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【J2:第22節 松本 vs 水戸】反町康治監督(松本)記者会見コメント(13.07.03)

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●反町康治監督(松本):

「平日のこの天気にも関わらず、最後まで声を枯らして応援していただいたサポーターの皆さんには感謝しております。カズが決めましたが、前節決めてくれればもっと見に来たお客さんも喜んだのかも知れませんけども(笑)。
折り返し前のゲーム、特にアウェイの2試合は少し目を覆いたくなる内容と結果だったんですけど、横浜FC戦でその膿みが少し取れて、その膿みを今日は完全に排出できたのではないかというゲームだったと思います。向こうは戦力的にかなり厳しい状況だったので、逆にこっちとしては準備も難しい状況ではあったんですけど、我々は少し停滞しているという緊張感も含めて、良いゲームの入り方は出来たんではないかなと思いました。連戦ということもあり、少しチームが停滞していることもあって、カベッサと犬飼は初めての先発で、楠瀬もちょっと調子を落としていたので久々の初めからという感じになりましたけど、彼らがある意味フレッシュにやれたのは今後プラスになるとは思います。また連戦であるので、ちょっと遠いところですけど何とか良い成果を持ってホームに帰ってきたいと思います」

Q:相手に欠場選手が多いことでどういう出方をするか分からなかったと思いますが?

「並びは4枚で来る可能性もあるなと思ったんですね。彼の持っている力を考えた場合には。橋本という攻撃のスイッチを入れる選手がいなかったので、シャドーをやるのが難波だと直線的に裏をとる動きが多いので、結局左肩上がりの2トップみたいな感じでしたね。だからそれをハーフタイムに少しリスク管理をしとかないと、本間のキックであるとか……。今思い出しましたけど、キーパーに点を取られなくてよかったですね(笑)……。リスク管理しないといけないというのは、最初から感じていました。あと小澤がちょっと引いた形でボールを貰った時に、うちのセンターバックがどうするかというのがありましたが、犬飼始め冷静に対応出来ましたね。彼もしっかり喋れるものですから、そんなに崩れることはなかったかなと思いました。パーセンテージは見ていませんが、向こうのかなり点をとっている選手がいなかったことでは、狙いは両サイドからのクロスということになると思うんですけど、話をした割にはやられたと思いますね(苦笑)。そこは次の熊本には北嶋とか齊藤とかヘディングの強い選手はいますから、やはり最善の準備をしなければいけないでしょうね」

Q:ある程度リトリートしてくるということは考えましたか?

「柱谷監督はあまりそういうことをせずにチームの勢いを大事にする監督ですからね。実際そうだったと思いますし。我々は犬飼が入ったことでボールの落ち着きが良くなったので、相手の狙いどころがないというところはあったと思いますね。(Q:相手に応じて変えた部分は?)あんまりないですね」

Q:3連敗ストップの率直な感想は?この試合で後半戦に繋がるものは見えましたか?

「そりゃ嬉しいですよ。ただ、少しチームの中で競争するにあたって足りないところは、引き続き今日メンバーに入っていない選手でも出てきてもらいたいというのはあります。逆に言うと楠瀬なんか今日点を取りましたけど、プロジェクターを貰っちゃって羨ましいんですけど。僕が使ったんだから僕にくれればいいんですけど(笑)、悔しい思いをしているわけですよ。その反骨心でちゃんと練習してきたわけです。そういうところは若い選手とかは見習ってほしいところはあります」

Q:3バックをいじった意図は?

「飯田は、ビルドアップの時の左足はおもちゃですから。チームにとってもストレスになっていましたからね。そういう意味ではスムースに攻撃への展開が出来るというのはあると思います。犬飼も右利きですけど、十分安定したビルドアップは出来るというのを見込んで。逆に言うと我々に少し足りないところだと思うんですよね。守備ではもったいないファールをしたりなど修正しないといけないところはあると思いますが、2週間で本人も輪の中に入ろうと努力していると思うんです。我々スタッフに対する信頼感も生まれてきたようで、それもある意味、メンバーに入っていない後ろの選手であるナベ(川鍋)とか(宮下)周歩にも刺激になって欲しいですね。チャンスはあるんだと感じてもらいたいですね」

Q:玉林睦実選手がゴールを決めました。彼の良さとは?

「良さを探すのは難しいです(笑)。福岡戦で点を取った時も『お前、何でそこにいるんだ』というところがあって、今日もそういうところがあるんで。セットプレーでもこの場所だよと練習もしているのに、試合が始まると違うところにいるんですよ(笑)。僕が前に出て言っているのは殆ど『タマ!タマ!』ですよ。しかも一番遠いサイドなので、聞こえないうちに前半が終わってしまう。まあそれが玉林なんですけど。最初に来た時に、修正が利かないなと思ってグラウンド5周させたんですけど、それでもまだ自分の言うことを聞いてくれない唯一の選手です(笑)。ただ一生懸命やるとか走るとか、手を抜くことを知らないので、チームの中では技量は正直高くないですけど、目標になってもらいたい、値する選手だと思います」

Q:ホドリゴ・カベッサ選手のプレーについては?

「及第点でしょうね。あれくらいの力はあると思いますが、それ以上の力はあるかと言うと、残念ながら今のところないですね。だた、こっちがこれは出来ないなと思ったことがやれていたところもあったし、ブラジル人はそういう意味では計算が立たないってよく言うんですけど、長くトレーニングしてきてチームのコンセプトを理解した上で、良くやったんではないかなと思いますね。彼もどちらかと言うと、あの顔をしていますけど真面目なタイプでコツコツと言われたことを整理しながら、日本サッカーに順応しようと頑張ってきた。そういう姿勢は良いと思いますしね。何とかここで成功してやろうというのは分かりました。ただ、今日が成功かというと全然そうじゃない」

Q:では船山貴之選手については?

「今日はクロスからビッグチャンスもありましたよね。ダメだったら変えればいいわけではなく、中盤でのプレーやディフェンス、そういうところの貢献度もありますし、もちろん本人も分かっていると思いますし、奮起してもらいたいと思います」

Q:膿みを出し切ったということですが、この間の選手たちの姿勢は?

「積極性はあったと思いますね。ちょっとユンが積極性に欠けた部分はありましたけど、後半になって強気な姿勢を出したと思います。なかなか上手くいかないと消極的になるんですけど、こういう時だからこそ迷ったらチャレンジしろと今日も言いましたし、そういう前へ前へという姿勢は出せたと思います。アウェイ2試合では少し受け身になるというかずるずる後退していく感じでしたけど、今日はボールをインターセプトにチャレンジするとか。結果的にファウルになったところもありましたが、相手に脅威を与えるという意味ではアウェイ2試合よりは進歩したと思います。我々はそれがあってチームとして成り立つわけであって、そういう姿勢はこれからも続けていきたいと思いますし、そういう話はしていかないとと思います」

以上
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