●柱谷哲二監督(水戸):
「鹿島さんに胸を借りるつもりでスタートして、最初の頃は選手は鹿島のすごさにびびっていたかな、と思います。本当に上手だし、素晴らしいチームだと思うし。そのなかで選手たちはボールを追うことを止めず、しっかりとボールを奪って前に出て行く、それを90分間続けてやってくれた思っています。我々にとってはすごく勉強になったゲームだったと思います」
Q:西岡選手が怪我をしたことで、今日はボランチに橋本選手を起用しましたが、その意図と評価をお願いします。
「西岡はボールを失うことが多かったので、橋本を入れてボールを落ち着かせてボールポゼッションのところを高めたかった、というのが一つです。守備のところを心配していたんですけどよくやってくれたと思います。合格点です」
Q:21日の練習試合が低調な内容で、そこから3日間で何に手をつけ、この試合はどういう評価でしょうか?
「まず基本コンセプトに戻るということを大学選抜との試合のあとに徹底させました。同じ考えを持つということですね。それは何かというと、チームが今までやってきたことを度外視するのではなく、自分が要求していることに対して上乗せをして欲しい、まず自分のやりたいことをやるんじゃない、チームとしてやらないといけないことをやれ、と徹底させました。それでもう一度ビデオを見させて、もう一度、今日のゲームはやり直すんだ、我々の一番の良さは何か。そこを原点に戻ってやるというのが今日のゲームだったと思います。その意味では、2失点したのはちょっと、1失点以内ということを常にいっているのでちょっと多かったな、と思いますけど、強い鹿島さんから2点取れた。そして、勝点1をアウェイで取れたことは我々にとって本当に良かったと思います。選手たちはよく立ち直ってくれました」
Q:後半はシュートで終わることが多かった。それが山村選手のゴールに繋がったと思いますが、もう少し縦のパスのスピードやペナルティエリアでの積極性があればもう少し点が取れたかなと思いますが、その辺の評価をお願いします。
「まったくその通りです」
Q:前半、失ってはいけないところで失ってしまい、後半、立て直すための指示というのはどういったことを出したのか教えて下さい。
「全体的には悪くないけれどもイージーなミスであったり、ちょっと怖がってしまったりということがあったので、もうちょっと積極的に自身持ってやることと、あと、切り替えた瞬間に相手の左サイドのところが少しディフェンスが厳しくなかったので、相手の左サイド、つまり我々の右サイドをもっともっと重点的に攻めていこうということを伝えました」
以上
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