★2013シーズン始動!ニューカマー・レコメンド
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『堅守速攻』鳥栖の2012年シーズンのサッカーを表現するとそうとも言えるだろう。それを支えた選手の一人が、岡本知剛である。正直、期限付き移籍満了と聞いてショックを受けたサポーターも多いだろう。それだけ、彼の中盤での存在感は大きかった。
2011年に広島から鳥栖に期限付き移籍で加わった。尹晶煥監督が指揮を取り始めて2年目のことだった。それまでの岡本知剛は、どちらかというと『天才肌』のプレーヤーで上手さは見せるもののそれほど大きなインパクトを与える選手ではなかった。それが、現役時代には超攻撃的なMFとして名をとどろかせた指揮官の参加に加わると、天才肌プレーヤーから、インパクトの大きな選手へと豹変した。
もともとは、ボール扱いとポゼッションには定評があったので、ボールに絡む機会が増えればそれだけ彼の能力を披露する場面が増えてくる。2011年シーズンはまさにそのシーズンだったといえる。相方が藤田直之だったことも功を奏した。藤田が前目にポジションを取ると、守備的な位置に入りバランスを取る役目を負った。鳥栖のDFが高い位置を取ったことも、彼の才能を引き出した。いわゆる、鳥栖に入ったボールを拾いまくることで、彼の良さであるポゼッションが生きてきたのである。そうなると、彼の独断場となるシーンが増える。入ってきたボールを拾っては、前線へのフィードやワイドな展開を見せて鳥栖の攻撃のスイッチを入れるのである。前線には、絶対的なエース豊田陽平がいる。池田圭もスピードを生かしてボールを引き出した。左右のワイドの位置には、金民友や水沼宏太らボールを運ぶことに長けた選手がいた。まさに、彼のポゼッションからの展開が生かせる布陣が揃っていたのである。34試合に出場し、J1昇格の立役者の一人として『堅守速攻』を体現したプレーで、チームに勢いを与えたのである。
2012年シーズンもその勢いを与え続けた。広島で植え付けられた、早いパス回しと流動的なポジションチェンジが、この年の鳥栖に生かされた。初参戦となったJ1の舞台で堂々と戦うことができたのは、岡本の能力と鳥栖の戦術スタイルがマッチしたからだろう。26試合を中盤の底で支え続けたのである。
これだけの貢献を見せた岡本だが、シーズン通してのコメントには共通点があった。「ボールの絡むことで・・・」は、一番多く聞かれたコメントだと感じる。中盤の底でボールに絡むことで、攻守の切り替えスイッチを入れ続けたMFは、「本当に自分の成長を感じることが出来た」とのコメントを残して広島に戻った。鳥栖のサポーターは、岡本知剛の成長を見届けたことになる。ありがとう岡本知剛。そして、もっと成長した姿を見せてください。
以上
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★新シーズンの開幕を告げる大会が今年も!★
FUJI XEROX SUPER CUP 2013
2013年2月23日(土)13:35キックオフ/国立
サンフレッチェ広島 vs 柏レイソル
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2013.02.07 Reported by サカクラゲン
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