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【J2:第1節 栃木 vs 松本】反町康治監督(松本)記者会見コメント(13.03.03)

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●反町康治監督(松本):

「昨季が11月中旬に終わったので、なかなかベンチのフィーリングが戻らずに苦労しました(笑)。今日はアウェイにも関わらず多くのサポーターがホームに近い雰囲気を出していただいて、その力が乗り移ったゲームだったと思います。本当に感謝しております。

ずっとトレーニングゲームとかはやってきたんですが、やはりオフィシャルなゲームとはプレッシャーが違うんだなと感じたゲームでしたね。ただ、後半の最後まで足を止めることなくやれたのは2戦目以降もプラスの材料として持ち帰りたいと思います。それも全40チームのなかで一番厳しい練習をしてきた成果だと考えています。選手たちにもそういう話もしましたし。今日の勝利で、また次へというモチベーションが生まれるんじゃないかなと思います。
まあ……何回かバーに救われた試合ではありましたが、最後はしっかり防いだり、向こうのシュートミスにも救われたゲームだったと思います」

Q:昨季勝てていない栃木相手に勝てた意味・意義は?
「意義とかはあまりないと思っているが、栃木さんは我々にとってやりにくい相手であることは間違いないですね。栃木さんもタレントが揃ってきてボールを動かす力は格段に上がっていますが、それは裏腹で我々の守備組織を作る時間を与えてくれることでもあります。変な奪い方をしない限りはサビアや近藤の良さは出なかったですよね。サッカーは難しいもので、強くなってタレントが揃うとこうなってしまう。我々みたいにボールのコントロールさえ出来ない選手が多くいますが走力とかスペースに入っていく力はトレーニングで何とかなる部分ですから、松本の良さは出た試合かも知れないですね。栃木さんはJ2のベスト6に入ってもおかしくないチームだと思っていますが、そういった強敵に辛勝ですけども、まあ我々はいつだって辛勝なんですけども(笑)、ゼロに封じて最後虎の子の1点を守れたことは良かったと思いますね」

Q:これまでの準備には手応えを得ていたように感じ取れていましたが、確信に変化した部分はありますか?
「浮いたボールが多いゲームですからね。J1の試合とは全く違うサッカーかなとは思ってしまいますけども、そうは言っても自分たちは背伸びをするサッカーは無理なので、自分たちのやれるところでの最上級のサッカーを目指しています。そういうことを前提でチームを作ってきたので、昨季からのその積み重ねがそういう準備段階でも出来たことは間違いないですね。あと、キャンプで浦和さんとかFCソウルさんとか名古屋さんとか、格上の相手とやって得られたものは非常に多かったですね。それがこの開幕の結果に繋がったのではないでしょうか。チェ・ヨンス(FCソウル監督)に感謝しています」

Q:岩沼俊介・北井佑季選手ら新加入組の評価は?
「俊介にしても佑季にしても自分の持ち味を発揮したと思います。昨季から今年にかけてチームに足りないところを補えるリーズナブルな選手。我々に三都主は無理なので。そして、チームのスタイルに合うハードワーク出来る選手を、自信を持って獲得出来たので、その期待に応えてくれるプレー振りだったと思います。これからチーム内でも競争が始まりますが、それでどんどんチーム力はアップしていきます。今日も何人かグラウンドでぶっ倒れていましたが、交替ですぐ入れる力量のある選手はたくさんいるわけです。それがチーム力をアップさせますし、昨季に比べ良いところだと思います。先ほども言いましたが練習試合で得られないものが公式戦では得られるので、そういう試合でコミュニケーションや信頼関係はもっともっと築かれると思います」

Q:塩沢選手のゴールについて。
「あまり調子良くはないですけどね。まあ、狙い通り……って言っておけば監督として格好良いでしょ?(笑)」

Q:ピッチの状態などはいかがでしたか?
「硬かったですね。芝がまだ冬眠から覚めずに寝てしまっている。それは川崎とのTMを見て、恐らくこうだろうなと分かっていたので。浮いたボールが多いのは、どうしてもプレッシャーがお互いに強い。特に栃木の前線の選手の身体の強さはJ1並みですよね。そういうところで長いボールで逃げてしまうところがあって、もう少しボランチ経由が出来れば良かったんですが。ただ、浮いたボールを奪える力強さは出ていましたよね。かなり拾えていました。それはトレーニングの成果が出ているんじゃないかと思います。もう少しサーキュレート(編集部注:循環、流通の意味)して自分たちで形を作れれば。これからトレーニングでも大事にしていきたいですね」

Q:昨季は波状攻撃が少なかったが、今季はどうか?
「攻撃時のポジション取り、リスク管理の話はずっとしています。ボランチ2人のフィーリングがいいですし。(船山)貴之とか佑季は髪の色から分かるようにある意味ブラジル人ですから、2人の良さを出すためにはどうすれば良いか考えてチームを作ってきました。この2人の良さと塩沢の泥臭さは上手くフィットしているんじゃないでしょうか?」

Q:両サイドの鐡戸裕史・玉林睦実選手の評価はいかがでしょうか?
「玉林は時速24キロ以上ランを500メートル以上走れる選手です。ただ無駄走りで終わってもらった方が良いんですよね。ボールが来るとボロが出ちゃうので(笑)。ただ走力はこのシステムをやっている以上大事なことなので。それは鐡戸も一緒で500メートル近く走れる選手で、この2人のアップダウンの能力がないとチームのダイナミズムは消えてしまうので。特に初戦でこれだけ出来るのは大したものですよ。ただ他にも入ってきた選手はいますから彼らもうかうかしてられないですよ。特に玉林は子供が産まれたみたいなので」

Q:3バックの構成が変わりましたけど、右に起用された川鍋良祐選手の長所は?
「ビルドアップでもう少し落ち着いてやりたいなと思うんですけど、まあ(飯尾)和也も川鍋もそんなに大きく力量は変わらないと思います。川鍋はずっとポジティブにトレーニングしていたので。初戦で勝ったからこのメンバーで行こうとは思っていないし、あくまでもパフォーマンス次第ですし。そうしないとチームは向上しない。和也には和也の良さがあるし、今日もベンチやウォーミングアップで声を出していたので涙が出そうなんですけど、そういうチームを作ってきたので、皆で勝ち取った勝点3だと思います。これからも皆にチャンスを与えますし、川鍋も3バックをあまりやったことがないと思いますが、飯田が何とかコーチングしたこともあって、試合ではボロは出ずに済んだ。これからでしょう」

以上
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