●松田浩監督（栃木）：

「代替試合ということで、我々だけの試合ということで、上位との勝点差を縮められるチャンスだっただけにこういう結果に終わってしまい、期待していただいたファン・サポーターの皆さんには本当に申し訳ない試合をしたなと感じています。

ずっと同じことの繰り返しが多いのかなと感じています。失点は安易で、非常に自分達で試合を難しくしてしまった。特にこのグラウンド状況は我々の方が知っているのに、それに適したサッカーをできなかった。そのディシプリンが無かった。そこが非常に残念で、先制されると試合は難しくなる。そこからいくらハードワークして頑張っても、例えば１点入れば逆転となるかもしれないけど、なかなか１点は入るものでもないし、いつでも点が入ると思ってやっているようでは埒があかないと思っています。本当にそういう意味で先制点を与えたことが痛かった。それまでの戦術的なミス、ある意味ディシプリンのなさということでは精神的なミスだと思いますね。そこは悔やまれる試合で、自分の指導不足を感じています。申し訳なかったです」

Q:残り１０試合に向けて早急に解決すべき課題は？天皇杯から継続して出場して出た選手の評価は？
「残り試合に関しては、これまでと同じ姿勢で戦うしかない。今日も決勝戦だと。中３日の次の試合のことなんて考えるなと。この試合に勝たないと次の試合はないと。ここからの１１試合はそれしかない、と送り出したけど、そうは思えない入り方だったことが一番残念だし、自分の指導不足と言えばそれまでかもしれない。
天皇杯からのメンバーを選んだのは私ですから、そこも準備不足で私の責任かなと。選手にも正直に自分のことを振り返ってもらい、本当に決勝戦のつもりでやれたのか。試合前にチームとして意思統一した戦術に対して、それを遂行できたかどうかということを考えてもらいたいと思います。そうすることで本当に残り１０試合を決勝戦だと思って戦えると思う。それしかないと思う。今から選手補強ができるわけではないし、今の戦力でやるしかないので。そこが一番大事になると思う。
天皇杯から引き続き出たメンバーはチャンスをものにしたメンバーだと思う。もちろん、怪我人が出て出た選手もいるが、やっぱり福岡戦はある意味控え組同士の試合だったわけで、レギュラー組同士の試合では同じように行くわけではないと分かった試合だと思う。本人も。なかなかいいパフォーマンスが出せたとは言えないと思う」

Q:軽率な失点に関して一番の問題点は最初のシーンなのか、それともペナルティエリア付近での対応ですか？
「僕はパスミスからだと思う。長いボールを使う必要がある所で難しいプレーをしてしまったと思う。単純な、技術的なミスかもしれないが、結局それが失点に繋がったわけでし。失点に繋がるパスミスというか、クリアミスといってもいいかもしれないが、その前にも２つ、３つ失点に繋がってもおかしくない、ディシプリンに欠けたプレーで散見された。ですから、どれが失点になってもおかしくなかった。それが０−０の早い時間帯で出てしまったことが問題だと思う。どれが失点になっていても安易な失点になっていたと思う」

以上