●伊東 俊 選手（山形）：
「連戦に入る前だったので、勝てたのはすごい大きいし、チームがやっと勝てたことで次の試合にも自信がついて、3連戦をいい形で入れたかなと思います」

Q:決勝点のアシストシーンについては?
「自分が結構マイナスを上げるのが多くて、ちょうどいいところに裕希さん(中島)がいたから、流し込めたかなという感じです」

Q:1点目のコーナーキックは狙いどおり?
「そうですね。ポイントで上げて、あとは中に人にという感じで。(練習通り?)そうですね。ポイントはあそこの場所らへんで蹴ってたので、いいところに上がったと思います」

Q:3得点に絡んだことについては?
「点に絡んで勝利したのはうれしいし、大きいですけど、チーム全員で勝利できたのことが今日は一番よかったかなと思います」

Q:シーズン前半のような「点を取られても取り返す」ようなサッカーでしたが、チームのスタイルについては?
「やることは別に変えてないし、今日はうまく噛み合って点が取れて、勝つことができて、またチームで勝つために必要なことがわかってきたんじゃないかと思います」

Q:前半はあまり噛み合う場面はなかったように見えましたが?
「そうですね。ボールも自分が結構奪われてて、後半は簡単にできることはしようと思って入ったんですけど、ちょっと雑なところが多かったです。突破したところは思いきっていけたし、相手も食い付いてくれたので抜けたと思います」

●ロメロ フランク 選手（山形）：
「前半、1本目……シュート打ちたかったんですけど、ちょっと迷っちゃって、切り返してヤマ(山田)に出したんですけど、あれは打ったほうがよかったなあと思いますね。もっと貪欲に行けばよかった。横に(山田が)見えちゃったので。センタリングかなんかでちょうど俺の前にこぼれたので、そのままダイレクトシュートを打てばよかったんですけど。ゴールを決めたシーンでは思いきり打ちました」

Q:25歳最後の試合でしたが、決めたいという気持ちは強かったですか?
「決めたいというより、今日勝ちたいなというのがあって、相手が神戸だし、ここから勢いに乗れるなというところですね。でも決められて本当によかったです」

Q:試合が終わったときは膝をついてましたが?
「いやもう疲れました。出しきりましたね。やっぱり勝つ試合は違いますね。全身が疲れます。今日みたいな試合はみんな出しきったと思うので、こういう試合をもっともっと増やして、ここから6位以内に入れると思うので、この試合を継続したいですね」

Q:3点目を取ったあとは体力的に厳しそうで、ギリギリかなと見ていたのですが?
「サポーターの声援もあるし、そういう後押しもあったので、最後まで戦えてよかったです」

Q:今日はいつもの試合以上に前に絡む意識がありましたか?
「ホリさん(堀之内)は守備的な選手なので、後ろを任せて自分は前に行けたので、ゴール前に顔を出す場面はすごく多くて、ああいうのもどんどん増やしたいですね」

Q:最近のポゼッションを意識した戦い方のなかではフランク選手もなかなか前に上がれなかったところもありましたが?
「そうですね。前に行くチャンスというか、タメる選手もキープできなくて自分も上がるタイミングがなかったので。今日はすごくフォワードが収めていたので上がるチャンスもありました」

●山崎 雅人 選手（山形）：
「後半やられる試合が多かったので、前の試合も意識してやっていて、今日の試合も意識してやっていたんですけど、コンパクトにやるということで、セカンドボールを拾うという意識を強く持てば、自ずとコンパクトになると思いますし、そういうところを意識してやっていました。あまり考え過ぎてもうまくいかないと思うので、セカンドボールを拾うというところだけ、声をかけ合ってやってました」

Q:茂木選手の裏もかなり狙っていたようですが?
「今週、サイドバックの裏というのは意識してましたし、茂木選手は攻撃的な選手なので、自分も前に出させないように裏に飛び出たり、サイドで起点になったりということを意識してたんですけど、やっぱりどうしても前の選手なので、裏のところのケアというのはおろそかになっていたと思うので、そういうところを突いてはいました」

Q:今日は両サイドバックとキーパーが代わりましたが、それによる変化はありましたか?
「メンバーは多少代わりましたけど、特に意識せず、自分たちもどういうメンバーで行くのかというのは試合当日にならないとわかりませんし、そういうメンバーで行くということで、常に危機感を持ってやってます。連戦となるので、チーム一丸となって戦うことが大事だと思いますし、勢いというのは今日の試合で出たと思うし、次の試合が大事になると思うので、勝って勢いに乗れると思います。次の試合、みんなで一丸となって戦いたいと思います」

Q:ベンチに下がってからはどんな気持ちで試合を観てましたか?
「僕が(ピッチを)出たときに1点取られて同点になっていたので、どうしてももう1点取ってほしいという気持ちが強かったですし、もう『お願いします！』って感じでした」

Q:久々の勝利で、ベンチもうれしそうでした。
「久しぶりに勝てたというのもありますし、勝てなくて苦しい思いは当然選手もしていました。チームとしてなかなかうまいこといってなかったわけではなかったので、うまいこといっても勝てない時期が続いてたし、そういう意識というのは常に持っていました」

●西河 翔吾 選手（山形）：
「やっと勝てたのもよかったし、3連戦の最初を取ったというのもよかったと思います。失点がこれだけ長く続くのもなかなかないんですけど、それでもオフェンス陣が得点してくれて勝ってるので、いまはもう勝点を3を取るっていうことがすべてだと思うし、相手よりも1点多く取ればいいと思っています。もちろん、2失点というのも反省しなきゃいけないですけど、それよりも3点取って勝ったということをプラスに考えてやっていきたいと思います」

●小川 慶治朗 選手（神戸）：
「前半あの時間帯で点を取って、神戸のゲーム運びで前半を終えることができたので、そこは今日はよかったと思います。いつもなら前半ですぐに追いつかれたりするんですけど、そこは『成長したな』という前半だったと思います。後半入ってすぐに、ミス、ミスで失点をしてしまうというところが、集中力が足りないですし、絶対にやってはいけないことだったと思います。そのあと、神戸のパターンというか、逆転を許してズルズル行くかなと思ったんですけど、チームが今日はみんなで鼓舞して持ち直したので、そこまではよかったと思います。でも、最後ああいう形で、多分ミスです、そういう形で失点してしまったので、今日はほんと要所要所の集中力が足りなかった試合だと思います」

Q:前半の先制シーンではゴールまで少し距離がありましたが、迷わず打てましたか?
「やっぱりシュートの意識が一番重要だと思うので、僕のなかでそういうことは頭に置いて、常にゴールが見えたらシュートと。そのなかで、シュートを意識することで違う動きが見えてくると思うのでそこからのパスもあると思うんですけど、あの場面に関してはゴールが見えていたし、トクさんの落としもよかったので、ゴールだけを考えて打ちました」

Q:都倉選手の頭を使いながら、そこにうまく小川選手などが絡むということが、前半に関しては意思統一できたと思いますが?
「ああいう形は常に狙っている形なのでよかったと思いますけど、ロングキックだけになっていた部分もあったので、もうちょっと何か工夫が必要かなと。でも先制点取れたことによって、神戸のサッカーとしてゲームを落ち着かせる意味では、ああいうロングキックでリズムをつくるのはいいこと。これからも継続していきたいと思います」

Q:後半、攻撃のバリエーションをふやすこともチームとしての課題ですか?
「今日も亮太君(森岡)が入ってからリズムの変化が見られたので、そこは勝ってる時間帯とかで、ダメ押しゴールを取るという形でやりたいし、負けている状態でも逆転できるようなチームにしたい。変化をつくる選手が多いので、うまく合わせていきたいです」

Q:2得点しながら3失点したが、攻守のバランスについては?
「みんな守備の意識は強いとは思うんですけど、2度追いということがチーム全体をとおしてできてない。1回ディフェンスに戻るとそれでいいという考えの選手が多いと思うので、そこは意識の問題だと思いますし、そういうところは改めて、あとはみな思いきって攻撃に力を注ぐ。そういう守備の頑張りは当たり前ですけど、守備というより、攻撃でみんなで後半の最後の形をつくれるように絡んでいきたいです」

Q:中2日ですぐ次の試合がやってきます。
「短いですけど、いつも練習では一緒にプレーしているメンバーばかりなので、連係に関しては問題ないと思います」

Q:サポーターに向けてひと言。
「こんな遠いところまで来ていただいたのにああいう、一番悔しい負け方だったので、本当に申し訳ないと思います。でも次にまた試合が待ってるので、みなさんの力をお借りしたいと思います。応援よろしくお願いします」

●茂木 弘人 選手（神戸）：
「内容どうこう言うより、負けたことが一番ですね。相手のラインも高かったので、どんどん裏を、試合が始まって何分かはどんどん狙っていこうということで、都倉も走ってくれたし、ターゲットにもなってくれたので、あそこは前半はうまく使えていたと思います」

Q:ターニングポイントになったのは後半のコーナーキック?
「そうですね。コーナーになる前の流れもちょっともったいなかったし、警戒していたセットプレーで、ずっとファーを狙われてたけど、今回はニアというか前のところで合わされて、これはずっと課題に残ると思います」

Q:山形は得点力があるというところで、打ち合いになるのもしょうがないという見方でしたか?
「ただ前半は1-0で折り返せたので、後半早めにもう1点取れればという思いはあったんですけど、逆に早い時間に追いつかれてしまったので、逆にそれでホームの山形を勢いづかせてしまったし、難しい試合になってしまったと思います」

●奥井 諒 選手（神戸）：
「勝ちたかったです」

Q:序盤から相手の裏を狙っていたが?
「それはチームで話したことですし、そこの入りは徹底してやろうと意識しました。前半最初は押し込めたかなと思います。前半は特にトクさんが起点になってくれて、そのあとのセカンドというところではいい形がつくれていたと思います」

Q:後半の戦い方に課題が出たのでしょうか?
「1点目は余計なコーナーで、コーナーにしなくていいところをコーナーにして、それは前の試合も一緒だったんですけど、もったいないコーナーの与え方というか、コーナーにしなくていいところをコーナーにしたのがまず一番の問題点であって、3点目は僕が軽いプレーをしてしまって、あそこがすべてだなあと思います」

Q:連戦になりますが、次節へ向けては?
「中2日で移動もあって、負けた試合のあとということで、一番大事なのはメンタルのところで、そこをいかに次の試合で100パーセントにもっていくかというところだと思います。負けたのは本当に悔しいですし、僕自身、僕のミスで勝点3か1取れたところを勝点0になってしまったので、僕自身もう1回チャンスが来るのであれば、しっかりいい準備をして次の試合に臨むだけだと思います」

以上