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【J1:第9節 湘南 vs C大阪】曹貴裁監督(湘南)記者会見コメント(13.05.03)

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●曹貴裁監督(湘南):
「お疲れさまでした。
ホームゲームは3試合連続で天候が悪かったのですが、今日は本当にいい天気で、たくさんのサポーターに集まってもらいました。リーグ戦ではホームで今年初めて負けましたけど、しっかり自分たちの力を出し切らないと勝点3には届かないということを改めて思いましたし、 選手がJ1でやるということは、ひとつのミスやひとつの集中力を欠いたプレーによって流れが全部相手にいくということを、このホームの地で学ばなければいけないと思っています。それは僕のやらせ方、指導力の問題が大きいと思っています。あと中2日しかないが、鹿島戦に向かってプロとして、ここで下を向いても仕方がないので、前に向けるような働きかけを彼らにすることと、結果が出ないから周りがどうとか、自分以外のものがどうということではなく、それぞれスタッフも選手も、自分自身に矢印を向けて、やれることをしっかり100%やっていくというスタンスがなければこのシーズンを乗りきれないと思う。今日終わった後にサポーターから厳しい言葉をもらいましたが、その声を期待の裏返しと取るのか、ただ単に言われて嫌だなと取るのか、道はひとつと決まっていると思うので、選手と一緒に話しながらやっていきたいと思います。セレッソさんは本当に攻撃的なスタンスを、今年だけでなくずっと貫いてやられているということで、オープンにさせられるときついなと思っていたが、内容的には後半の立ち上がりの失点が最後まで重くのしかかったなと。前半に関しては、我々が考えているプランとか、攻撃のことに関してはある程度うまくいっていたと思うので、そこに関してはもったいなかったと思います。これを引き分けや勝ちに繋げていかない限り、チームとして成長しないと思っているので、そこはまたしっかり話してやっていきたいと思います」

Q:0-0で終えた前半については
「相手の2列目からの飛び出しやサイドの高いところから崩していくことは織り込み済みだったので、その対応はある程度うまくいっていたと思う。そこから自分たちでボールを動かしてカウンターでチャンスをつくるところも何度かいい場面があったが、よく言う決め切れないところでなかなかリズムを掴みきれなかったと思う。が、前半に関しては悪くなかったと思っています」

Q:磐田戦と今日の試合、7失点0得点だが、監督のなかでは7失点と0得点とどちらが問題でしょうか
「失点と得点のところでいうと、もちろんどちらも問題だと言わざるを得ないが、失点をたくさんするからといって失点を防ぐようなやり方はしてこなかったし、逆に得点を取るのがうちのスタイルだということで言うと、個人的にはゴールに入れることを選手たちにこだわってもらいたいと思っている。7失点のうち、相手がいいかたちで崩し切って取られたのか、こっちのイージーミスやロストで取られたのかは全然違うと思う。ただそういうことがこのステージで起きると失点に繋がってしまうことは選手たちも解らなければいけない。得点と失点どちらも問題だが、僕は、点を取れてない、点をたくさん取られたということから見るのではなく、どちらにしても点を取っていくスタイルをとっていかない限り成長はないと思っている。結果だけ見たらどちらも問題だと思いますが、ただ今後に関して、その問題があるから守備的にやろうとか、失点が多いことを問題としてやるつもりはまったくないので、そこは我々のスタイルのなかでやれることを最大限やることを考えていきたいと思います」

Q:とはいえ、とくに前半せっかく苦労して奪いながらミスして引っかけられている、そこは技術的な問題なのか、どのように修正していきますか
「監督の僕が攻撃的にやると言い続けたとしても、選手がピッチのなかで、たとえばセレッソの攻撃を受けて取ったときに、すこしずつ周りが感じるとか繋げられるところを、たとえばAがBに出すタイミングがひとつ遅れたことでBは判断する時間がなくなりそこでミスしてしまう、そのパターンが多いと思う。ボールを繋ぐことを優先してそれこそGKまで使ってボールを回していたらうちのよさが出ないと思っている。今日の試合でも、たとえばチャンピオンズリーグならもっとプレッシャーがあるわけだし、それがレベルというものなので、そのレベルのなかで成功しない限りチームは絶対に伸びない。おっしゃるとおりそこのミスは非常に多いし、逆にその山をひとつ越えればほとんどと言っていいほど相手のアタッキングサードでチャンスをつくれる場面がある。そこは成功すると信じてやり続けるか、逆にいまそれを放棄してリスクを避けることを選ぶのか、僕は前者を選びたいと思っている。この言い方が合ってるかは分からないが、その過程、プロセスをいま僕が踏ませないといけない。大事なのはそれを選手が真摯に受け止めてやり続けていくしかないと思っている。見ている方の印象としては合ってると思いますが、監督としては信じてやりきりたいという思いがあります」

Q:後半立ち上がりの失点、長いボールに対する守備という面については
「そのことも選手には伝えていて、うちが攻撃しているときのセレッソさんの攻撃の仕方の話もビデオを見させてやっているが、変な話、前半も後半もあの1回だけだったと思う。でもその1回で失点してしまうのがJ1のレベル。そこをなんとか凌げるように自分たちで持っていかない限り、もしくは90分で1回あるかないかの1回を塞ぐということでないと、形として分かっていたことでやられてしまったのはすごく悔しい。でも選手を責めるつもりはまったくなくて、逆にそういうシチュエーションになぜしてしまったのかを選手に伝えていかなければいけない気持ちのほうが強い。このまえのジュビロ戦もそうだが、1本のミスを当然見逃してくれない。ただそのミスをするかしないか、セレッソさんも当然ミスはあるわけで、それをしっかり失点しないように防ぐ、ポジティブに持っていくパワーが、悲しいかなまだうちには足りないと思います」

Q:逆に守っているときに奪えてない印象もあったが、奪う守備に対する監督の評価は
「前半はファーストディフェンダーの3人でうまく相手のダブルボランチと4人を抑えながらやっていこうと、それに関してはできていたと思うが、いま振り返ると、やはり後半開始2分で気をつけていたかたちで失点してしまったことで、あの時間帯から2点取って逆転するためには多少無理をして、AとBとCの連動のところでAが速くなってBがそれに付いて行くのが遅れてやられる場面が後半すごくあったと思う。奪えなかった原因を探すとたぶんたくさんあると思うが、あのときに選手が奪わないで後ろに下がってずっと0-1でもいいから残り10分でワンチャンスを活かそうという指示を僕はしていないので、その1個2個遅れるところで奪えてない状況が後半はたくさんあったと思います。それはリードされたところから来る精神的なものとかチーム全体の一体感を殺ぐような空気に呑まれている部分があると思う。奪えてないのは、たぶんファーストのプレッシャーが甘いとかセカンドが来てないとか色々あると思うが、3トップから限定して行こうとはしていたと思います。ただそこの空気と後ろの空気が合わないときに相手の2トップに前を向かれたりして奪えてないという印象があっただけで、行かない前提の話ではない。そこもシーズンを通してレベルを上げていくしかないと思っています」

以上
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