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【第92回天皇杯 決勝 G大阪 vs 柏】ネルシーニョ監督(柏)記者会見コメント(13.01.01)

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●ネルシーニョ監督(柏):

「決勝というのは常に何が起こるかわからないし、最後まで厳しいゲームになるものだが、今日のゲームが準決勝と違ったのは、立ち上がりが非常に悪かったということだ。G大阪のストロングポイントであるポゼッションについて行けず、特にうちの左サイドでの受け渡しをニュートラルにできずにきっかけを与えてしまっていた。
(水野)晃樹も決して悪くなかったが、前半の割と早い段階で指揮官として(田中)順也に役割と作戦を授けて入れるという、交代をもって状況を変えるという決断が必要だった。

澤を下げて順也を前にして、偶然かもしれないがそこで得点が入り、守備も伝えた通りにやり始めてくれた。まだ左サイドはしっくりきていなかったが、後半から修正できた。全体的にはG大阪の方が上回っていたと思うが、我々もその状況のなかでじっくり我慢しながら、落ち着いて戦えたと思う。奪った後のカウンターの質が良ければ追加点のチャンスもつくれたと思うが、とにかく今日は勝ててよかった。彼らは勝ちに値する仕事をしてくれたと思う」

Q:G大阪も次々と札を切ってきたが、それに対してどれくらい対応できたと考えるか?

「特に後半、守備面でサイドハーフとボランチとサイドバックの関係が崩されずに交代できるようになってからは、G大阪のパスサッカーをスピードアップさせずに最後まで行かせなかったと思う。試合前からG大阪相手に間合いを開けては後手を踏んでしまうと言っていたが、後半は選手たちがやってみてこういう事かとしっくりきていたと思う。また、ハイボールに対しても、中の増嶋と渡部が優位に立っていたので、G大阪のボリューミーな攻撃に対して、選手が落ち着いて対応してくれたと思う」

Q:今日の勝利は監督の采配が大きいという印象を持ったのだが?

「今日の作戦としては、最初のメンバー選定でトップ下から晃樹の特徴を活かした攻撃参加やサプライズを起こしてほしいという事と同時に、守備のタスクも持たせていた。相手もあることなので今日晃樹がはまらなかったのは残念だが、交代で活きのいい順也が入り、澤が慣れたポジションに入ったことで、あの時間帯で点が取れたのがプラスに働いた。ACLは強い目標だったし、選手にとってもクラブにとっても重要な大会だったので、覚悟と決意を持って臨んだ結果だと思う」

Q:「左サイドの守りがうまくいかなかった」との事だが、準決勝では左サイドはむしろ起点になっていたと思う。今日うまくいかなかった原因はどのように考えるか?

「(橋本)和だけの問題ではなく、前半の左サイドはうちの選手が3人、G大阪が4人いるという状況だった。相手のサイドバック、サイドハーフ、トップ下、さらにボランチが絡んできたときの3人対4人という状況が問題だった。前半、前にプレスに行きすぎていたFW、特に澤をHTで修正して、澤がボランチのケアに行くことで安定させた。山中、渡部の二人は今回の天皇杯という大会で自分たちの力を証明できた。いい大会だったと思うし、今年のシーズン、彼らも左サイドとセンターバックの強い戦力となると思う」

Q:監督が就任されてから2011年のリーグ制覇、今回の天皇杯優勝という結果を出したが、就任当初から何がどう変化したと考えるか?

「私がこのチームに来たのは2009年の後半で残留争い中だったが、その願いがかなわず、その時にチームと選手たちの性格を見つめて考え付いた言葉が今のスローガンである「VITORIA」という言葉。勝つことを考えない選手は一人もいないと思うが、勝つためにここにいる、勝つためにしなきゃいけないことは何か、全てはこの言葉から始まるという考えを伝えていこうと努力した。
今いる彼達は、2010年からそのマインドで歩んできたし、彼らだけではなくフロントや、すべてのレイソルに関わる人たちの勝利だと思っている。全員がレイソルが勝つことを信じて自分たちの役職を全うした。それが根付いたと思っている」

以上
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