●李忠成選手（Ｆ東京）：
「勝って良かった。サポーターから煽られてドリブルしたんですけど、調子に乗っちゃいました。でも、あれで点を取れば、サッカーの楽しみを伝えられたのに。突破したかった。一昨日の国立がホーム最後の試合になるかもしれないと思っていたが、今日もスタメンで出場することができた。こういう2万5千人ぐらいの観客が入った中で、もっとサッカーがしたいと思えた。（去就は）まったく分かりません。今日は14人ぐらい家族が来ていておばあちゃんが泣いていたそうなので、今度はゴールを取って泣かせたい。上位にくらいつける順位で中断を迎えれば、今後のFC東京への勢いになる。このチームを離れるかどうかは分からないけど、次は何が何でも鹿島戦に勝っていい順位で戦うためにも頑張りたい」

●徳永悠平選手（Ｆ東京）：
「前半はミスが多かった。ラストパスが伸びたり、その前のプレーの精度が足りなかった。点を取れたことで、相手をうまく剥がせるようになったし、引き出して裏というプレーもできていた。今まではこういった展開でも相手に押し込まれる時間があった。でも、今日は相手の裏をとったりして時間をつくることができた。（高橋）秀人が点を取ってみんなでいじっていました。ちょっとゴロな感じだったので。でも、良い雰囲気だったと思います。DFとしては失点が多かったので、不本意に思っていた。無失点が続けば、勝点もついてくる。できるだけ０で終えることができれば、チームとしてのっていける。バレーに対しては一人が行って一人がカバーする。周りも寄せることを意識したし、そこに入る前の前線からの守備もよかった。バレーにパスが入ることを未然に防ぐこともできたのでみんなでうまく特長を消せたと思う」

●森重真人選手（Ｆ東京）：
「バレーは2人いてもぶっちぎる力もある。簡単なボールでも集中していた。攻撃の時のリスク管理は集中していた。ほとんどバレーにはやらせていなかった。ボールを保持していても奪われてカウンターを受けないように、コンパクトに保った状態で試合を進められた。（高橋のゴールは）本人がうれしいと思う。湘南戦のミスはあったが、次の日から顔を上げてトレーニングをしていた。それがあのゴールにつながったと思う。それまでの流れも、ナビスコカップの新潟戦を含めても、チームとして悪くはなかった。ヒョンスは自分と似ているのでやりやすいし、頼もしく思える。もちろん加賀さんが出ても高いレベルでプレーできている。無失点で抑えられたことはうれしい。ただ、修正点はどんな試合にもある。このゲームどれだけ続けられるか。阿吽の呼吸で、良い距離感覚を保ってここにいけば、こうという守備をもっと出来ればいいと思っている。そうすれば、試合をこなす中で、いい守備の形が出来てくる。もっと連係を高められる」

●高橋秀人選手（Ｆ東京）：
「90分を通してディフェンスとゴンちゃんがバレーを抑えたことが、結果的に2得点につながった。次は中断前最後の試合、今年は鹿島にナビスコで勝ったけど、アウェイで勝てていないのでそれを払拭したい。ゴールへの意識は普段通りだった。ヒーローが入れ替わるチームになっていきたい。今日は一人一人のよさが出た試合だったと思うので、そういう試合を増やしていきたい。ナビスコの新潟戦であった2つのチャンスの場面でも決めきらないといけない。もっとゴール前の上手さも身に付けていきたい」


●林彰洋選手（清水）：
「前にこぼそうとしたら、思ったよりも球足が伸びた。２点とも自分のイージーなミスでした。自分のプレーで周りの集中力を欠かせてしまった。次に、切り替えていきたい」

●石毛秀樹選手（清水）：
「無失点で前半を終わって相手にプレッシャーをかけられたのに、イージーなミスで失点してしまった。1試合通していい守備ができない。無失点で終われないことは問題。後ろとはコミュニケーションをとりながらやっていた。徳永選手は、体も強いので、その特長を出させる前にプレッシャーをかけて下げさせればOKと思っていたが、全然駄目だった。キジェも良いクロスを持っているので、うまく両サイドからの攻撃のバランスを取っていきたい」

以上