本文へ移動

今日の試合速報

夏休みはJリーグに遊びに行こう! 全国で180,000名様ご招待!
夏休みはJリーグに遊びに行こう! 全国で180,000名様ご招待!

J’s GOALニュース

一覧へ

【AFCチャンピオンズリーグ2013 アルシャバブ vs 柏】プレビュー:“アウェイ全勝”の柏が、敵地リヤドへ乗り込む運命の準々決勝第2戦。必ず日本に勝利を持ち帰る!(13.09.18)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
9月19日(木)AFCチャンピオンズリーグ2013 アルシャバブ vs 柏(02:15KICK OFF/リヤド)
-試合速報はこちら-

☆TV放送予定
【日本テレビ】25:59〜28:25(生放送・最大55分延長)
【G+】26:00〜29:15(生放送・短縮あり)
日本テレビ「アジアチャンピオンズリーグ」公式サイト


J's GOAL総力取材!ACL特集コーナーはこちら
----------

日本代表の遠征が終わる時、工藤壮人は別れ際に「ACL、頑張ってこい」とG大阪の遠藤保仁から激励を受けた。また、先日のJ1第25節磐田戦終了後にも、磐田の選手たちから、柏の選手たちへ同様の言葉が送られたという。

「もうレイソルだけの問題じゃない。日本を背負っているという気持ちをヒシヒシと感じている」(工藤)。

J1第21節では、仙台サポーターが柏のAFCチャンピオンズリーグを応援する横断幕を掲示した。柏の選手たちが持つ「日本を代表して戦う」という思いは、ここに来てさらなる強まりを見せている。

8月21日の準々決勝第1戦では勝利を収められず、アドバンテージを握れなかったのは残念である。とはいえ、「追い詰められている感じはしない。アウェイでも点を取って、勝つだけ」と工藤が語るように、引き分けという結果は悲観するほどのものではない。むしろ第1戦の終盤、澤昌克を投入してからは前線の動きが活性化され、それまで堅く閉ざされていたアルシャバブの守備に穴を空けた。第2戦で勝利するためのヒントをつかみ、その具体的なイメージを持てたことは間違いなく第1戦で得た収穫である。

アルシャバブは第1戦と比べてメンバーの変動はないだろう。フェルナンド メネガッゾ、マクネリー トーレス、ラフィーニャ、この外国籍の3選手を中心に変幻自在の攻撃を仕掛けてくる。起点となるメネガッゾとトーレスに決定的な仕事をさせず、そしてサイドで凄まじい突破力を見せるラフィーニャをマッチアップする橋本和が封じ込むことができるか。柏が勝つには、この3選手を抑えることは大前提だ。

前節の磐田戦で守備がハマらなかった点は、システム的に噛み合わなかったという問題もあったが、それ以上に注意散漫、気迫の欠如など、気持ちの部分やメンタル的に受けに回ってしまったからこそ、あのような立ち上がりになったと思っている。したがって磐田戦の前の試合、ヤマザキナビスコカップ準決勝第1戦、横浜FM戦で見せたような球際で戦う姿勢や研ぎ澄まされた集中力を取り戻せば、個の能力に長けたアルシャバブの選手たちとはいえ、そう自由にプレーできはしないだろう。

ある程度守備面に落ち着きが戻れば、あとは攻撃陣が点を奪えるかだ。先ほど、第1戦で「ヒントをつかんだ」と書いたが、得点を奪うにはバイタルエリアで変化を付けて相手を撹乱する攻撃を仕掛けつつ、シュートの意識を高く持つことが重要である。幸い、柏の攻撃陣は現在、絶好調と言っていい。その筆頭が田中順也だ。ここ数試合、左足の振れている“レフティーモンスター”は「今はシュートを枠に飛ばせているので、これを続けていく」と公式戦3試合連続ゴールに向けて意欲的。中東の乾いた空気の中で田中の強烈な左足が炸裂し、サウジアラビアの国民の度肝を抜く。そんな場面が見られそうだ。

ACL5試合連続ゴールを狙う工藤も「チームの勝利を優先するけど」と前置きをしながら、「点を取るためにシュートの意識を高く持つ」と豪語し、その言葉からは“エース”としてチームを勝利に導くという強い思いを感じさせた。

ハードワーク、集中力、気迫、それらの意識をチーム全体が持ち、守備を安定させ、好調の攻撃陣が点を取って勝つ。目指すことは至ってシンプルだ。
直近の磐田戦は実に不甲斐ない敗戦だった。集中力に欠け、気迫も感じられず、ようやく後半に入って巻き返したが、つまらないミスで追撃ムードをフイにした。あのパフォーマンスでは、ハッキリ言ってどこが相手でも勝ち目はないが、「反省するところは反省するけど、もう切り替えはできている。今年はその切り替えがうまくいっている」と工藤は語り、田中も「磐田戦のような試合はしない。全員で0に抑えて、点を取って勝つ」と敗戦のショックを引きずっている様子もなければ、あの敗戦を重く受け止めて猛省し、それを今回の試合で生かそうとしている。

今季の柏は、ACLではアウェイ全勝だ。ピリピリとした緊張感が漂っていた中国でも、ライバル心剥き出しにぶつかってきた韓国でも、優勝の勢いに乗っていたオーストラリアでも、柏はアウェイの雰囲気に飲まれることなく冷静に戦い、全ての試合に勝利してきた。

アウェイ全勝を継続させ、勝利を手土産に柏は日本へ帰る。

以上

2013.09.16 Reported by 鈴木潤
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

旬のキーワード

最新動画

詳細へ

2024/07/22(月) 10:00 【週末のゴールをイッキ見!】明治安田Jリーグ全ゴールまとめ【0720-0721】