●吉田康弘監督（武蔵野）：

「終わって見れば、0−1というスコアだけを見れば、いい試合ができたのかもしれません。ここからもう一つ上を狙うには、この１点の壁はものすごく大きいのかなと思います。この120分間の試合でそれを感じました。ただ、選手は開始から戦う姿勢を見せてくれた。前半を耐え凌いで、後半に向けて次第に横河のペースの時間帯もつくることができた。ここまでやってきた中で、積み上がってきたことが試合で出せたのかなと思います。それは、守備も攻撃も個ではなく皆でやっていくということ。どんな状況になってもあきらめない姿勢を見せる。それを120分間通して出せたことが一番の成果だったと思います」

Q:ＧＫを飯塚選手を起用した意図は？
「ここまで東京予選を通じて連勝できていたので、そのままのメンバーと考える方もいらっしゃると思います。ただ、僕自身は日々の練習が勝負だと思っています。その中で一番いい選手を11人、あるいはサブも含めて18人を常に選んでいます。そう選手にも言っています。そうでないといけない。アマチュアというレベルの中では競争は大きなテーマ。その中で日々のトレーニング、練習試合、試合も競争をしている。誰もが納得するメンバーは無理だと思っていますが、僕の見た中で常にベストのメンバーを選んでいる。その結果が飯塚でした」

Q:延長戦の円陣は？
「自然とそうなった。こういう素晴らしい相手と、後30分できることは素晴らしいことだから出し切ろうと話していました。やり残すことなく、悔いなく30分を戦おうと言って送り出しました」

Q:試合が終わった後、ピッチの中でどういう言葉を話しましたか？
「戦い自体は、誰が見ても素晴らしい戦いをしてくれたと思います。ただ、いちアスリートとしてプロとか、アマチュアとか関係なく、やはり勝ちたいという気持ちがある。そういう中で今日の負けを絶対に忘れない。これを基準にして明日からやっていこうという話をしました」

以上