は大きな文化の違いを感じています。他の国では選手があまりにも多くのミスを続ければ、その選手に対して誰かがブーイングします。ところが日本では悪いことをカーペットの下に隠してしまうことがあります。誰かがミスをしたり、悪いプレーをし続けていたら、それを誰かが書かなければいけません。そうでなければ、その選手が神様であると勘違いしてしまいます。なぜなら、何も自分の身に降りかかってこないからです。申し訳ありませんが、それは私には理解することができません。誰かが相手にボールを渡してしまう。あるいは誰かが簡単にキャッチできるボールをキャッチできない。ところが、周りの観客は、その選手がいい選手であるかのように拍手をし、応援をし始める。そうすることで彼は間違った価値観を持つことになってしまいます。それは価値観がないということです。いま、私の表情が見えますよね。私は笑顔ですか?いいムードでいますか?できれば、外へ出ていってもらって選手の顔を見てください。あるいは明日の練習を見に来てください。何かが間違っています」

以上
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