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【J2:第19節 徳島 vs 松本】反町康治監督(松本)記者会見コメント(13.06.14)

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●反町康治監督(松本):
「平日のナイトゲームでしたが、遠路松本からお越しいただき最後まで応援してくださったサポーターには感謝しております。
連勝して勢いを付けてハーフターンをしたいと思っていましたが、まだまだ少し実力不足を感じたゲームでもありました。全体的に、暑さはそんなに感じませんでしたが、湿度があって、やはり7〜8時間の移動はちょっと大変だったかなと思います。体が重かった選手が何人かいたのも見受けられました。ただそうは言ってもプロですから、そういう過酷な条件でも、ということをずっとミーティングでも、ハーフタイムでも言ったわけですけど、エンジンがかからないまま終わってしまった選手も何人かいたような感じもします。メンタル的にもピリッとしなかったところもあったかなと思います。これはまぁ、選手を責めるというよりも自分を責めたいなというふうに感じております。
金曜開催ということで少し休みをとってリフレッシュして、また今度7〜8時間かけて山形へ行くのですが、誰かがバルセロナみたいにジェット機を買ってくれればそういう心配はないのですけどね。裕福なチームではないので、上手く難局を乗り切れるよう頑張りたいなと思っています」

Q:失点は共に守備のミスのようだが、そのあたりが先ほどおっしゃった実力不足というところなのか?
「まぁ、そうでしょうね。今日なんかでも結局、完全に2ラインというか3ラインを引いて、ブロックを作ってという、高校選手権のほとんどのチームがやるような戦術的な部分ですね。そうなると、まだプレーの精度とかいい加減なプレーの目立つ我々にはこういう綻びが生まれてしまうということです、残念ながら。これは前節でも同じような形だったんですけどね。我々はこれを乗り越えていかなければ上位に食い込むことはできないと。こういうプレーをガンバの選手はしませんよ。神戸の選手も千葉の選手もしません。じゃあ、選手を替えてくれというわけにはいきませんから、それはトレーニングの中で意識の問題としっかりプレーする技術のトレーニングをやっていかなければいけないでしょうね。フィジカルのトレーニングは鍛えればそこそこ向上しますが、技術のトレーニングはなかなか一朝一夕でそうなるものではないですからね。しかもゲームという本番の中で習得していかなければならない。これがね、最終節で出ているわけではないので、これをどう捉えてどうプレーしていくかが大事なんですよ。それで次の試合も、次の次の試合も同じことをやっているようだと、何のためにやってるんだということになりますからね。それはしっかりと自分達のところを分析してやる必要があると思います」

Q:前半27分という早い時間に弦巻選手を北井選手に入れ替えた。徳島が変えてきたということもあったが、描いていたものとの違いがあったからなのか?
「描いているのは前半の5分に1点取って、10分に2点目を取って、15分に3点目を取ってというのが描いているプランですよ。でもそんなふうに上手くいくことは監督人生をやっていて一生に一度くらいですから、その中でもがき苦しんでやってるわけです。やろうとしていることですとか、しっかりと自分を表現することですとか、それが残念ながらできていなかった。というのは言い方を変えると送り出した自分の責任になるわけです。それを早い時間に変えるというのは私が悪いということであって、もしかしたら選手に責任はないかもしれない。信頼して送り出したことに対する責任については、プロである以上選手も考えなくてはいけないと思います。これで「今日、なんで交代させられたんだ?」ともし思っていたとしたら、それは僕もちょっと寂しいですけどね。これも最終節ではなくて、まだ前半戦の折り返しの前ですから、チームを強化しながらハーフターンをして、そこから力をどんどん付けていきたいと。要するに右肩上がりですね。そのためにはなぁなぁにしたくないんですよ。そういうものを含めて、今日はたまたまであって、本当にそういうふうにならなければいいのですけど。それはチームが勝つために、僕も大ナタを振ってやらなければいけないですから」

Q:前半は回されていながら、失点するまではしっかり守ってカウンターを出せていた。逆に後半は松本に勢いがあったようにも見えた。どの部分が足りないと見ているか?
「そんなに回されていたとは思ってないですよ、僕はね。後半はこのようになるのは目に見えてるんですよ。相手は後半に21失点しているチームですからね。もうアップアップじゃないです。2トップだけを残して、そこで我々はリスクを犯して攻めに行っているのですからチャンスは作れますけどね。それで徳島は間延びして、最後はCBを交代させているくらいですから。それでも点を取れないのはどこか足りないわけであって、それは当然直していきたいと。バンバン点を取れているといいのですが、我々のクオリティーを考えると、1試合で3点取る試合は今まで1試合しかありませんが、それはほとんどないと思った方がいいわけですよ。クロスもピンポイントに合わせられなかったので今日もGK練習になっていましたよね。そうするとやはり相手にボールを回されようが何されようがかまわないのです。ちゃんと狙い通りのディフェンス、パフォーマンスが出せることが大事なのであって、その後に点を取るためにどうするか、失点しないためにどうするかを突き詰めて行かなければいけない。それから言うと今日は、昨日橋の上から渦潮を見たというだけでしたね、収穫は。足りないところだらけですよ、うちは。優勝争いや昇格争いしているチームではないですから。でも足りないところを言うよりも、今いるメンバーを一人前のフットボーラーにしてやりたいという気持ちの方が強いです。ダメなら他から取ってこいよと言ったら、うちはそんなに裕福なクラブではないですから。お客さんは熱心に応援してくれますけど」

Q:弦巻選手の交代は失点前から準備していたが、そこでの交代は誤算だったのか?
「それは先ほども申し上げた通り、私のミステイクです。確かにその通りですよ。だいたいプレーを見て、いつもやっているパフォーマンスを出しているかどうかは初めの5分でわかりますから。だから言うなれば、もっと早く替えても良かったのかもしれませんが、それはある意味、私が悪かったと自分で言っているようなものですからね。
全部、弦巻が悪いというわけではないですよ。全体的に今日は、いろんな意味で足先でやっているサッカーでした。我々らしくなかったです。我々らしくない試合を減らしていくことも大事でしょうね」

以上
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