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ルヴァン 準々決勝 第1戦
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【J2:第31節 熊本 vs 北九州】池谷友良監督(熊本)記者会見コメント(13.09.05)

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●池谷友良監督(熊本):
「非常に大事な一戦ということで、選手もその重要性を分かって今日戦ったと思います。結果は勝てずに残念ですが、内容的には悲観するものではないと思うので、当然点を入れられたシーンは問題があって修正しなきゃいけないですけど、たぶん選手も、なんで勝てないかなという風に陥ってるかなと。プレー自体は皆が本当にファイトできてるし、ある程度形もできてるし、これをもう1回好転させなきゃいけないので、その作業をしたいと思います。今日、2失点して、思い当たるのはそれ以外になかったので、非常に残念なゲームだったなと思っています。あとは(大迫)希とか、今日初先発でいい仕事をできたので、これは好材料かなと思っているし、あとはケガ人も戻ってくると思うので、天皇杯がありますけど、天皇杯というよりは次のリーグ戦に向けて、いい準備をしていきたいなと思います」

Q:警戒していた早い攻撃でやられましたが、失点についてどう捉えていますか?
「やられたシーンはそういうことですが、カウンターにはうまく対応できていたと。それ以外ではそんなにやられたシーンはなかったと思うし、相手のストロングなので、カウンターをどう防ぐかはひとつのテーマだったと思うんですね。失点したので言い訳をするつもりはないですけど、よく対応はできていたと、ゲーム自体はコントロールできたんじゃないかなと思っています」

Q:2失点目については?
「やっぱりサッカー自体が1対1のバトルから始まるので、基本ベースは1対1で負けないということ、これがすごく大事なポイントになると思いますし、失点を振り返るとそういうことになると思います。個人が云々ということではなくて、チームとしてこの2失点を受け入れていかなきゃいけないし、こういう状況になって、自分がやるようになって、最初から覚悟はあるので最後まで行くと思うんですね。その覚悟を持っているかどうかは凄く大事なので、残りの10戦に覚悟を持って、最後に笑えることを信じて、選手と一緒に戦っていきたいと思います」

Q:形は作れたということですが、得点自体はラッキーな面もあったと思います。難しいことだと思いますが、ゴール前の質を高めるための処方箋みたいなものは?
「これというのがあれば、即やると思いますが、なかなか難しいんで、やっぱり日々の中で作っていく、今いる戦力でやっていくということになっていくと思います。理想を言えば頭にストライカーがいるのがいちばんいいんですが、そういう状況にないので、動いてかき回していくということになると思います。そのベースは守備だと思っているので、いい奪い方から攻撃にもっていきたい。今日もそういう奪い方は何回かあったと思うし、皆チャレンジしてくれた。そういう中で決定機にはならなかったけれど、その前までは持って行けた、そういうシーンはあったと思うんですね。これを続けていくということしかないと思っていますし、それに尽きると思います」

Q:今日敗れて、降格圏から抜け出せずに留まってしまったかと思いますが?
「それは今日のゲームで、ということではないし、抜けるまで続いていくわけで、先ほど言ったように、覚悟を持って残り10戦やるという以外にないと思います。次の試合に勝てば違う状況が生まれるだろうし、今日のゲームを取っていれば少し違う状況が生まれて来るわけで、今日のゲームでということではなくて、残り10戦、総力戦だと思うし、それは選手もその覚悟を持っていると思うので、一緒に最後まで戦っていく。自分たち、チームを信じてやっていく、これ以外にないと思います」

Q:ここまでクラブにおられる中で、この状況は監督にとってどれくらいの危機でしょうか?
「こういう状況は初めての状況だと思います。正念場だと思うし、非常に大事な、重要な3ヶ月になるだろうなと思ってます。勝つ事が全てだと思うし、だけどそれだけじゃないものもうちのクラブとしてはあると思います。勝つ事が熊本に元気を与えることになるんですがそれだけではない。それは続けていくこと、皆の誇りになれるクラブになること。でもこれを乗り越えないと、そういうクラブの歴史って作っていけないと思うんですね。いろんなチームが経験している部分でもあると思います。かつて自分がいたクラブもそうだし、名門と言われるクラブもそうだし。でもやっぱりそれを乗り越えていくことで真価が問われると思っているので、この状況、ここからの3ヶ月はやっぱり、乗り越えるために最善を尽くす。それがチーム力だしクラブ力でもあるし、熊本力だと思っています。負けたら全てが終わるというのは違うことだと思っているので、今クラブとして試されている、チームとして試されている、熊本として試されている、それくらいの状況かなと思います。そこに責任をもって、自分たちの全てをぶつけていく。やっぱり仲間はたくさんいると思うので、一緒に戦っていきたいと思います。諦めてしまうと終わってしまうので、その覚悟を自分も選手も、十分持っていると思うし、それを信じてます」

Q:前期7失点で敗れていますが、今日の試合前に選手たちにどんな言葉をかけましたか?
「7失点は頭にないです。この間の再戦ということだったので。前回の1-1のイメージは持っていないですけど、紙一重の中で動くんだなと思って臨みました。選手を送り出す中で言ったのは、大事なゲームだということは伝えて送り出しました。表現がいいのか分かりませんが、この状況を変える唯一のゲームだと思うんですね、他がゲームをやっていないので。勝点を取れれば地力で這い上がる大きなチャンスであると伝えました。以前のクラブである選手が言った言葉を皆に紹介しました」

Q:具体的に教えていただけますか?
「表現がいいのか分かりませんが。僕が昔いたクラブにいた洪明甫(ホン ミョンボ)という選手が、前の試合で負けて次のゲームを迎える時に、彼はミーティングでこう言ったんですね。『この1週間すごく悔しい思いをして、寝られなかった。やっと今日の日が来た。自分たちはピッチでしか取り返せない、今日はやるかやられるかの戦争だと思う。俺はその覚悟がある』と、彼は皆に伝えた。その言葉を伝えました。その気持ちを持ってファイトしてくれたと思うし、結果はなかったですけど、選手がファイトできたことには満足感はあります。あとは勝ちにつなげるところ、そこを皆で考えていきたいし、構築しなきゃいけないと思います。そう簡単にうまくいくとは思っていないですけど、やり続けること、信じて進んで行くこと。あとはこういう状況なので、選手の中で『負けてはいけない』という気持ちがあまりにも強いのかなと思うんですよね。だから少し、そういう部分は解き放ってあげないといけないのかなと。いい方は悪いんですが、ある意味もっと楽しまなきゃいけない、もっと自由に、大胆にやらなきゃいけない。それが最後の所で縮こまったりという部分に若干出ているのかなと思います。これを解き放って彼ら本来の力を引き出すというのが、自分のやらなきゃいけないことかなと思ってます」

Q:サポーターから厳しい声も出ていたようですが、どう思われますか?
「ある意味、必要な部分もあると思いますし、ホームで勝てていないということでいくと、当然、仕方ない部分もあります。でもここから何をつなげていくかということだと思っています。負けて応援してくれとか、負けたけど拍手してくださいというつもりは毛頭ありません。だけど共に闘うしかないと思っています。僕は、前にも言ったことがあるかと思いますが、素晴らしいサポーターを持ったクラブだと思ってます。それは、チームが勝つために彼らがいろんなことをしてきてくれたことを知っているし、彼らの思いから厳しい言葉も出るだろうし、それはある意味必要なことだと思います。だけどやはり次のゲームに向かうには、共に闘ってもらうしかないと思うんですね。やっぱり味方でなければいけないし、僕らも味方だと思っているし、支えが必要だと思っているし、彼らの支えに今まで救われてきたと思っている。なので、もう1度皆で、本当に熊本力というか、この素晴らしいサポーターをもったクラブだし、彼らの力も借りて、最後まで諦めず、戦っていきたいと思っています」

以上
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