今日の試合速報

J’s GOALニュース

一覧へ

【J2:第3節 松本 vs 熊本】プレビュー:ついについについについについに!サポーターが心待ちにしていた松本の“蹴春”到来!相対するのは吉田新体制での初勝利を目指す熊本。(13.03.17)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
ついについについについについに!この日がやってくる。多くの松本サポーターが心待ちにしていたホーム開幕戦である。寒さの厳しい松本も3月の半ばを過ぎて(時折小雪が舞ったりはするものの)、ようやく“蹴春”の到来を告げる春めいた雰囲気が漂い始めた。春の雰囲気だけでなく花粉も漂っているようで、松本担当として無事2年目を迎えられた花粉症の筆者にとって、この時期は嬉しいやら悲しいやら(どっちだ…)。

第1節(対栃木)・第2節(対愛媛)とアウェイでの戦いとなった松本。両チームとも昨季は勝利がなかった相手だったが、1勝1引き分けで勝点4 をゲット。現在6位と堂々の昇格プレーオフ出場圏内である(笑)。ただ前節は決して内容が伴っていたわけではなく、「皆の足が重く、松本のサッカーは出来なかった」(船山貴之)のも事実。愛媛にボールを持たれ、後手に回る展開だったものの、そういう内容の試合でも勝点1をしぶとく得たという事実に、昨季からの成長の跡が見てとれる。

昨季から地道に積み重ねてきた“松本スタイル”にブレはなし。フォーメーションは1トップ2シャドーを配置する3-4-2-1で、相手を凌駕する運動量と走力そして攻守の切り替えの早さで主導権を握るタフなサッカーだ。一方で「昨季と同じことをやっていたら昨季と同じ順位で終わってしまう」と反町康治監督も話すように、Jリーグ2年目の戦いを迎えるに当たり、ウィークポイントを埋められる実力を持つリーズナブルな選手(←ここ重要なポイント)を金の草鞋を履いて探し求めた。結果、シャドー・北井佑季、ボランチ・岩沼俊介、右センターバック・川鍋良祐の新加入3選手が開幕からスターティングメンバーに名を連ねている。選手層は明らかに厚さを増しており、選手たちはライバルクラブとの戦いの前にチーム内での生存競争に勝ち残らなければならない。今季チーム初得点にしてJ2初得点を記録した塩沢勝吾でさえ、「自分のポジションが安泰だとは思っていない」と断固として語っているほどだ。

そんな松本が今節アルウィンで相対するのは熊本だ。今季からU-20日本代表監督などの経験を持つ吉田靖監督を迎えて、新たなスタートを切った。ここまで2連敗という結果に終わっているものの、4-4-2のオーソドックスなフォーメーションで波の少ないサッカーが特徴だ。何より吉田新体制での初勝利を目指して松本に乗り込んでくるだけに松本としては厳しい一戦となりそうだ。選手層に目を移しても、北嶋秀朗や養父雄仁といった実力派は健在。前節は負傷で試合出場を見合わせた藤本主税についても「今節は出てくるんじゃないか」と警戒する指揮官は、「熊本はバランス感覚のあるまとまったチームで、攻撃陣は上手くボールを保持するので、我々は我慢する時間が増えるのではないか」と今節の展開を予想している。

この試合の注目選手としては、やはり長沢駿の名前を上げておかねばなるまい。今季、期限付き移籍で松本に新天地を求めた大型フォワードは、一昨年に熊本でプレー。リーグ戦8得点をあげるなどブレイクのきっかけを掴んだ。プライベートでも仲の良い仲間隼斗とは同じ試合でJリーグ初得点を決めた戦友だが、「負けたくないし、負けるつもりもない。足元で受けられるのが自分の持ち味なので、そこを出していければ」と闘志をメラメラと燃やしている。試合途中からの出場が濃厚だが、松本サポーターはもちろん、熊本サポーターに成長した姿を見せるためにも欲しいのはゴールの3文字だけだろう。

さて、気になる当日の天気予報だが、16日5時現在の予報では晴れ。降水確率は10%で最高気温は18℃と比較的温かな状況で試合を行えることが出来そうだが、この時期のアルウィンは風が強いこともあり油断は禁物。特に遠方から訪れる熊本サポーターの皆さんには寒さ対策をお忘れなく。それでは明日、アルウィンでお待ちしています。

以上

2013.03.16 Reported by 多岐太宿
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

テレビ放送

一覧へ

明治安田J1リーグ 第37節
2024年11月30日(土)14:00 Kick off

旬のキーワード

最新動画

詳細へ

2024/11/23(土) 00:00 ハイライト:浦和vs川崎F【明治安田J1 第28節】