●レヴィークルピ監督（Ｃ大阪）：

「互角のゲームだったと思います。その中でチャンスの数は少ないながらも、しっかりとゴールに結びつけたという意味で勝利に値する内容だったと思います。ここ数試合に比べてフィニッシュの精度が高く、決定力があり、それが勝利につながりました。柏レイソルのように完成度の高いチームに対して勝利を収めたことについては本当に嬉しく思いますし、今シーズンの勝利のうちでも重要な勝利のひとつと言うことができると思います」

Q:後半３１分に逆転してからの時間の使い方について。
「時間をうまく使いながらも、もう１点取るというメンタリティーは選手に常々言っていることです。逆転したからといって守りに入ってしまえば必ずやられてしまう。ボールを奪った後に、さらにもう１点取るためにカウンターを含めて仕掛けていく。そしてもう１点取れるのであれば取る。これを日頃から言っていましたので、選手はしっかり理解してくれていたと思います。３点目が入ったことで、勝負は決まりと言うことができたのではないでしょうか」

Q:途中から入った山下選手の評価は。
「山下は全試合に出場しているわけではないですが、試合に出場した時のパフォーマンスを見ると、今シーズン一番パフォーマンスの良い選手の１人と言っても全く過言ではないと思います。今日の試合も最高に素晴らしいプレーを見せてくれていましたし、これからいつ出番が回ってきても、全く心配なく送り出せる選手だと思います」

Q:２得点の柿谷選手の評価は。
「２点を決めましたけれど、冷静に振り返って評価をすると、決してパフォーマンスが良かったとは言えないと思います。あれだけ技術のある選手でありながら、今日の試合では彼が持っている本来のプレーというのは、あまり出ていなかったように思います。２得点というのは大きな意味を持ちますけど、もっともっと彼ならできると思います」

Q:後半、楠神選手と南野選手を同時に入れましたが、どのような意図がありましたが。
「交代の意図は、２人ともスピードのある選手です。そういったフィジカル的な速さを生かして、前がかりになる柏の攻撃を止めた後に、さらに点を取りにいくという意図でした。２人ともしっかりと指示を守ってくれて、ディフェンスの時には絞り、攻撃の時にはサイドから行くと、そしてスピードを生かしたプレー、非常に良かったと思います」

以上