●マリヤンプシュニク監督（福岡）：

「私の選手は素晴らしい。まずは『お疲れ様』と言いたいです。声が出ていたし、前に出て、素晴らしいプレーを展開してくれました。良い試合だったと思います。この50日間、この日のためによくトレーニングしてくれました。東京Ｖが素晴らしいチームだということを私は知っていますので、リスペクトしています。なので、この試合の前半のアプローチというのは、他の試合とは違うかもしれませんが、東京Ｖに対しては良い試合だったと思います。特に、東京Ｖのサイド攻撃に対しては上手く対応できたと思います。両サイドをケアしていく受けで、走る量もパワーも必要だったと思います。その中で、選手たちは自分たちのキャラクターを見せてくれた。そして、勝利に対する高い意識もみせてくれた。
昨シーズン、何人かの選手たちは自分たち自身のことを信じていなかった。なので、このプレシーズンの1ヶ月半は、自信を植え付けることが私の仕事でした。選手たちと、ハーフタイムで約束しました。1ポイントでは満足しない。3ポイント欲しいと。そのためには得点しなければいけない。その結果、我々としてはラッキーなところがあったかもしれないけれど、尾亦からのクロスをうまく城後がジャンプして合わせてくれて、それが得点にいたりました。ありがとうございます。質問ありますか？」

Q：宮本選手を右の高い位置で先発させましたが、東京Ｖのサイド攻撃を高い位置で止める目的があったのでしょうか？
「そうです。東京Ｖのサイド攻撃に対応するために右でミヤ（宮本）と堤を組ませて、左をイシ（石津）と尾亦を組ませて対応しました。ただ、勝利はその4人だけのおかげではありません。ベンチの選手も含めて、すべての選手がうまく関わって、ポジティブなエネルギーをこのチームに注入してくれたことでこのような結果が生まれました」

Q:今日プロ初出場した中原選手の評価をお願いします。また、前半が終わって、船山選手と話をしながらロッカーへ向かいましたが、よろしければその内容を聞かせてください。「前半の彼のプレーに対して絶賛しました。クリエイティブな選手のひとりです。そのクリエイティブさも、闘えるファイターとしての部分も今日は見せてくれたので、非常に私は満足しています。これからももっともっと走ってもらって、闘っていくために、練習をしっかりこなしてほしいという話です。この試合だけではなく、将来へ向けて頑張って欲しいという話です」

Q:城後選手の評価をお願いします。
「彼はトップの選手というよりも、第一番目のDFだと思います。なので、相手ボランチに対してカバーするというのが彼の仕事です。その位置で彼がボールを奪った時に、相手のペナルティエリアに対して危険な走りをすることによって、カウンターを仕掛けようとしていました。前半はそこまでそういった場面というのは見受けられなかったかもしれませんが、後半はよかったと思います。今日は、試合を決定づけたということで、我々の最優秀選手は彼だと思います。守備に関してもいろいろな仕事をしてくれました。加えて最終的なところで仕事もしてくれたので」

以上