●奥野僚右監督(山形):
「少し前の話になるんですけれども、アウェイの千葉戦でとてもいいゲーム内容で勝つことができました。その時に会見で話したことというのは、自分は非常にゲームをベンチで見てて感動したという話をしました。そういった試合を本当にできると証明した中で、なかなかホームでそういう試合をお見せすることができなかった。でもまた今日一つ、ホームでもこういう試合ができるんだということをお見せできた試合になったんじゃないかなと思います。ベンチにいながら本当に自分が熱く感動というか、選手たちの献身と徹底というものが本当に随所に見られて、それをアディショナルタイムも入れますと94分、最後までやってくれたな、やりきってくれたなと。本当にそういう部分で選手に感謝してますし、ありがとうという気持ちでいっぱいです。当然、立ち上がりからいい形でゴールが決まり、前半を折り返しました。そして後半、一旦同点に追いつかれましたけれども、決して慌てることなく、ホームの地の利を生かし、自分たちの技術を生かし、冷静に試合を運ぶということが最後までできたんじゃないかなと。そして隙を見て追加点を奪う。今日は相手の徹底された狙いというもの以上に、こちらがそれへの対処で徹底するとともに、攻撃においても徹底を選手たちがしてくれた。結果こそこういう点差になりましたけれども、それ以上に選手が見せてくれた姿勢であったり、選手がやってくれたことのありがたさで今日はいっぱいです。今日はなかなかいいコメントも思い浮かばないんですけれども、そういう形で思っております」
Q:今日の試合は個人技の高さが光りましたが、監督からどのようにご覧になりましたか?
「そうですね、一つのボールに対して全員が関わりを持ち続けるということができたんじゃないかなと。それによって、距離感もいいですし、周りも見えているので、落ち着いてプレーができた。そういった少しのことですけれども、少しの落ち着きを得るために全員が努力をし、全員がハードワークをしてくれたと。そういうところで、技術を発揮するにいたったんじゃないかなと思っております」
Q:林選手が得点量産態勢に入ってきましたが、林選手の活躍をどのように見ていますか?
「今、彼が前線から勢いを与えている部分が多くあります。そういったものをずーっと継続してやっていくなかで、彼もそうですし、チーム自体もどんどんよくなっているというふうな解釈でいます。ですから今後もますます、いまのレベル以上のものを求めてトレーニングから取り組んでいってもらいたいなと期待しています」
Q:ハーフタイムに「これ以上のハードワークをしていこう」と選手を送り出していますが、なぜその言葉をかけたのかを教えてください。
「いろんな状況があるなかで、1-0でリードしていて、後半は少し風下になる。どうしても相手の狙いがもっと徹底されたものであって、こちらが間延びさせられるような状況だったり、先ほど申し上げたように、ボール一つに対して全員が動くということが難しくなってくる。それを打ち破るには、相手の徹底した狙い以上にこちらが徹底するにはより以上のハードワークが必要だという思いで選手たちを送り出しました」
Q:前半の出来に満足していなかったわけではなく?
「前半の動きに、あと少しの落ち着きであったり、あと少しの技術を生かすための工夫というものを付け加えたかったですね」
Q:今日4得点でここ数試合複数得点が続いていて、総得点が今節でJ2の1位になりました。攻撃陣全体の好調の要因、どういったことでうまくいっていて得点の量産につながっているのかということを教えてください。
「選手個人個人含めたチームとしての機能というものが表現できる機会が増えてきた、それにより、複数得点の可能性も広がり、いろんなシチュエーションからいろんな場面で得点が狙えるようになってきた。それも選手たちの努力と、攻撃的な姿勢を選手たちが常に持っていながら取り組んでくれている、日々の努力の、チーム全体としての積み重ねだと思っております。常々、連係が高まったり、よりチャンスが多く、そしてチャンスを確実にゴールへ結びつけるようなトレーニングを選手たちに心掛けてもらっています。その選手たちの毎日の積み重ねというものでしかゴールには近づいてこれない、そういうふうに思っております。ですから今日は、少しの落ち着きがプラスされた部分で技術であったり、最後の決定的なチャンスというものに結びつけてきたのかなと思っております」
Q:次節が今シーズンの折り返しですが、ホームでは今日が最後なので、20節を終えて、いいところと課題の総括をお願いします。
「まだ総括するには、今自分が質問を受けて何かをまとめているわけではないですけれども、非常に攻撃的なサッカーを目指していく中で、ゴールを奪える機会が増えてきて、チャンスをつくる機会が増えてきたなというふうに思っております。その反面、見ていただいてわかるように、少し失点数が多いです。いずれにせよ、失点数を得点数が上回ればという部分と、あとは失点を、相手にペースを握らせないで自分たちのペースの時間を数多くつくるということに尽きてくるんじゃないかなと思っております。今後もそういったなかで得点数を増やしていきたいですし、失点というものにもこだわって、失点をしないということにも着目しながら得点も増やしていきたいなと考えております」
Q:後半に失点する試合が続いていましたが、今日は追加点に対する意欲が強く感じられました。何かそのへんで得たものはありますか?
「当然のことながら、チームも日々成長してくれて、個人も日々成長してくれてます。そういったなかで本当に少しの落ち着きであったり、ゲームを組み立てていくというところがどんどんよくなってきた。そしてチームのまとまり感、一体感というものも確実に上がってきているのを実感しています。あとはそういうことを継続していくことによって、勝つ確率というものも高まって、得点の確率というものも高まるというふうに思っております」
Q:久しぶりの先発となった比嘉選手が先制点を取りましたが、先発に起用しようと思った、練習で見られた比嘉選手のよさはどういったところですか?
「彼はシューターの中に入った時に本当に機能的な役割を表現してくれる選手ですね。ですから、その頭のよさというものを今日は頭から生かしてもらいたい。当然、今日の相手は、最近戦ってきた相手は4バックのチームが多かったんですけれども、また3バックの相手でいろんなところに気を遣わなくちゃいけない。そういったところで気を遣える選手であるというところでスタートから頑張ってもらいました」
以上
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