●安達亮監督（神戸）：

「皆さんお疲れ様です。
前半は雨が降っている中でもお互いにやりたいサッカーができた。後半に関しては、肉弾戦となった。天候の影響でピッチコンディションも悪く、ひたすら球際の勝負という試合だった。前半は、狙い通りの試合を進められたと思います。Ｆ東京はフェアで質の高いサッカーをしてくるので、それに対して守備的なゲームの入りをしました。前半のいい時間に、奥井がピッチがぬれていたから、すごくいいシュートを決めてくれた。結果、その点が決勝点になって勝点３を取ることができました。少し心配なのはけが人が出ていないかどうかが気になる。非常に激しい試合だったので、この後のリバウンドが出ないようにしたい。今日よりはいいゲームが見せられると思いますので、しっかりと調整してまた来週のゲームに臨みたいと思います」

Q：監督としては初勝利で、神戸にとっては３か月ぶりの勝利となりましたが？
「監督として初勝利に関しては特に感想はありません。コーチや以前代行をしていたときも同じ。過去の自分の仕事のときと同じ勝点３、１勝という印象。今日まで９試合勝ちがなかったので、少し気持ちが楽になりました。ただ、楽をしている状況ではないので、あと２試合勝って、とにかく（今日の３を含めて）勝点９を積み上げたいというのが今の目標です」

Q：雨という天候を想定したプランは用意していましたか？
「あそこまで雨が降って水たまりができてボールが進まないということは正直、考えていませんでした。試合前の雨の雰囲気、天気予報を見て、さらに午前中の神戸で残って練習しているところからコーチがあとで合流したときに『今日の雨はすごかったよ』という話をしていので、今日は来るかなと思って頭には入れていました。Ｆ東京は試合でピッチに水をまくことが多いので、今週は普段の練習でも水をまいてスリッピーな状況を作って多少の水対策はしていました」

Q：残り２試合の柏、広島戦で残留を達成するために最も必要なことは？
「クラブ全体に言っていることですが、西野さんが監督になって、あれだけすごい方が来てくれたので、どうしても西野さん頼りになってしまった半年間があった。でも、サッカーは１人ではできない。だからクラブ全体の力が必要で、サポーターにもお願いしました。力を貸してください、力を出してくださいと。監督は僕ですが、僕が何かできるわけではない。選手全員一人ひとりが自覚を持って自分の出来る最大限の力を出そうという話はしました。精神的な話ですが、まずはそこから入りました。あとはサッカーの方向性、やるサッカーのスタイルが全員同じ方向に向けるようにしないと。もちろん１１人いれば、１１人がやりたいサッカーがある。とにかくそれを割り切ってやる。勝つためにやることは細かいところでたくさんあるんですが、あと２試合あるので細かいところはあまり言えなくて申し訳ありませんが。そういうところを徹底してやるということです。ありがとうございました。風邪をひかないように」

以上