★2013シーズン始動!ニューカマー・レコメンド
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数字を見れば不本意なシーズンだったことは明らかだ。昨季の公式戦出場はリーグ戦4試合、ヤマザキナビスコカップ5試合、天皇杯1試合。岐阜から磐田へ復帰したものの、昨季J1で4位タイとなる57得点をマークしたサックスブルーの選手層は厚く、前田遼一、山崎亮平らリーグ屈指のアタッカーとのスタメン争いを制することはできなかった。結果が全てである。「J1でゴールを決めたい」と意気込み臨んだシーズンだったが、この一年を“成功”と呼ぶことはできない。だが、磐田で過ごした日々は無駄ではなかった。
岐阜で数多くの実戦を経験して帰ってきた若手FWは一回り成長していた。先述した通り、磐田の攻撃陣の層は厚く、日々の練習から熾烈なポジション争いを強いられたが、その中で存在感を見せる場面もあった。
彼には“一発”で局面を変えるパワーがある。持ち味である背後へのフリーランニングでゴール前へ抜け出し、パンチ力のあるシュートでゴールネットを揺らした。練習ではレギュラー陣に引けを取らないパフォーマンスを出せる。その力を実戦の舞台でいかに出すかという部分で思い通りにいかないところもあったが、“ブレイク”は目前の壁の向こう側にはっきりと見えている。
成長したのはプレーだけではなかった。岐阜で背負ってきたエースの重圧。そして、古巣での再チャレンジ。ピッチをひたむきに走る姿に強い責任感と意志がにじみ出ていた。「サッカーに対する姿勢が変わった」と話すのはユース時代から彼を見てきた森下仁志監督。「『やらないと』という強い思いが伝わってくるし、真摯にトレーニングに取り組んでくれている。プレーの厳しさという部分も理解してきている」(同監督)。
リーグ開幕戦からベンチに座り、J1第11節・鹿島戦で念願のJ1デビュー戦を果たしたが、それも通過点でしかなかった。欲しいのはゴールという結果のみ。「人と同じ練習量ではダメ」と全体練習後に居残りでシュートを打ち込んだ。以前磐田に在籍していた頃と比べけがも減り、フィジカルコンタクトはさらに強くなった。
現時点で昨季のチャレンジが“成功”だったとは言えない。だが、磐田で過ごした一年はけして無駄ではなかった。それを明確な形で証明するためにはやはり結果を残すしかない。全ては2013シーズンのパフォーマンスに懸かっている。成長著しい23歳。新天地・岡山でブレイクの予感が漂う。
以上
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★新シーズンの開幕を告げる大会が今年も!★
FUJI XEROX SUPER CUP 2013
2013年2月23日(土)13:35キックオフ/国立
サンフレッチェ広島 vs 柏レイソル
チケット好評発売中!
2013.02.18 Reported by 南間健治
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