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【第92回天皇杯 準々決勝 千葉 vs 鹿島】木山隆之監督(千葉)記者会見コメント(12.12.23)

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●木山隆之監督(千葉):

「本当に結果は残念なんですけど、正々堂々とした戦いをチームはしてくれたと思います。もちろん試合のいろいろな局面の中で、ピンチを招いたり、ちょっと個人のところで破られたりすることはありましたけど、守備はそれほど大きな破綻をきたすことはなかったです。攻撃に関してもまあある程度ボールを持てたことも時間もありましたし、チャンスもたくさんというわけではないですけど作れていましたし、十分に点を取れるチャンスはあったと思いました。まあ、その中で結果、ゲームを取れなかったというのは非常に残念なんですけど、それでも90分の戦い、全てをトータルすれば、本当にチームは良くやったなと思います。
これで、私自身はこのチームを去るわけですけど、最後にこういうゲームをしてくれた選手たちに、本当にこの1年間よく戦ってくれた選手たちに感謝をして、あとはそれをしっかりサポートしてくれる千葉のファンの方々に本当に感謝をしてお別れをしたいなと思います」


Q:試合としてはどちらがJ1かJ2か分からないような内容だったと感じたんですが、あれだけボールを持って攻めようとしていたし、リスクもかけていたが、結局、決定的に(相手の守備を)破れなかった一番の理由はどういうところだとお考えですか?

「まあ、もちろん突き詰めていくと最後は個人の質だと思うんですよね。やっぱり(鹿島は)J1でタイトルを獲るチームですから。現に今年も1つ(ヤマザキナビスコカップで)獲っていますし、(J1)リーグ戦の調子は良くなかったとはいえ、やっぱり勝つことを知っている。そして、一人ひとりがそういうツボを知っている選手たちばかりですので。普段だったらいい形で奪ってカウンター攻撃に入った時に、そこで1人(相手を)ぶち破れて。で、もう少し厚みのあるカウンターができるところが、ちょっと遅らされて時間がかかったり(した)。あとはボールを持てるんだけども、最後に1つかわすところで、いつもよりもちょっと人をかけなければならなくなった。個で破れない分、人をかけなくならなくなって中が薄くなったりとか、パスを引き出す受け手のほうが少なくなったりとか、結局は突き詰めていくとそういうところだと思うんです。まあ、そういうのをこう全て今の時点では受け入れてでも、自分たちはそうやってボールを動かしていって、最後、それでも相手を崩していくということをやりたいと思って1年間やってきたので。最後にそういう、結果としてはゴールできなかったですけども、そういうトライをできたのはまあ良かったなぁと思います。あとはスタイルの問題もありますし。プレッシャーがかかったらシンプルに長いボールをある程度鹿島のほうは入れてくると、もうそれは今年のチームだけではなくてもうずっとそういうスタイルでやってきた中で、難しい状況でボールを受けても1人で時間を作る技術もありますし、そういうところはやっぱり違いはあるのかなという気はしました。ただ、自分たちのというか僕自身のチームの選手たちが決してすごく劣っているとは思わないです。もうほんのちょっとしたことをやっぱり伸ばして行ったり、変えていったりすれば、もっともっとやれるようになるんじゃないかなと逆にそういうふうに感じた試合でもありました」

Q:ベスト8のチームの中で唯一、J2で勝ち残られて、さらに勝っていけばタフになるというかチーム力が高まったのかと思うんですが、J2でチャレンジできてきたということで大会を振り返ってトータルとしてはいかがでしたか?

「まあ、記者の皆さんから言わせればJ1クラスの選手がいるんだから、まあ当然だろうと。(対戦相手の)くじ運にも恵まれただろうと。まあ、全て、決して否定はしないですけど。それでも(J2)リーグ戦を戦いながら天皇杯も戦わなければならなかったので、実際はそこに敗れたJリーグのチームがたくさんあるわけで、我々はメンバーを全部入れ替えてでも勝ち上がってきたと。ただ、本当にこう終盤のほうに今年自分たちがやろうとしていたことがようやく形になってはきたんですけど、最後の最後で勝負を取れなかったと。自分たちが目指していることができるようになったんだけど、勝負を取れなかったと。僕は正直思うのはそれだけだと思うので。そこはひょっとしたら監督の力量かもしれませんし、自分自身がこれから突き詰めていけばいいだけのことですので。1年間本当にトータルして考えると、僕自身が引き受けたチームは昨年、J2で6位のチーム。どの数字を取ってもJ1に上がれる数字はなかった。ゴール数、失点数、ポゼッション率。でも、ある程度数字的にはJ1に到達できるぐらいの数字にはなってきたと思います。もちろんいい選手が来てくれたのも事実です。それをしっかりまた新しい監督さんがより高めてやれば、このチームは必ず来年J1に上がれると思いますし、J1に上がった時に今日の鹿島のように本当に勝負強くて、個人(のレベル)もワンランクさらに高くて、そういうチームに勝っていけるチームになってほしいと僕は思っています」

Q:最初におっしゃったとおり、これで千葉では最後になりましたが、1年間を振り返った時に今後監督を続けていかれるであろう木山監督にとって、監督ご自身が学んだことを聞かせていただきたい。

「1年が、シーズンがまるまる365日あればいいんですけど、シーズンは1年といっても結局、10ヶ月くらいしかないわけで、その中で監督の仕事というのはいろんな仕事があると思うんですよね。長い年月をかけてチームを熟成させることを要求されることもあるし、逆に今年の僕のように1年勝負で(J1に)上がることがマストという勝負もあるし。でも、やっぱりそのリクエストに応えられるのが監督の仕事だと思うので、そういう意味ではもしも次、1年勝負の仕事を引き受けるとすれば、今年の経験はまた大きく生きるでしょうし、ひょっとしたらより勝負に徹する試合もあるのかもしれないです。ただ、自分自身は作っていく作業が非常に好きですし、そういう仕事をしたという誇りもありますし。ちょっと答えに、いつもと同じようにならないかもしれないですけど。そういう勝負の厳しさというのは自分自身ももっと感じてやれる監督にならなければいけないのかなと。ひょっとしたら、それが自分の課題かもしれません」

以上
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