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【J2日記】福岡:アウェイに行こう〜千葉編(13.06.17)

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(C)中倉 一志

ジェフカラーで統一された蘇我駅改札口。ジェフの本拠地に来たのだなと思い知らされる。

(C)中倉 一志

蘇我駅西口で出迎えるのは「ジェフィ(JEFFY)」、と「ユニティ(UNITY)」。

(C)中倉 一志

フクアリを楽しむのならタッパーは必需品。

(C)中倉 一志

タッパー一杯に盛られたウインナー。何種類もの味がある。

(C)中倉 一志

豪快に焼き上げられるチキンレッグ、ブラジルソーセージ、牛肉の山。

(C)中倉 一志

分厚くカットしたベーコンも豪快に焼かれていく。

(C)中倉 一志

遠路はるばるやって来た福岡サポーター。アウェイの戦いであっても目指すものは勝点3しかない。

「一体、いつのアウェイ旅行記だ」とお叱りを受けそうだが(汗)、6月はJ2強化月間。これも、多くのサッカーファンにJ2の魅力を伝えたいという真摯な気持ちがあってのことだとお許しを願いたい。

今シーズン5度目のアウェイの地は千葉。羽田空港から電車を乗り継いで蘇我駅で降りる。羽田から1時間強に位置する蘇我駅は静かな駅だが、その中にあって、ひときわ目立つものが2つある。まずは蘇我駅改札口。改札口の外には黄色の太い柱がそそり立ち、そこには「JEF UNITED」の大きな文字。改札の内側の柱も黄色く塗られており、ジェフカラーでまとめられている。そして西口を出たところで待ち受けるのは、クラブマスコットの「ジェフィ(JEFFY)」、と「ユニティ(UNITY)」。サッカーファンにはお馴染みのボールと戯れている姿が目に飛び込んでくる。否が応でも「ジェフの町に来たのだな」という気持ちにさせられる。しかし、そんなことで気が引けていたら勝てる試合にも勝てやしない。むしろ、やってやろうじゃないのと気持ちを高ぶらせてスタジアムへと向かう。

さて、アウェイの楽しみのひとつに、スタジアムグルメを楽しみにしているファン、サポーターは多いが、フクダ電子アリーナを楽しむためには、スタジアム入りする前に、まずやっておかなければならないことがある。それは、スタジアム前にある100均ショップでタッパーを調達すること。そして、スタジアム前広場に店を構える「喜作」の列に並ぶ。目当ては鉄板で炒めたウインナーソーセージだ。Jリーグファンなら、既にご存じの方も多いはずだが、「喜作」では容器を持参すると、値段は同じまま、ソーセージを大盛りにしてくれる。あまりにも有名になり過ぎて、今では、ほとんどの人たちが容器を持参。何が普通盛りで、何が大盛りなのかが分からなくなってきたが(汗)、気前よく容器の中にソーセージを放り込む手つきを見ていると、なんだか嬉しくなってくる。味もいくつか種類があり、大盛りでも飽きずに食べられるのが嬉しい。

そして、小腹を満たしたら「試合前には敵を喰え」の鉄則を守るべく、スタジアム内の売店を覗いて歩く。目に留まったのは、ジンギスカン鍋を大きくしたような鉄板で、豪快に焼きあげられているチキンレッグと、ブラジルソーセージ、ベーコン、そして牛肉の山。どれも大ぶり。それを、焦げ目など気にせずに豪快に焼き上げていく。その風景に引かれてチキンレッグを購入。豪快にかぶりつく。思った通り、野趣豊かな味わいが口の中に広がった。「美味い」。凝ったグルメも嬉しいが、スタジアムは戦いの場所。やはり、飾らない素朴な味が似合う。

そして、腹を満たしたら、いよいよ本番。遠路はるばる福岡からやってきたサポーターのチャントを聞きながら、記者席から念を送る。立ち上がりは悪くはない。ボール支配率なら千葉が上だが、試合の主導権は福岡。前半は0−0で折り返したが、福岡にとっては問題のない前半だった。そして49分、その流れのままに坂田がゴール前で相手DFからボールを奪い取って左足を一閃。次の瞬間、ゴールネットが揺れる。ここまでは福岡の思惑通りの試合だった。

しかし、千葉も負けてはいない。ゴール裏をまっ黄色に染めるサポーターの声援を浴びて反撃に出る。そして試合は、いつの間にか千葉ペースに。そして時間の経過とともに、福岡は、ただボールを跳ね返すだけになっていく。それでも粘り強く戦う福岡は、あと1プレーか、2プレーで試合終了というところまでこぎつけたが、最後の最期で失点。試合はドローに終わった。ゴールは微妙な判定だったが、最終判断は審判がするもの。それよりも、2点目を奪えなかったことが最後の最期で響いた。それでも、千葉相手に、しかも、アウェイ感満載のスタジアムで奪った勝点1は、決して悲観するものではない。

さて、仕事を片付けて遅い夕食をとりに店に入ると、なんと、店員全員がジェフのコンフィットシャツを着用している。席に通されたが、ややしばらくほったらかされた(汗)。しかし、そんなことは全く気にならない。「アウェイの洗礼、上等」と心の中でつぶやきながら余裕をかます。これもアウェイの醍醐味(?)のひとつだ。知らない町で、しかも、相手チームの色が強く感じられれば、感じられるほど、アウェイで取った勝点は格別の味になる。その逆は、とんでもなく悔しいのだが、それもまたアウェイの魅力。それを繰り返していくうちに、アウェイ旅から離れられなくなる。そして、アウェイ遠征が終わった瞬間に、心は次のアウェイへと飛んでいく。そうなったら、もう立派なアウェイジャンキーだ。

以上

2013.06.15 Reported by 中倉一志
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