●ペトロヴィッチ監督(浦和):
「予想通りの展開。我々はもう少し早く得点を取れればよかったが、考えた通りの試合展開。今日、我々のチームは14節の中でもっともプロフェッショナルな戦いを見せられた。今シーズン、大分や清水で今日のようなプロフェッショナルな戦いができていればもう5ポイント多かった。引き分けや敗戦の中から学んでチームは成長を見せられた。
チームとして今日の戦いで大事にしていたのは先に失点しないこと。相手は遠くからシュートを打っていたが、決定的なシーンはあまり作られていなかった。慎重な戦いの中でどこかで得点をしてという展開で、得点は遅い時間だったが、そこからもう何点か取れてもよかった。慎重に試合を進めたが点が入らない中で(柏木陽介)陽介をボランチに下げてよりリスクを負った形でゲームをした。攻撃の形をうまく出せた。この先の戦いはよりリスクを負うのか、そうではないのか、しっかり判断していきたい。我々はもっといい内容のゲームができると思うが、今日のように高い気温を考えると今日のできはよしとしてもいいと思う」
Q:那須の得点は攻め上がる指示をしていたのか? 那須がチームにもたらしているものは?
「あの時間帯に指示を出したわけではないが、我々のサッカーはDFが攻撃的にいくことを禁止していないのでよくあること。個人の選手へのコメントはあまりしないが、今シーズン加入して那須はよくやってくれている。先発で出ているのは役割を果たしているから」
Q:14節でもっともプロフェッショナルな戦いをした、というのは?
「我々のサッカーは攻撃的でリスクを負う。そこのところをコントロールして3ポイントを取る結果を出した。その意味でのプロフェッショナルというこおと。こういったゲームは難しい。甲府は我々に負けても何も失うものはない。我々は勝たないといけないゲーム。甲府は負けたが非常に良くやったと言ってくれる人は多いのではないだろうか。我々のチームは1年半前はほぼ降格しかかったチーム。チームはそのあとの1年半で大きな成長を遂げた。見ている人のなかには1−0で勝利したが、内容には満足していない人もいるかもしれないが、そこに成長した証があると思う。浦和が1年半で成長した大きな一歩であると」
Q:日本の夏の暑さはやっかいなものですか?
「我々のチームは、今シーズン何か掴みたい、何かを手にしたい。去年、ホームで札幌に勝っていれば何かを手にしたかもしれない。今年、清水・大分戦という勝利を求められるゲームで勝利を手にできなかった。そういった意味でこういう展開で勝つことが大事。内容がいいゲームは両チームがサッカーをしないといけない。片方のチームがサッカーをするだけではいいものは生まれない。この間のヤマザキナビスコカップのC大阪戦は、我々が第1戦で2−0で勝っていたにもかかわらず、(第2戦で)相手は9人で引いて守っている。そういう戦いをするとなかなかそうはならない。ただし、いつものC大阪は素晴らしい攻撃的なチームであります」
Q:この1ヶ月間の中断期間に準備してきたもので、何が出せてどう進歩があったのか?
「今日のゲームはそういった部分が出ていなかったが、中断期間でいいものを出せたのはC大阪とのヤマザキナビスコカップの第1戦。相手が守備的に戦ってくることを想定して確実にボールを動かしていく、より危険に走っていくトレーニングを積んできた。
あとはボールを奪ってから早く攻撃を仕掛けること強調して来た。第1戦、アウェイのC大阪戦では出た。今後、相手は浦和の攻撃をどう止めるかというサッカーになってくると思う。より厳しく、難しくなると思っている。私が疑問に思うのは、相手はなぜ浦和の守備を崩すということやってこないのかということで、いかに浦和の攻撃を止めるかという展開になる。浦和を攻撃的に上回ることを考えないのかなと思う。私は外国籍監督として7年日本で仕事をしてきて、読む記事では私の率いるチームに対して相手はいかに守備をするかという内容。守備を作るのは比較的早くできる。いかに相手の守備を崩して得点をするかという部分は難しく時間がかかる。
私は日本のサッカー界にいかに貢献していけるかを考えている。日本サッカーは、攻撃をクリエイトするサッカーになっていかないといけない部分があると感じている。広島の監督時代、広島のサッカーを変えた部分はあったと思う。そして今は、2クラブ目の浦和。私がもう少し長生きできるのなら、3クラブ目で攻撃的なサッカーをクリエイトできれば日本サッカーに貢献できるかもしれない。鳥取でも福岡でもどこでもいいのですが、私が作るサッカーは攻撃的で魅力あふれるサッカーを目指していく。広島を長年かけて魅力的なチームにすることができた。浦和も素晴らしいチームになっている。サッカーを考えたときの哲学は、魅力あふれる攻撃的なサッカーができるか。那須は10年以上Jリーグで活躍しているが、今シーズンほど攻撃的な那須は今まで見れなかったのではないか。非常に得点に絡み、攻撃でも起点になっている部分が多い。我々のサッカーはトータルサッカーでDFでも攻撃的なものを求められます」
以上
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