●高木琢也監督（長崎）：
「いろんなことが注目される試合で、１万人以上の方々が集まってくれました。こういった試合ができることに感謝しています。今の時期に２位、３位との対決ということでそういった部分も重なってたくさんの方が来てくれた。本当に感謝している。選手たちに関しても今日のゲームについては全く悲観していない。部分部分においてはしっかり反省してこれから改善する必要があるが、全体としては良かった。最後は神戸さんがＤＦを５枚にして、お決まりのパターンだったんですけど、ウチは２点を取る必要があったのですが、時間的にもプレー的にも難しかった。だが悲観する必要はないと選手には伝えました。今後、アウェイが２試合続くがしっかり準備していきたい」

Ｑ：後半は守りに入った理由は？
「得点を取られたからだと思います。それで、後手に回ったと思います。それが「どうなんだ」ということで、失点後に目の色を変えて、もう少し奮起してほしかった。ただ、神戸も点を取れば乗ってきて、どうしてもやられる部分はある。ウチもミスが出てきた。まあ、細かいところまでは映像を見てみないとわかりません」

Ｑ：得点後、神戸が守備をしてくることは予測してた？
「20節に対戦したときもそうだったので、当然わかっていること。わかっていてもなかなかやられないのが神戸の強さだと思います」

Ｑ：もっと選手層が厚ければよいですか？
「それをいったらきりがない。そんなことは思わない。何人か怪我人がいるので早く復帰してほしいと思います。でもそれが原因で負けたわけではないです」

Ｑ：前半はすごく良かったが？
「押し込んでいてもすごくシュートが少なかった。立ち上がりの１０分であればもっと積極的にシュートを打つべきだ。なかなかそういう意識も若干スタートは足りなかった。アタッキングサードやボックスで大胆なプレーがなかったです。玉離れが遅かった選手もいたし、反省材料としてあります。若干、いつもよりボール持つ時間が多かった。今日の試合はどういう展開になるか正直わからなかった。ともすればかなりやられるのか、またともすれば結構やれるのではとも考えていました。しかし立ち上がりを見て、０−２で負けたが、彼らの力はかなり本物というか身になってきているという印象は強くあります」

Ｑ：幸野選手に２０分ごろ指示をたくさん出していたが？
「ボールを離してシュートを打ちなさいということです（笑）」

Ｑ：神戸が後半から前の選手を変えてきたが、それについて指示は？
「たぶん、なんとなく怪我かなんかかなあと言う印象でした。タイプ的にほぼ一緒で、都倉選手は左ききというだけ。まあ、やりにくい部分はあった。長いボールを入れてくる印象があった。ただ、我々が変えることはなく、充分対応できていた」

Ｑ：課題は？
「一つ言えるのは、点を取られた後に、もうちょっと頑張ってほしかったかなと思います」

Ｑ：奥野選手のプレーについては？彼が長崎に入ってどう変わった？
「簡単に言えば個人戦術の部分で言えば、俯瞰で見れる選手。立体的に見える選手。今日もクロスを入れて小松に入れるのかなあと思ったら、もうひとつ裏の、遠くの古部に入れる。良くピッチが見えてる。相手がいなければターンするし、ターンした後に一番薄いところにボールを供給することが的確にできる選手。だからこそ動きの変化やタイミングを合わせていけばもっとオリジナリティのあるプレーができる。それはチームでだいぶ変わってきました」

以上