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【J2日記】松本:これまでの100試合、これからの100試合。(13.06.11)

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(C)多岐 太宿

縫製された白地の布に着色中。当日は70人ほどのファン・サポーター・ボランティアの皆さんが参加しました。

(C)多岐 太宿

最後に参加者の皆さんで「One Soul」の掛け声で記念撮影です。

Jリーグへの入会を目指して2005シーズンから松本山雅FCとしての活動を始めて、9年目となる今シーズン。実は前節・岡山戦でホームゲーム通算99試合となり、第21節・横浜FC戦で節目となる100試合を達成します。当日はその“ホーム100試合”を祝って幾つかの企画が予定されていますが、そのうちの一つである『ホーム100試合記念プロジェクト横断幕』の作成作業が9日に塩尻市のエプソン塩尻事業所で行われました。

この横断幕、当日は第3ゲートの緩衝地帯にてお披露目される予定となっていますが、その大きさは縦10メートル×横19メートルというビッグサイズ。それだけの布を用意するだけでも普通なら決して安くないお金が必要となります。しかし、ファン・サポーター・スポンサー企業が不要となった白地のシーツを提供しあうなどの協力があり、予定されているだけの量の布が集まりました。その大量のシーツを一枚に縫製するために使用する工業用ミシンの貸与はクラブのスポンサー企業が快く承諾。文字起こしから着色も当日集まった70人ほどのファン・サポーター・ボランティアの皆さんによる人海戦術で、予定時間よりもずいぶん早く完成させることが出来ました。

これまでの100試合を「サポーター・ボランティア・行政など、皆が関わっていける幸せなクラブだった」と振り返るのは、99試合のうち法事などで休んだ2試合を除く97試合をボランティアスタッフとして参加した、ボランティア組織『TEAM VAMOS』代表補佐の田中恵介さん。北信越リーグ2部からスタートした松本山雅FCの歴史を知る“生き証人”のひとりです。その97試合のなかで最も印象に残っている試合についておうかがいすると、「2005年5月8日の日精樹脂工業戦(北信越リーグ2部時代)」と即答。その試合は『2000人プロジェクト』と銘打たれ、読んで字のごとくアルウィンに2000人の観客を集めようと関係者・サポーターなどが松本駅前でチラシの配布を行うなどの集客活動に努めた結果、2000人には届かなかったものの1200人ものファン・サポーターが駆け付けた試合でした。「そこから本格的に『TEAM VAMOS』としての活動がスタートした」と感慨深そうに語る田中さんは、これからの100試合について「幸せな関係をずっと続けていけるクラブであってほしい」と思いを馳せていました。

北信越リーグからJFL、そしてJリーグへ――。「やはり100試合は感慨深いですね。この試合を機会に、更にクラブがステップ出来るようにパワーアップしていければ」と田中さんと同じようなことを、約80試合に参戦したサポーターの関孝一さんも話します。確かにこの100試合は本当に色々なことがありました。苦い記憶も多かったけれど、それに倍する喜びがあったこれまでの100試合。この日集まった多くの人の存在こそ、この8年の間築いてきたクラブの無形の財産。皆さんの力がある限り、これからの100試合も時々躓いたりしつつも、素晴らしい日々としてその歴史に刻まれていくことは間違いありません!

「松本山雅の歴史を知ってもらうきっかけになれば」(田中さん)という第21節、チケットの前売り券の売れ行きも好調とのことです。

以上

2013.06.11 Reported by 多岐太宿
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