●ストイコビッチ監督（名古屋）：
「過去の我々の栄光、いい時期というのは、終わりました。本当に、難しい時期にあり、悪い困難にぶち当たっています。私たちにとっては、新しい経験になるのですが。この2、3試合とあまり変わりはなかった。ペースも我々のものではなかったし、相手の攻撃も止めることができない。Ｃ大阪さんのほうがいいサッカーをしていたと思いますし、心の底からおめでとうと言いたいと思います。我々のほうは問題なのですが……」

Q：事実として、ケネディ選手が先発復帰したＦ東京戦から7試合勝てなくなっている。今日の彼のパフォーマンスについては？
「彼はベンチにいたほうがよろしいでしょうか。そうすれば勝てるのかもしれません…。我々の攻撃のところに問題があると思います。前線でいい攻撃を仕掛けることができない。『見えない』ようなプレーが続いていました。こういうことは受け入れがたいことで、やはり『前が見えない』と、前の人間がいるかいないか、そういう状況だともちろん勝てませんよね。それから、局面での対決というところも、90分間見えてこない。それも問題だと思います」

Q：ケネディ選手のパフォーマンスが上がってこないにもかかわらず、使い続けていることについては？
「彼はグランパスのなかでも、ナンバー1というか、上の選手。そのような選手がいても勝てないとすれば、やはりベンチに下がってもらったほうがいいのではないかと思います。前向きに考えると、現時点で我々にとっていいことは中休みがあること。この時期をしっかり休んで、次につなげていきたい。今後、真剣に選手と彼らの思うこと、何がよくないのか、どうしたらいいのか、もちろんしっかり話し合っていきたいと思います。我々にとっても、名声というものがあります。名前を背負って戦っています。そういう意味では、下位に甘んじていたくないですし、やはりこれからも改善をして、上に行きたい気持ちはあります」

Q：このあと、キャンプを迎えるが、新しく取り組むこと、昨年までと違うようなアプローチなど、具体的なプランはありますか？
「まず、はじめに彼らと真剣に話し合いたいと思います。それからハードワークをしっかりこなし、Jリーグの後半戦に向けて準備をしていきたい。
試合では、こちらのほうからベストを尽くして、何かを変えようとした。例えば、闘莉王をストライカーとして前に出しました。出さないまでは、攻撃ではゼロでしたから、そういう意味で闘莉王を上げたというのは前の人間にとっては恥ずべきことですよね。これが我々の現実。そこは変えていかなければいけない。最後の2、3分で、ある程度攻め込むことができましたが、もしここで得点できて2-2になった場合、もちろんＣ大阪はがっかりされるでしょうけど、我々はもし取れたとしても、（勝点）1点を取るに値しないと思います。ただ、もう少し早めに得点を取れていれば…。アディショナルタイムまで待つことはできないですよね。
今日のゲームは幻想だと思っています。これが我々の選手なのかと、判別できませんでした。本当に残念な結果ですし、ファン、サポーターにも謝りたい気持ちでいっぱいです。ここ5試合以上、勝ちがない。これは恥であり、全てを変えなければいけないと思っています。この状況を何とかして変えていきたい。そういう意味でも、今度来るこの休みを使って、今後立て直していきたい。我々にとって、今来る休みというのはプレミアム的な要素を持っています。合宿のあと、我々のほうにすべてがいいほうに変わって行ければなと思っています」

以上