クラブの目標達成のため、終盤戦に向けて驚きの監督交代や意外な選手の加入など人事のニュースが話題になっているが、totoの予想を考えるときにこの変化をすぐに反映するのは難しい。前回の第646回は、大分がアウェイで浦和に一時3-0でリードする展開で、“梶山効果”の凄さを感じた（ダイジェスト映像しか見ていないけれど…）が、こんな展開は想定外。結果は4-3で浦和が逆転したが“梶山効果”は大分の試合を予想する上で今後欠かせない要素になった。ただ、だからといって今節、大分がホームで広島に勝つと予想するのも勇気がいる。でも、大分の選手が浦和戦の3連発を自信に変え、4失点の悔しさを集中力と意地に変えれば…と大分サポーターは期待しているはず。お金に期待している人はもう少しドライに判断するだろうが、ここでトリプルを発動するのも難しい。シングルなら悩んだ末に、やっぱり「２」か…。

大分対広島戦以上にトリプルを発動したくなるのは湘南対甲府。過去の対戦データを見れば湘南の勝ちか引き分けの「１」、「０」のダブルで十分だと思う人が多いかも知れないが、パトリックとジウシーニョがフィットしつつある甲府が久しぶりに湘南に勝つ可能性は十分にあると思う。甲府担当としての期待が混じっていることを隠すつもりはないし、シーズン序盤から中盤にかけて外国人選手が4増4減する紆余曲折があったことも事実（湘南も紙の選手名鑑に載っている外国人選手は今はもういない）。2013シーズンは予想以上に苦難のスタートとなった甲府だが、外国人選手人事が落ち着いてからは再び右肩上がり。前半でガツーンといければ勝利の可能性は結構高くなるだろう…と期待している。

Ｊ２はＧ大阪が独走態勢に入りつつある感じだが、予想上の問題でポイントになるのは神戸が２位以上を確保できるのか、３位以下のグループに吸収されてしまうのかというところ。そして、Ｊ１昇格プレーオフ圏内の千葉や京都がもう一つアクセルを踏み込めないところも予想を難しくしている。今節は対象となる千葉対岐阜、神戸対福岡の予想が投票状況では「１」の人気が高いが、第１クール以上に福岡は神戸にとって難しい相手になりそう。「もう少しで勝てる」という試合が多かった岐阜は監督交代がプラスになるのかマイナスになるのかは分からないが、粘り強く戦う流れに持ち込めば「０」、「２」だって考えられる。かと言って、トリプルを３〜４も発動するのは予算的に厳しくなる。

前回の646回は１等・32,813,348円が４口も出ていて羨ましい限り。この仲間に入って月末の支払いを心配しなくていい生活を手にしたいが、今シーズンのtotoは悩ませてくれる。必殺の方法は思いつかないだけに悩んで悩んで“欲の神様”に愛されるように純粋な欲パワーを発揮したい。

以上

2013.08.23 Reported by 松尾潤（甲府担当）